【連ドラ】 [編集]「連続で大量のドラゴンをバトルゾーンに出すデッキ」の略。 登場当初は、デッキの約半分がドラゴンという構成は「冗談のような構成」とさえ言われた。だがその後《竜星バルガライザー》や《超天星バルガライゾウ》のようなバルガの名を持つクリーチャーが充実して次第に環境内でも十分渡り合えるようなデッキに変化していった。大型のドラゴンクリーチャーが次々と並び、その豪快な能力で相手を圧倒していく様子は、当初からプレイヤーを魅了している。
構成(バルガ型) [編集]主要カード [編集]
その他ドラゴンを踏み倒すことができるドラゴン [編集]
マナブーストおよびコスト軽減 [編集]
これに加えて様々な強力なドラゴンを採用することができるが踏み倒し先のドラゴンは時期により異なるので、下記の変遷の節を参照。 主要なドラゴンを擁する火と、マナブーストを行う自然を中心に組まれる。赤緑でも十分だが、人によってはサイドカラーに別の色を採用する。 環境によっては、呪文を規制する《偽りの王 ナンバーナイン》や《光神龍スペル・デル・フィン》、相手のコマンドとドラゴンを封じる《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》、ドラゴン以外を封じる《龍世界 ドラゴ大王》などのロック能力持ちのドラゴンが採用されることがある。 戦い方 [編集]《メンデルスゾーン》などのマナブーストから素早く各種バルガに繋いでいく。 バルガを出したら積極的にビートし、ドラゴンを踏み倒していく。デッキの半分以上がドラゴンという構成が最も生きる瞬間である。もし《ボルシャックライシス・NEX》や《超天星バルガライゾウ》、《王・龍覇 グレンモルト「刃」》がめくれれば試合の形勢は一気にこちらに傾くだろう。殿堂入りして確率は落ちたが、《勝利宣言 鬼丸「覇」》が出ればほぼゲームセットである。 なお、《紅神龍バルガゲイザー》《竜星バルガライザー》《偽りの名 バルガ・ラゴン》が同時に並んでいる場合、能力の微妙な違いからバルガゲイザーから殴り始めるのが定石である。 赤単または赤緑で組まれる都合上手札が枯渇しやすく、山札の上のカードをそのまま投げつけるような戦い方になるが、マナがある程度たまった状態ならばさほど問題はない。 弱点 [編集]デッキ内のファッティ比率が異常に高いため、事故が起こりやすい。序盤にマナブーストかコスト軽減が引けないと何もできないまま殴り切られてしまうことも。 また、守りが手薄になりがちなため【速攻】、ビートダウンの相手は厳しい。エピソード2以降に登場した除去持ちやS・トリガーの登場である程度は改善されたが、それでも守りが薄いことには変わりがない。とはいえ、その辺りは構成色特有の問題でもあるが。 展開を各種バルガに依存しているため、《勝利のプリンプリン》《凍結の魔天ダイイング・メッセージ》《束縛の守護者ユッパール》などで動きを止められると一気にテンポをそがれてしまう。また、《早撃人形マグナム》などで踏み倒し手段自体を封じられると、除去がない限りデッキが機能不全に陥る。 手札が切れやすいために《魔天降臨》も刺さりやすいカードの一つである。 ハマればバトルゾーンを一気にドラゴンで埋め尽くせる爆発力はあるが、その強さは相手によってピーキーの、不安定なデッキと言える。良くも悪くも実に火文明らしくはあるが。 変遷 [編集]
闘魂編期(初期) [編集]《紅神龍バルガゲイザー》登場からしばらくが経過した頃のもの。 ドラゴンの攻撃時に小型除去を行う《無双竜機ドルザーク》は《電脳聖者タージマル》を除去出来る点が優秀であり、長期に渡って使われた。 転生編期 [編集]cip能力でマナゾーンからドラゴンを踏み倒す《超竜ヴァルキリアス》が登場。 《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》の登場により【転生サファイア】とのハイブリッドタイプが登場する。 不死鳥編期 [編集]DM-20にて《百発人形マグナム》という天敵が登場。しかし、この時点では《マグナム》が環境に登場することはなく、あまり気にする必要はなかった。 DMC-33の《フレイムバーン・ドラゴン》により、《コッコ・ルピア》からの3マナ→4マナの流れが確立された。超次元ゾーンという概念が生まれるまでは、一般的に使われた。 DM-22の強力なドラゴンを搭載した多種多様な連ドラが生まれる。 《光神龍セブンス》《聖霊龍騎アサイラム》などで防御力を上げた光連ドラ、《黒神龍グールジェネレイド》《ダーク・ルピア》などで破壊に強くなった闇連ドラなどである。 