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我我我ガイアール・ブランド KGM 火文明 (8) |
スター進化クリーチャー:ビートジョッキー/レッド・コマンド・ドラゴン/レクスターズ 9000 |
このクリーチャーを、コストを3少なくし、さらに、このターン、自分の他の火のクリーチャーを召喚していれば、追加で3少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンこのクリーチャーは可能なら攻撃し、その攻撃の後でこのクリーチャーを破壊する。 |
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる) |
W・ブレイカー |
このカードが離れた時、自分のクリーチャーをすべてアンタップし、このターンそれらに「スピードアタッカー」を与える。 |
《“罰怒”ブランド》 | マスターB・A・D。火のクリーチャーにスピードアタッカー付与 |
《BAKUOOON <5000GT.Star>》 | ビートジョッキーorレクスターズが3体いれば1コスト。 cipで効果バトル、勝つたび2ドロー |
《“逆悪襲”ブランド》 | G・G・Gで1コスト召喚 |
《BAKUOOON・ミッツァイル》※ | GRクリーチャー展開のサブプラン |
《ボルシャック・フォース・ドラゴン》 | タマシード/クリーチャー。cipで4000火力。 攻撃時、他の味方にPA+6000とパワード・ブレイカーとSAを付与 |
《烈火大聖 ソンクン》 | 自軍に効果ブレイクのpigを付与 |
《弾丸超邪 クロスファイア》 | G・ゼロスピードアタッカー2打点 擬似マナ武装でのスピードアタッカー付与 |
《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》 | スピードアタッカー 。ハイパーエナジーによる軽減効果持ちで耐性もあり攻撃時に一体起こし1点打点増強するので4ターンキルを狙う場合は採用の余地もありか。 |
《バルバルバルチュー》 | シールド回収 |
《ドドド・ドーピードープ》 | 火の定番無条件2打点GR |
《ブルンランブル》 | ほぼ無条件の疑似2000火力 |
《ソニーソニック》 | 自前でスピードアタッカーを持つ |
《“魔神轟怒”ブランド》 | 過剰打点生成機 |
《ロッキーロック》 | 超GR圧縮 |
ただ単にワンショットするだけなら、16枚積みがデフォルトとなる1コストクリーチャーを2体or3体、12枚積みが1つの目安となる2コストクリーチャー0体or1体、《我我我ガイアール・ブランド》1体だけ引いておけば十分。これだけ要求値が低いのが強さの秘訣である。
安定4ターンキルプランの場合、《我我我ガイアール・ブランド》でのアンタップ込みで10打点を超える打点を生み出すことが容易。その打点形成能力は「【赤単速攻】で出てはいけない打点」と評される。
出すことが《龍装者 バルチュリス》以外基本的に全て召喚扱いと言っても良いため、《異端流し オニカマス》にも耐性がある。
たとえフィニッシャー格のクリーチャーを《奇石 ミクセル》方式のコスト踏み倒しメタに封殺されても、大量投入した1コストクリーチャーを並べて強引にワンショットに持ち込むことが可能。
1枚の単体除去S・トリガー程度なら受けたとしてもワンショットがそのまま成立することがざら。《“罰怒”ブランド》と《我我我ガイアール・ブランド》を同時に並べることができれば猶更である。《一番隊 チュチュリス》を2ターン目に立てればそれが3ターン目に実現可能である。
溜める動きが強力で、あらゆる速度のデッキに対して溜める動きを調節することで対応可能。
シールド0枚のタイミングで《我我我ガイアール・ブランド》を攻撃させると、シールド0枚からの防御札を相手が握っている場合を考えた場合、アンタップ能力による恩恵を最大化できる。言い換えると、《ボルシャック・ドギラゴン》等の革命0トリガーには滅法強い。ただしそれはオリジナルでの話で、アドバンスでは封印外しすることでの禁断解放により何体並べても根こそぎ封印されるリスクがある。
