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友情地龍 ルピア・ターン UC 火/自然文明 (3) |
クリーチャー:ファイアー・バード/グリーン・コマンド・ドラゴン 4000 |
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから山札の上に置く。 |
DM23-BD4で登場したファイアー・バード/グリーン・コマンド・ドラゴン。
cipでタップインによる2マナブーストを行い、その後マナゾーンから1枚山札の上に置く。
マナブーストとマナ回収という汎用性の高い2種類の能力を持つことから、マナが伸びるコントロール全般に適性がある。
山札を介したマナ回収は即効性に欠けるが、返しのターンのハンデスで妨害されないというメリットにもなる。カード指定なので《ドラゴンズ・サイン》などの非クリーチャーを回収できる点も見逃せない。
種族もファイアー・バードにコマンド・ドラゴンと優秀で、種族デッキでの運用にも向く。DM23-BD4には《ボルシャック・ドラゴ大王》など山札からのコスト踏み倒しができるカードが多数収録されており、これでデッキトップを操作して好きなドラゴンを踏み倒す動きはデザイナーズコンボと見られる。
環境で確立された使い方としては、主に【モルトNEXT】で1・2ターン目に《王来英雄 モモキングRX》などの多色ドラゴンをチャージして3ターン目にこれで回収、4ターン目の安定着地を目指すというものがある。《モモキングRX》のデッキは《モモキングRX》を引けていないと始まらないがデッキの構造上必然的に多色だらけになりハンドキープに難があったところ、最序盤にキーカードをマナチャージするプランが許容されるようになった。
速度的に【黒緑アビス】のコスト2マナブースト→《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》という高速ピーピングハンデスに十分対抗できたのも大きい。
高パワーを活かした殴り返し要員としても早々に需要を得た。根本的にコスト3以下パワー4000以上というスペックはどのレギュレーションでも入れ得で、【青赤マジック】の3ターン目に《芸魔隠狐 カラクリバーシ》で1つだけシールドブレイクしてターンを終了するプレイングを牽制できた。
《カラクリバーシ》を殴り返せないかわりに《芸魔王将 カクメイジン》をブロックできる《Disコットン&Disケラサス》とは一見一長一短だが、その実【青赤マジック】は3ターン目と4ターン目でプレイできるドローソースの質に天と地の開きがあったため、《Disコットン&Disケラサス》では相手のリソースが伸びてからあっさり除去されてしまい代用になっていないことも多かった。
ドラゴンデッキで定番の《メンデルスゾーン》や《ボルシャック・栄光・ルピア》とも相性が良い。どちらも山札からのランダムマナブーストなのでキーカードが落ちてしまうとリカバリーが難しいという弱点があったが、《ルピア・ターン》を手札に抱えておけば掘った山札から好きなカードを回収できる引き換え券と化す。
汎用性の低いカードをマナ回収前提で枚数を散らして採用することも以前よりしやすくなっており、例えば刺さる対面と腐る対面で落差が激しい《アルカディアス・モモキング》を採用したい場合に、《ルピア・ターン》ありきで枚数を削るデッキビルディングはもはや定番である。
総じてあらゆる要素がドラゴンデッキと噛み合っており、DM23-BD4の新カードでは紛れもない最注目株である。
得られるアドバンテージだけ見たら《青銅の鎧》とほぼ同じにも拘わらず、無数の付加価値によってガチデッキに居場所を見つけている。
登場直後からドラゴンデッキの初動として活躍。《メンデルスゾーン》《ボルシャック・栄光・ルピア》とは併用が基本。スペースの奪い合いになった場合当初こそ真っ先に枚数が削られていたが、時間が経つにつれ逆に《栄光》を2枚程度に抑えた構築も登場した。
DM23-BD4・DM23-BD5・DM23-BD6・DM23-BD7期時点では《爆銀王剣 バトガイ刃斗》での捲りのサポートを兼ねたマナブースト手段として【モルトNEXT】に採用された。
DM23-EX3期には《革命の絆》とのセットは【モルトNEXT】において少なくない頻度で見る組み合わせとなった。
DM24-SD1・DM24-SD2・DM24-SP1期以降のオリジナルCSではドラゴン基盤の【赤緑モモキングRX】、【白赤緑モモキングRX】に2~4枚採用された。
遅くともDM24-RP1期には【5色蒼龍】に3枚程度入るケースも見られるようになった。
【青黒赤緑ドギラゴン超】でも特にコマンド基盤によく採用される。