ドラゴンに非常に強固な除去耐性を与える《インフィニティ・ドラゴン》はそれまでの連ドラの動きを変える革新的な1枚だった。 スリリング・スリーで大量ブレイクできる《フレミングジェット・ドラゴン》が登場。 《翔竜提督ザークピッチ》の登場でハンデス耐性が向上、コントロールにも対抗できるように。 極神編期 [編集]スーパーデッキシリーズの第一弾としてDMC-36 「ヘヴン・オブ・ドラゴン」が登場し、デッキを作るのに必要なパーツが集めやすくなった。 《龍仙ロマネスク》を入れた【ロマネ連ドラ】が登場。 新たな戦力として《ボルシャック・大和・ドラゴン》や、手札補充またはマナブーストを行う《緑神龍バルガザルムス》を獲得。 後期では《インフィニティ・ドラゴン》と《超竜バジュラ》の殿堂入りによりやや弱体化する。 戦国編期 [編集]《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》で高速化させようとする試みがあったものの、クロスのタイミングが厳しかったり《ボルメテウス・武者・ドラゴン》の投入が困難だったりでメタに食い込むほどにはなっていない。 《インフィニティ・ドラゴン》の天敵となる《魔光帝フェルナンドVII世》や《威牙の幻ハンゾウ》が登場し、相対的に弱体化するも、《竜星バルガライザー》の登場で再び勢いを取り戻す。 《紅神龍バルガゲイザー》と合わせて8枚体制が可能となり、《パルピィ・ゴービー》《転生プログラム》を利用した【転生ライザー】が登場した。 神化編期 [編集]DMC-49 「フォース・オブ・ドラゴン」の発売以降、再びピックアップされるようになる。 《超天星バルガライゾウ》を利用した【バルガライゾウ連ドラ】や、《インフィニティ・刃隠・ドラゴン》と《魔龍バベルギヌス》を組み合わせドラゴン・コントロールのような動きをするなど、変則的な【連ドラ】が多数登場。 4マナ以下を出せなくする大型スピードアタッカーの《ボルシャック・クロス・NEX》も新たな戦力として活躍した。 覚醒編期 [編集]DM-38 「覚醒編 第3弾 超竜VS悪魔(エンジェリック・ウォーズ)」にて新たなドラゴンおよびサポートカードが登場。 《エコ・アイニー》は不確定ではあるが2→4→7の動きをもたらし、《コッコ・ルピア》に頼らなくても安定してドラゴンを召喚することが可能になった。 《超次元ストーム・ホール》と《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》を採用したサイキック連ドラも見られた。 後期には《転生プログラム》が規制され、【転生ライザー】は消滅した。 エピソード1期 [編集]ターン開始時に山札の上がドラゴンならコスト踏み倒しできる《竜のフレア・エッグ》が登場。 マッドネスである《永遠のリュウセイ・カイザー》が登場。ハンデス対策、制圧に守備から止めの一撃まで全て一体でこなす優秀なフィニッシャーである。 《ボルシャック・スーパーヒーロー》の登場により、ウィニーを一度に複数除去する手段を得た。 《ボルシャック・ギルクロス・NEX》によってある程度サイキック・クリーチャー主体のデッキに対抗できるようになった。 【Nエクス】、【ラムダビート】などビートダウンが台頭。また、サイキック・クリーチャーの対策も兼ねて《ドンドン吸い込むナウ》《スパイラル・ゲート》《魂と記憶の盾》などの軽量除去の採用率が向上した。環境は高速化し、除去も容易になったため、この時点での【連ドラ】は優秀とは言いがたく、ファンデッキ扱いになる。 エピソード2期 [編集]《鬼カイザー 「滅」》を始めとし、徹底的なサイキック・クリーチャーメタが数多く収録され、【連ドラ】の復権が期待された。 第3の《紅神龍バルガゲイザー》である《偽りの名 バルガ・ラゴン》が登場。 《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》が登場。ミラーマッチ対策になる上、ドラゴンであるフォーエバー・プリンセスが《インフィニティ・ドラゴン》の能力で山札から墓地に置かれる場合、ドラゴンを守りつつ墓地のカードを全て山札に戻せる。 マナコストが高いカードが大量に積まれる点から、ガチンコ・ジャッジとは非常に相性が良い。特に《勝利宣言 鬼丸「覇」》との相性は最高である。他には、アタックトリガーでガチンコ・ジャッジの勝利回数分シールドをブレイクする《R.S.F.K.》、ガチンコ・ジャッジに勝てば手札に戻るマナ加速呪文《ガチンコ・ルーレット》を獲得。 