ワンショットに失敗してもメタクリーチャーが生き残っていれば返しのターンに致命傷を受けにくい。
G・ストライクには弱い。《我我我ガイアール・ブランド》の耐性、アンタップクリーチャー生成をもってしても確実に止められてしまう。
《“罰怒”ブランド》の場合、オリジナルでも通常は3ターン目までに6打点程度しか並ばない。アドバンスでも、1ターン目に《凶戦士ブレイズ・クロー》を立て、2ターン目にシールド回収付き2コスト初動を召喚し、3ターン目に《GIRIGIRI・チクタック》で《“魔神轟怒”ブランド》を捲った場合であっても、2ターン目の《凶戦士ブレイズ・クロー》のブレイク込みで8打点にしかならない。G・ストライクを始めとする防御札に脆いのもあり、無理に早期ワンショットにこだわるのはゲームの長期化を自ら招くため危険。どれだけ打点を溜める猶予があるか、予めどこまでなら事前にブレイクを入れても危険ではないか、妥協点を見つけるのが重要。
《テック団の波壊Go!》は天敵。1コストクリーチャーに依存した構築の場合、常在型能力でスピードアタッカーを付与できる《“罰怒”ブランド》でなければ立て直しが困難。《我我我ガイアール・ブランド》のスピードアタッカー付与はこのカードがバトルゾーンから離れたターン限定のためである。それ以上に《聖魔連結王 ドルファディロム》が脅威であり、《テック団の波壊Go!》と異なり6コスト以上のクリーチャーも除去され、しかもバウンスではなく破壊であるため、出されたら負けに等しい。そちらを出される前に殴り切るのが鉄則である。
手札補充系のクリーチャーを初手で引かないと事故が起こったり簡単に息切れしたりする。フィニッシュに必要な手札を確保することが難しい場合、時にはマナチャージをパスしてでも手札を確保するのが吉。
コスト軽減利用型の場合、コスト軽減持ちが無いと若干動きづらい。
耐久系デッキ、カウンター系デッキ全般が苦手。多少の運には左右されるが、【青黒赤緑邪王門】対面の場合4体程度でのワンショットなら返される可能性が非常に高い。
【5色コントロール】系統に対しては溜めるプレイングをするとまず負けに繋がる。というのも、貯めている間にコスト踏み倒し系呪文での呼び出し先が用意されるためである。《ナウ・オア・ネバー》からの《天命龍装 ホーリーエンド》呼び出しによる損害もターン数が立つほど大きくなるため、そういう意味でも【5色コントロール】系統との対面で貯めてはいけない。
デッキ成立から早々にアドバンス・オリジナル両環境に進出。以降、あらゆるデッキは【我我我ブランド】に対する勝率とそれ以外のデッキに対する勝率をトレードオフの存在として考える必要に追われた。
DMRP-18期開始からすぐに1コストウィニーを16枚も積み、《斬斬人形コダマンマ》、《花美師ハナコ》を合計7枚以上積んだ型もそれなりに入賞している。《デュアルショック・ドラゴン》型も珍しくない。
《一番隊 チュチュリス》存在下で《ダチッコ・チュリス》やGR召喚付き軽量ビートジョッキーを展開して《我我我ガイアール・ブランド》への着地に繋げ、そのままワンショットを行うというプランがメインの1つ。
DMRP-18期当初、《奇石 ミクセル》対策であり《霊峰 メテオザ-1》よりも範囲が広く汎用性が高い《ナグナグ・チュリス》、速攻対策の《こたつむり》、《爆殺!! 覇悪怒楽苦》を採用した型も見られた。主に【赤白ドギラゴン閃】を意識した調整と見られる。
アドバンスより盤面の取り合いが激しいオリジナルでは、パワーと、状況次第ではコストも問わない除去を持つ《“罰星怒”ブランド》を採用した型が目立った。
《ハエタタ・チュリス》を《希望のジョー星》対策に入れる場合もあるが、《我我我ガイアール・ブランド》のレクスターズ指定進化までは《希望のジョー星》で無効化されない上に、1コストクリーチャーを並べて突破するプランも取れるため依存度は低く、入れて2枚の構築がメイン。
《我我我ガイアール・ブランド》と同時登場の《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》に関しては、メタ張りよりも速度が重要なので、最初は採用はマチマチであった。それでも、《一撃奪取 トップギア》、《無重力 ナイン》と合わせたアウトレイジシナジー型も当初から結果を残していた。DMEX-16期になるとほぼ確定レベルで投入されるようになった。
因みにGR召喚利用型は、《とこしえの超人》に弱いため当初かなり低調であったが、そちらが対策されすぎて数を減らすとDMEX-17期開始直前辺りから《GIRIGIRI・チクタック》型が増加した。
DMSP-04期のオリジナル環境では《龍星装者 “B-我”ライザ》を採用しつつ【我我我ブランド】基盤を維持した型がチャンピオンシップ準優勝を果たしている。
2021年8月下旬のアドバンスのチャンピオンシップでは、《ニクジール・ブッシャー》のノーコスト召喚で《我我我ガイアール・ブランド》着地を狙い、3ターン目に残った《ニクジール・ブッシャー》と、《新導バット》か《カーメルイス》、この2体でダイレクトアタックまで持っていく方が3位入賞を果たした。同時期の非公式対戦ツール環境では、【青赤緑ドギラゴン閃】や【白青赤鬼羅.Star】の増加により3ターンキルが通りやすくなり、相対数が激増した。
DMRP-19で《斬斬人形コダマンマ GS》を獲得。《カンゴク入道》と合わせて総攻撃の前に3枚程度ごっそりシールド回収して手札補充してから、4ターン目に《我我我ガイアール・ブランド》と《“罰怒”ブランド》の2体を並べて多少の除去カウンター札ではぐらつかないような布陣でワンショットするプレイングが流行。
永らく5枚目以降のフィニッシャーとして《“罰怒”ブランド》が使われたが、《“逆悪襲”ブランド》が登場した辺りから立場が揺らぎ、遅くともDMRP-20期になるとこのクリーチャーの代わりにサブフィニッシャーとして《“逆悪襲”ブランド》を使い、《“罰怒”ブランド》を不採用とする構築がざらになった。
DMBD-18終期に【グルメ墓地ソース】が流行すると、そちらには《破壊者 シュトルム》、《SMAPON》、《撃髄医 スパイナー》などの【我我我ブランド】対策となる防御札が満載のため、急に明確な不利対面が1つ追加されたと言える。また、あまりにこのデッキが増えたため、【青黒退化】が《秩序の意志》で《我我我ガイアール・ブランド》を包囲するようになった。
この頃では《希望のジョー星》でほぼ腐り、単体では役に立ちにくい上に《我我我ガイアール・ブランド》より打点を用意しづらくG・ストライクに脆弱な《“罰怒”ブランド》を2枚に抑えた構築が目立つようになった。ただしそれはオリジナルでの話であり、アドバンスではGR召喚で打点形成には困らないため、圧倒的に《“逆悪襲”ブランド》よりも採用率が高い。
その後、2022年に《ジョー星》が殿堂入りすると、オリジナルでも《罰怒》の採用率が回復した。
2022年1月中旬のオリジナルのチャンピオンシップでは《ニクジール・ブッシャー》で《“逆悪襲”ブランド》の早期着地を狙う型が優勝を記録した。
DMEX-18期のオリジナルでは《二刀流Re:トレーニング》や《カダブランプー》で打点補強しつつ、最後に《龍装者 バルチュリス》から《シン・ガイギンガ》に革命チェンジして詰める変則の型が3位入賞を果たした。この頃には引いた者勝ちの妨害手段である《ドリル・スコール》を搭載した型が標準仕様化。
『全国大会2019』日本一決定戦ではオリジナルでベスト8圏外と、事前予想ほどの結果を得られなかった。多くの参加者がこのデッキへの対策として防御札や除去札を増やし、速度と安定感で遜色のない【JO退化】が大会に多かったためと見られる。この大会で《爆鏡 チッタ》が使われたことを機に《ブルース・ガー》を《爆鏡 チッタ》に入れ替える構築が目立つように。
『DMGP2022』Day2(オリジナル)では、【5色ザーディクリカ】や【青黒赤緑邪王門】などの受けの強いデッキが跋扈し、【青黒緑ゼーロベン】に速度と突破力を兼ねるデッキとしては立場を奪われ、【青黒緑ハンデス有象夢造】のようにコスト踏み倒しメタの復帰力がウリのデッキも台頭したため、ベスト16に1人も残らず、事前評価ほどの実績を残せなかった。ベスト128にも予選突破デッキ中8位タイの5人(同率に【星雲人シヴァンリンネ】、【キリコチェイングラスパー】、【無色ジョーカーズ】がランクイン)しか残らなかった[1]。