【連ドラ】専用のマナブースト呪文の《メンデルスゾーン》が登場。ただでさえ高いドラゴン比率を、更に高めても安定するようになった。デッキの8割がドラゴンでも機能するので、各種バルガや《超竜バジュラズテラ》、《偽りの王 ルードヴィヒ》、《インフィニティ・ドラゴン》や《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》などは大幅に強化されたと言える。ただし初登場時はビクトリーである《偽りの王 ルードヴィヒ》を当てなければ手に入らず、かつ1回につき1枚のみの入手しかできなかったため希少価値は高かった。が、後述のDMD-07を始め、その後は積極的な再録に恵まれた。 DMD-07にて優秀なパーツを大量獲得。ブーストしつつ6000火力を放つ《無双竜鬼ミツルギブースト》、マナゾーン版《紅神龍バルガゲイザー》と言える《母なる緑鬼龍ダイチノカイザー》、全体除去+ミラーマッチ対策となる《偽りの王 モーツァルト》、続くDMR-07ではアドバンテージの塊である《偽りの王 ヴィルヘルム》、待望のドラゴンをサポートするゼニスである《「戦慄」の頂 ベートーベン》など、【連ドラ】(+【ミラミス】)を後押しするカードが数多く収録される。 S・トリガーを持つ《王龍ショパン》や《黒神龍オドル・ニードル》が登場。S・トリガー呪文の代わりにドラゴンを入れられるようになった。オドル・ニードルは《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》と組むと強固なロックとなる。 ドラゴンをスピードアタッカー化する《ガイアール・アクセル》と《偽りの王 フォルテッシモ》が登場したが、スピードアタッカー化は《永遠のリュウセイ・カイザー》が優先される傾向にある。 天敵としては、《デュエマの鬼!キクチ師範代》、《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》が登場。前者は《無双竜鬼ミツルギブースト》で、後者は《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》、ドラゴンに依存しない確定除去で対処する他ない。
エピソード3期 [編集]アウトレイジとオラクルがメインということもあり、ドラゴンの数は非常に少なかった。 自然単色でコスト踏み倒しが可能な《ミステリー・キューブ》の登場。これにより、5マナ貯めてから、《ミステリー・キューブ》による大型ドラゴンのコスト踏み倒しを狙うデッキが急増。特に《超天星バルガライゾウ》を始めとした重量級ドラゴンの最速3ターン降臨が可能となった事は大きな衝撃をもたらし、さらに相手ターン中に《偽りの王 モーツァルト》がめくれればそのターンは凌げる、と言った強力なカウンター性能も併せ持つ点から、「キューブ連ドラ」という新たなタイプを確立するに至った。 ドラゴン・サーガ期 [編集]その名の通り、ドラゴン推しのエキスパンションということもあり、相性の良いカードは非常に多い。
またS・トリガードラゴンも多文明に登場し、その中でも《熱血龍 バトクロス・バトル》はバトルによって相手クリーチャーを破壊できるW・ブレイカー持ちのS・トリガー。 そしてここで連ドラの常識を変えるカードが登場。3D龍解である《爆熱剣 バトライ刃》/《爆熱天守 バトライ閣》/《爆熱DX バトライ武神》である。 しかし喜んでばかりもいられず、シリーズ最終盤に連ドラの大きな支えであった《ミステリー・キューブ》が殿堂入りに。 革命編期 [編集]《悪魔龍 ダークマスターズ》が登場し、今まで不自由だった手札破壊戦術を組み込むことができるようになった。 DMR-18発売と同時に《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》が解禁。 革命ファイナル期 [編集]ドラゴン・サーガに引き続き、革命ファイナルもドラゴン推しの弾であり、ドラゴン・サーガ期ほどではないものの相性のいいカードは多い。 新能力「革命チェンジ」が登場。 新たな戦力としては革命チェンジを持つ確定除去である《悪革の怨草士 デモンカヅラ》《龍の極限 ドギラゴールデン》、 また、多色のドラゴンも各文明に追加され、新たなS・トリガーを持つドラゴンの《青寂の精霊龍 カーネル》、革命チェンジで全体除去を放つ《百族の長 プチョヘンザ》、手札補充とコスト踏み倒しを同時に行う《水晶邪龍 デスティニア》、軽量版《龍仙ロマネスク》の《トップ・オブ・ロマネスク》等が登場。従来は赤緑や黒赤緑で組まれることがほとんどのデッキタイプだったが、これらの登場で4〜5色で【連ドラ】を組むことも可能になり、デッキ構築の幅が大いに広がった。 新章デュエル・マスターズ期 [編集]なんと背景ストーリーでドラゴンが絶滅してしまう。変わってドラゴンギルドが登場したものの、ドラゴンとしてのシナジーはやや薄め。当初は準バニラが多かったこともあり、ドラゴンデッキとしての【連ドラ】は不遇の時代だったと言える。《龍装者 レイバーン》のような手軽なS・トリガー持ちドラゴンが増えたのは朗報か。 《“龍装”チュリス》は《ドギラゴン剣》とのシナジーばかりが注目されたが、その他の革命チェンジ持ちとの相性も良好であり、【連ドラ】もその恩恵を受けたといえよう。 そんな中、環境で長年にわたって猛威をふるい続けた《爆熱剣 バトライ刃》と《超戦龍覇 モルト NEXT》がプレミアム殿堂超次元コンビに指定される。【モルト NEXT】は後に《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を獲得するまで環境から一歩引くこととなる。これに伴い、「ドラゴンを次々山札から踏み倒す」という【連ドラ】の古典的なギミックは環境では長らく見られなくなる。 双極篇期 [編集]ツインパクトが登場した。これにともない【連ドラ】の構築にかつてない大きな革命が起きた。呪文面がS・トリガーを持っていたり、あるいは安定性を増す初動を兼ねるカードが増えたことは、初動や防御に不安があるこのデッキにとっては大きな朗報であった。《龍装の調べ 初不/ホーリー・スパーク》や《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》のような堅実さや安定性を持ったカードを採用することが自然に可能になったのである。これにともない、「連ドラといえば火単色・守りが薄い」、という常識は覆されることとなる。初動の安定性と防御力を兼ね備えた白赤緑の【連ドラ】誕生である。 さらにDMEX-02にてドラゴンではないが《ミステリー・キューブ》の調整版を併せ持つ《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》が登場。一方赤単色の方面では、《竜星バルガライザー》がドラゴンギルドとなった《龍星装者 “B-我”ライザ》の登場にともない、ドラゴンだけでなくビートジョッキーもデッキに組み込むことできるようになった。(【“B-我”ライザ】) また、【連ドラ】はここでクロニクル・レガシー・デッキとして公式にフィーチャーされることとなる。しかしながらDMBD-05は赤単ではなく、ツインパクトの登場を機に本格的に組めるようになった白赤緑のデッキタイプであり、切り札である《無双龍幻バルガ・ド・ライバー》もやや地味なスペックであったことから賛否を呼んだ。 その後本家《ミステリー・キューブ》が殿堂解除されたものの、【連ドラ】の環境復帰は叶わなかった。 超天篇期 [編集]超GRが登場。ただし当初は関連カードが非ドラゴンばかりであり、このデッキには無縁の存在であった。 DMEX-06で《爆銀王剣 バトガイ刃斗》が登場し、【連ドラ】型の【モルト NEXT】が復活。 一方、DMRP-11期からは【“B-我”ライザ】が台頭するが、この頃になると【“B-我”ライザ】はシンパシーを活かす為に《龍星装者 “B-我”ライザ》を除いてドラゴンを一切採用しない型が主流化し、【連ドラ】とは別物のデッキになった。 その後《BAKUOOON・ミッツァイル》の台頭で両者とも環境から退くことになるが、結果として2020年1月1日の殿堂入りから逃れる事になった。 DMEX-06は当然本家連ドラにも影響を及ぼし、《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》、《爆裂遺跡シシオー・カイザー》といったS・トリガーやシノビである《轟牙忍 ハヤブサリュウ》などの優秀な龍が多数登場。同弾には入手困難であった《リュウセイ・ジ・アース》も再録されており、かなりおいしい弾となった。さらに翌月発売のDMBD-09では赤緑化した《レジェンド ドギラゴン》である《リュウセイ・天下五剣カイザー》、除去もできるS・トリガー龍《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》、枠を超えて使われる初動龍《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》の心強い新規龍に加え悪名高き《龍素記号Sr スペルサイクリカ》の再録と、正しくお祭り状態であった。 