DM22-RP1発売から約1ヶ月が経過すると、《龍装者 バルチュリス》を2、3枚入れた型が流行。《こたつむり》から《ボルシャック・フォース・ドラゴン》に総入れ替えした型が増え、スピードアタッカーの通りが良くなったのがその要因の1つ。
DM22-RP2発売直後のオリジナルでは、1コストクリーチャー18枚、《カンゴク入道》と《斬斬人形コダマンマ GS》、《一番隊 チュチュリス》各4枚、《“轟轟轟”ブランド》と《“逆悪襲”ブランド》各1枚投入で、勿論《我我我ガイアール・ブランド》と《“罰怒”ブランド》フル投入のフルパワー構築がチャンピオンシップ3位入賞を果たした。
2023年1月下旬には、《ダチッコ・チュリス》、《パイセン・チュリス》、《烈火大聖 ソンクン》を採用し、【“B-我”ライザ】から《龍星装者 “B-我”ライザ》本体を抜いたような型が同じチャンピオンシップで優勝と準優勝を勝ち取った。【我我我ブランド】はメタられ過ぎて常に溜めるプランを実行するつもりでなければならなくなったため、赤単の主流が過剰打点で押せる【“B-我”ライザ】に先祖返りした訳だが、基盤が優秀なので【我我我ブランド】として組んだら活躍できたという訳である。2月に入ると《パイセン・チュリス》軸のビートジョッキー基盤型が主流化し、1コストウィニー基盤型は減っていった。
【絶望神サガループ】が発祥すると相手をメタカードで縛りながらコンボ始動前に3ターンキルを現実的に実現できるデッキとして注目を浴びた。デッキ成立当初環境のバランスブレイカーであったはずが、この頃になると環境の調整役となっていた。
『DMGP2022』成績上位者とDMPランキング2022年下期上位者合計32人を対象とした「DM最強位決定戦」(アドバンス&オリジナル)では優勝者が使用。《コッコ・武・ルピア》を4体採用するなど露骨に【絶望神サガループ】にメタを張っていた。予選ではオリジナルのデッキとして使用率4位タイとなる参加者31人中3人が使用。
【絶望神サガループ】登場を機に《U・S・A・BRELLA》型も見られるようになった。《パイセン・チュリス》や《烈火大聖 ソンクン》を採用した型も需要がある。《烈火大聖 ソンクン》は4コストであり《「敬虔なる警官」》による除去・召喚ロックの範囲外であるのが偉い。DM23-SD1・DM23-SD2発売1週間前には、しばらく下火になっていた《ボルシャック・フォース・ドラゴン》が盛り返した。総じて、【絶望神サガループ】登場以降はメタカードを重視した後ろ寄せの構築が多くなった。
『DMGP2023-1st』Day1(アドバンス)では予選通過者128人中1人使用と予選実績に恵まれなかった。強化を受けた【レッドゾーン】や元々速度とある程度の詰め性能を兼ね備えた【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】に高速デッキとしてのシェアを奪われ、後ろ寄せの【絶望神サガループ】には対処されたものと見られる。
一方のDay2(オリジナル)では予選通過者128人中18名使用と使用率1位を記録。ベスト8に2名残り、最終的に優勝を成し遂げるという華々しい実績を飾った。
優勝者のレシピは《凶戦士ブレイズ・クロー》や《グレイト“S-駆”》を採用しない、《U・S・A・BRELLA》で【絶望神サガループ】を牽制しながら溜める動きに寄せたビートジョッキーリソース型であった。
決勝戦は1本目、2本目共に圧勝で、特に2本目は2ターン目の《一番隊 チュチュリス》→3ターン目の《ダチッコ・チュリス》→《U・S・A・BRELLA》→《我我我ガイアール・ブランド》という優秀な手札以外メタ込みの高出力ワンショットであった。