暫く超GRとは無縁であったが、DMRP-11にてなんとオレガ・オーラである《Code:1059》が登場。連ドラでも超GRゾーンへのアクセスが可能となったと同時に、史上初の非クリーチャーであるドラゴンが誕生してしまった。主力の踏み倒し手段や《メンデルスゾーン》にも対応した親切設計。 続けてDMEX-08 「謎のブラックボックスパック」では待望の超大型クリーチャー《ボルシャックライシス・NEX》が登場。 十王篇期 [編集]開幕から《勝熱英雄 モモキング》・《大樹王 ギガンディダノス》の大型新人を2体獲得。両者とも自身で早出し手段を持つ上、前者はスピードアタッカー・3打点・2回攻撃・擬似アンタッチャブル、後者は擬似オールハンデスとワールド・ブレイカーに加え、パワー50000・自身よりパワーの低い敵獣への攻撃抑制と新人でありながら期待値が大きい。 それ以降も多くのドラゴンが登場しており、特にDMEX-12はドラゴンを推した弾だけあって新規再録問わず大量のドラゴンを世に送り出した。 続けてDMBD-13、DMBD-14が発売し、大型サイキック・クリーチャーを呼ぶ《姫様宣言プリンプリン》、《爆熱剣 バトライ刃》他多種多様なドラグハートを扱う最終龍覇サイクルを獲得。特に《最終龍覇 グレンモルト》はSA持ち連ドラ起動役では最も低いコスト7であり、起動ターンを大きく早める事が可能に。その上除去耐性まで持ち合わせており、隙がない。また《最終龍覇 ボロフ》、《最終龍覇 ロージア》はS・トリガー持ちの起動役として活躍でき、前者はカード指定の墓地回収、後者はブロッカーまで兼ね備えている。《姫様宣言プリンプリン》も呼び出し範囲がコスト10以下かつ文明指定なしと異常に広い。特にこのデッキで一番実力を発揮できる《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》を無理なく採用可能とし、かつ見事に《ファイナル・ストーム 》の再評価に繋げている。 その後もパワー無限大かつコスト5以下のクリーチャー・呪文を封じる《∞龍 ゲンムエンペラー》、6コスト帯の新たなホープである《聖霊龍騎サンブレード・NEX》&《ボルシャック・サイバーエクス》、攻撃時とS・トリガーで全体3000火力の《鳳翔竜騎ソウルピアレイジ/高貴なる魂炎》、《ミステリー・キューブ》からのカウンター龍として強力な《断影龍 ユスティーツァ》・《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》、cip持ちを許さぬ《地封龍 ギャイア》など密かに強化され続けており、留まる事を知らない。 しかし上記《最終龍覇 グレンモルト》を初めとするDMBD-14産のドラグナー達が《爆熱剣 バトライ刃》と共に余りにも環境で大暴れしすぎてしまったためか、連ドラの中核を支えていた《爆熱剣 バトライ刃》が遂に殿堂入りへ追い込まれ、さらに裁定変更により「閣ループ」も不可能となってしまった。最も、これらの要素を抜きとしても《バトライ刃》は1枚でも十分活躍できるパワーがあるため致命的な痛手とはならないのは幸いであった。またこの殿堂移行に伴い《バトライ刃》弱体化に悲観する一方で、《超戦龍覇 モルト NEXT》とのプレミアム殿堂超次元コンビが解除。再び「バトライモルネク」が解禁された事に歓喜したプレイヤーも多い。 王来篇期 [編集]【連ドラ】の致命的なメタカードとなる新たな踏み倒しメタカードである《とこしえの超人》が登場。たった1コストで手札以外からカードを出せなくするため、通常の踏み倒しはおろかドラグハートを出す事さえも禁止するこのクリーチャーの登場はかなりの痛手。対策のため、低コストで《とこしえの超人》を始末できるカードを入れるか、諦めて《とこしえ》を利用してマナブーストを重ねるしかできなくなった。