この大会の時点では《凶戦士ブレイズ・クロー》や《グレイト“S-駆”》をカットして1コストを12枚程度に抑えた《ボルシャック・フォース・ドラゴン》型が主流化。極論高コストフィニッシャーが必要ない上に後付けで味方にスピードアタッカーを与えるため、《キャディ・ビートル》、《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》、《その子供、可憐につき》に屈しにくい。この《ボルシャック・フォース・ドラゴン》は大会環境上存在するデッキの内【青黒赤緑邪王門】以外五分以上であった。一見すると最速4ターンキルにしかならない《ボルシャック・フォース・ドラゴン》は弱そうだが、4000火力が諸々のメタカードや《極楽鳥》、小型ブロッカーや【我我我ブランド】同型のウィニーに悉く刺さった。また、この《ボルシャック・フォース・ドラゴン》プランの場合、《ボルシャック・フォース・ドラゴン》以外の要求値が事実上ないのが利点。《凶戦士ブレイズ・クロー》については3ターンキルの必要性が環境上薄くなり、【我我我ブランド】ミラーマッチが増えてごり押しにより手札を与えるリスクの方が大きくなったのが使われなくなった要因である。【オービーメイカー】系統などにおいて先置きの《とこしえの超人》で殴り返されるパターンでも弱みが目立つ。《ボルシャック・フォース・ドラゴン》型におけるこのような形での1体損失は通常の型においてよりも深刻である。《凶戦士ブレイズ・クロー》は3ターンキルできれば非常に強いがそうでない時のリスクが、特にミラーマッチにおいて大きいのである。
3ターンキル必須であった【グルメ墓地ソース】や【JO退化】、【青タッチ黒魔導具スコーラー】の現役時代と異なり【絶望神サガループ】にはメタカードを宛がえば良く、他のデッキは【絶望神サガループ】対策を積んだ後ろ寄せ構築となっていたため、環境的に4ターンキルで十分であった。
DM23-RP1発売直後、オリジナルで《一番隊 チュチュリス》不採用でコスト軽減を《ダチッコ・チュリス》に一任した型が流行。
『超CSV in 新潟』(オリジナル)では予選通過128人中4人が使用の使用率8位と予選実績自体は振るわなかったが、本戦では3位入賞している。そちらは《烈火大聖 ソンクン》や《U・S・A・BRELLA》を採用した、相変わらずの後ろ寄せ構築であった。
とはいえDM23-RP2最終週末辺りからは、メタカードの枠8枚分を削った分《襲撃者 「鎧」ドライブ》と《龍装者 バルチュリス》を入れたフルパワー型が台頭している。オリジナル環境のコスト踏み倒しメタの主流が《とこしえの超人》、《若き大長老 アプル》の2トップとなっており、それらがデッキ単位で無効なのが大きい。
『超CSV in 大阪』(オリジナル)では予選通過128人中2人使用と予選実績10位タイを記録(このデッキを含めて同率に5デッキ)。
【絶望神サガループ】が消滅すると、《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》と《U・S・A・BRELLA》の採用率が瞬く間に激減。【絶望神サガループ】消滅直後には1コストウィニー20枚を採用で《カンゴク入道》不採用の、《襲撃者 「鎧」ドライブ》と《“逆悪襲”ブランド》に寄せた型がオリジナルのチャンピオンシップで優勝を果たした。また、《レクタ・アイニー》+《ボルシャック・フォース・ドラゴン》型の入賞も目立ち、中には基盤を【我我我ブランド】のものに維持しつつ《龍星装者 “B-我”ライザ》を出張させた型も結果を出した。【絶望神サガループ】の現役時代にメタカード投入を強いられた反動からか全体的にフルパワー構築が主流化し、メタカードは精々ミラーマッチ対策の《こたつむり》が採用されるぐらいなものであった。
ただ、8月4週の時点では【絶望神サガループ】消滅の影響で多くのデッキがビートダウン対策を搭載できるようになっていたことから勝率が不安定化し、環境上位に食い込めずにいる。
10月上旬には《ブランド-MAX》から《キャンベロ <レッゾ.Star>》に侵略するプランを盛り込んだ型がオリジナルで4位入賞。
DMGP2023-2ndでは予選通過128人中使用者は3人以下と推定され、ほぼ全滅と言える結果となった。やはり【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が《同期の妖精/ド浮きの動悸》と《アーテル・ゴルギーニ》を獲得し、そちらへの勝率が劇的に悪化したのが大きいだろう。