とはいえ、デッキのパワー自体は健在。 DMEX-15で登場した《切札勝舞&ボルメテウス -決闘の物語-》は自分のドラゴン全てにS・トリガーを与えた上で攻撃時の自軍シールド追加&ブレイクによって盾からドラゴンを踏み倒す新たな連ドラ方式を生み出した。また同期の《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》は特に革命チェンジとのシナジーが取り沙汰されたが、単体で見ても破格のスペックであり、ドラゴン主体のデッキでは場所を問わず強力な防御札兼中継ぎ要員として広く活躍した。 DMEX-16でバルガ一族の新入りである《龍騎旋竜ボルシャック・バルガ》を新規獲得した後、DMBD-16の発売時期が到来。今回のテーマは《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》を主軸としたボルシャックデッキであり、当然連ドラにおいても新たな強化札の登場が期待された。そして期待通り、《龍の呼び声》を内蔵した最軽量アーマード・ドラゴンの《ボルシャック・栄光・ルピア》、対ウィニー戦のスーパーヒーローが新奥義を引っ提げて帰ってきた《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》を初めとした強力な新規を獲得。特にこの2体は連ドラ界に大きな革命をもたらし、《栄光ルピア》は《メンデルスゾーン》と併せて最速4ターン目に8コスト帯への到達を現実的に、《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》は僅か2コストで放てるカード指定除去に加え速攻対策と、デッキパワーを底上げしつつ不足していた部分を見事に補った。
DMEX-17には高コストのドラゴンのコストを下げ、速攻メタにもなる《流星のガイアッシュ・カイザー》やS・トリガーを封じる《超神龍バイラス・カースド》、コストの軽い《新爆竜 GENJI・XX》 2022年に入ると《“龍装”チュリス》の殿堂入りで弱体化した【白赤緑ドギラゴン閃】と【5色グレンモルト】を融合させた【白青赤緑ドラグナー】が誕生する。5色モルトの防御力とリースの爆発力を併せ持った強力なデッキとして一躍環境トップに躍り出た。 また、密かに強化を受けていた【カチュアイカズチ】が《蒼狼の王妃 イザナミテラス》の登場である程度の実用性を獲得、リモート大会で結果を残し界隈を大いに沸かせた。 DMEX-18では、《天龍神アークゼオス》、《地龍神バラフィオル》、《黒龍神モルナルク》、《炎龍神ヴォルジャアク》、《海龍神クリスド》ら五龍神が登場。いずれも【連ドラ】に強いシナジーを持ったカードではあるがあまり実用的とは言えず、これらを採用したデッキはファンデッキ程度に留まっている。 王来MAX期 [編集]新たな進化形態であるS-MAX進化、及び非クリーチャー型カードタイプ・タマシードが登場。 S-MAX進化は進化元を必要とせず登場できる新たな進化クリーチャーであり、さらに共通して敗北回避能力を併せ持つ。ただし自身の場に存在可能なのは1体のみという制約がある。 タマシードは「使用後も種族を持った進化元としてバトルゾーンに残る呪文」の様な感覚で使用できるカードであり、ドラゴンを種族に持つタマシードも多数登場。超天篇に輪をかけて非クリーチャー型ドラゴンに頼る機会が大幅に増える事となった。 無論通常のドラゴンも強力な新規を獲得。《禁断〜封印されしX〜》を利用して5コストで2ドロー&2ブーストと凄まじいアドバンテージを稼ぐ《インフェル星樹》や、スピードアタッカーを持つ上に状況次第ではバトルゾーンに残せる《熱血龍 バトクロス・ハンマー》が新たに登場。 さらに先述のタマシード登場に伴う裁定変更で、突如として《偽りの王 モーツァルト》が超絶強化。ドラゴンさえ持たなければ封印とその下に居るクリーチャー以外のあらゆるカードを消し飛ばす暴君へと変貌した。 タマシードはクリーチャーでも呪文でもないため、これまでほぼ無敵を誇っていた「VAN大王ナイン」ロックが遂に破られる時が来てしまった。しかしその反面、連ドラ側も《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》に対して詰みに陥る事態を回避する現実的な手段がようやく確立されたと言える。 そして終期、史上最大級の悲報が発表される。連ドラ界に革命を起こし、殿堂入りを受けてもなおその力で長らく象徴的な活躍を続けてきた《爆熱剣 バトライ刃》/《爆熱天守 バトライ閣》/《爆熱DX バトライ武神》が、2022年8月15日付でとうとうプレミアム殿堂に指定される事となった。当時猛威を奮っていた《邪帝斧 ボアロアックス》・《メガ・マナロック・ドラゴン》・《竜魔神王バルカディア・NEX》等並み居る候補を抑えてまさかのプレ殿決定に騒然となり、落胆の声が上がる事となった。
その他 [編集]
参考 [編集]
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