DM23-EX2期でも【白緑巨大天門】や【ムルザミ天門】、【白青黒天門】を始めとした【ヘブンズ・ゲート】が勢いを持っているため不遇な立ち位置。そんな中でも《滅亡の起源 零無》を採用し、《手札の儀》で展開力を増強する型が結果を残した。1コストウィニーと《龍装者 バルチュリス》を使えば、先攻なら最速2ターン目に4体のクリーチャーを出した上で《手札の儀》を達成できる。
2023年12月に入った辺りから往時ほど【ヘブンズ・ゲート】系統が見られないことからある程度入賞数が回復。【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】に往時ほど《秩序の意志》や《キャディ・ビートル》のような露骨なメタ札が入らないのも大きい。
2024年1月中旬時点では、主流の型があるとすれば《ボルシャック・フォース・ドラゴン》が比較的目立っているぐらいか。
DM23-BD4・DM23-BD5・DM23-BD6・DM23-BD7期時点では、溜める動きを取ると同じく3ターンキルができる【青赤マジック】の劣化になりかねないということで、2ターン目からビートダウンする前のめりな型の相対数も多くなった。
ただ、この頃になると環境に跋扈している《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》や《秩序の意志》、G・ストライクが重く、3ターンキルの再現性では【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】に劣るということで、環境からはほぼ全滅と言うべき状況となっている。【絶望神サガループ】の消滅以降受け札が機能する環境となり、それがそのままこのデッキに刺さっている面もある。《飛翔龍 5000VT》などの全体除去のインフレ、《キャディ・ビートル》の普及もある。
それでも、『超CSⅥ in群馬』ベスト128進出者の中に2人残っているのは流石と言うべきか。
DM24-SD1発売日に開催された参加者79人のオリジナルのチャンピオンシップでDM24-SD1無改造が準優勝している。
DM24-RP1期時点では、コスト軽減メタが増えた影響でそれに影響されずに勝ちにいける《ボルシャック・フォース・ドラゴン》型が、強いて言えば主流となっていると言えるぐらいである。
DM24-RP2で《ケンスケのツールボックス》を獲得。実際は使いやすくない火力はあまり重視せず、リソース確保手段としてはアドバンテージを稼ぎやすいが融通が利きづらい《カンゴク入道》に取って代わる単純なシールド回収として、《カンゴク入道》と総入れ替えするケースが見られた。火力に関しては、中速ビートダウンデッキ系統の初動クリーチャーを焼けるなど完全に無駄になるわけではない。また、初手で《ブレイズ・ハイパー・クロー》を引っ張り込めればの話になるが、そちらのハイパー化コストにすることで最速で先攻3ターン目に火力を使える。
一方で《ブレイズ・ハイパー・クロー》は元々無くとも困らない上に攻撃制限解除の条件が前のめりプランにおいては厳しいため少なくともDM24-RP2時点では採用が低調だが、《“逆悪襲”ブランド》プランに寄せるならあるいはといったところ。
DM24-RP2発売日のオリジナルでは、《JK軍曹チョキパン》と《襲撃者 「鎧」ドライブ》各4枚採用としつつ、これを4枚積みした上で《“罰怒”ブランド》の採用を見送った前のめり型が126人参加のチャンピオンシップを優勝している。
DM24-RP3発売日のオリジナルでは、《JK軍曹チョキパン》と《襲撃者 「鎧」ドライブ》各4枚採用としつつ、《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》を【ヘブンズ・ゲート】対策として3枚積みした型が64人参加のチャンピオンシップで4位入賞。
『DMGP2024-2nd』ではDay1でベスト128入賞数なし、Day2で推定1人以下と、ほぼ全滅という状況となった。