【連ドラグナー】 [編集]

DMBD-14で環境に台頭したデッキの総称。《爆熱剣 バトライ刃》/《爆熱天守 バトライ閣》/《爆熱DX バトライ武神》とドラグナーを使って、ドラゴンと(ヒューマノイドの種族を併せ持った)ドラグナーを踏み倒していくデッキタイプ。

爆熱剣 バトライ刃 VIC 火文明 (3)
ドラグハート・ウエポン
これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化でないドラゴンか進化でないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら山札の一番下に置く。
これを装備したクリーチャーは攻撃されない。
龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、ドラゴンをバトルゾーンに出していれば、このドラグハートをフォートレス側に裏返してもよい。
※殿堂入り
爆熱天守 バトライ閣 VIC 火文明 (5)
ドラグハート・フォートレス
自分の火のドラゴンまたは火のヒューマノイドが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化ではないドラゴンまたは進化ではないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。
龍解:自分のターン中、ドラゴンをバトルゾーンに出した時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。
※殿堂入り
爆熱DX バトライ武神 VIC 火文明 (8)
ドラグハート・クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 12000
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中の進化ではないドラゴンと進化ではないヒューマノイドをすべてバトルゾーンに出す。こうして見せたカードが3枚ともドラゴンであれば、そのターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。その後、残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に戻す。
T・ブレイカー
龍回避-このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。
※殿堂入り
爆龍覇 ヒビキ P 火文明 (4)
クリーチャー:ヒューマノイド爆/ドラグナー 2000
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト3以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。(このクリーチャーに装備する)

主なデッキタイプ [編集]

環境において [編集]

DMBD-14発売直後は、白黒赤の3色をメインに据えた【白黒赤ドラグナー】が主流であった。当時は、2ターン目から《ヘブンズ・フォース》から《爆龍覇 ヒビキ》を踏み倒して《爆熱剣 バトライ刃》装備し、ドラグナードラゴンを展開していくデッキタイプが主流で、【連ドラグナー】はすぐさま環境トップに君臨した。
当時《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》2枚を侵略させれば、ドラグハートを一気に4枚展開する程度は日常茶飯事であった。そうして《始まりの龍装具 ビギニング・スタート》2枚を《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》に龍解させれば、3ターン目に《最終龍覇 グレンモルト》をコスト軽減で召喚してそのまま圧殺することも容易であった。
厄介なことに当時はG・ストライクも存在せず現代のように有効防御札がメインデッキの4割かそれを超えるデッキなど珍しかったため、余程受けに特化したデッキでもない限り一度着地した軍勢による攻撃を捌ききることが困難であった。

さらにDMRP-15発売以降は、《勇者の1号 ハムカツマン蒼》《∞龍 ゲンムエンペラー》《ニコル・ボーラス》という別の色を入れた型が主流になり、その強さに磨きがかかり、さらに環境を席巻。《勇者の1号 ハムカツマン蒼》山札操作でそうした大型ドラゴンを確実に踏み倒せば、【連ドラグナー】のミラーマッチでもほぼ完封できるようになる。最速先攻2ターン目に、そうした動きに対応できるデッキが存在しないことが問題視された。《龍仙ロマネスク》《トップ・オブ・ロマネスク》をコスト踏み倒しして増えたマナ素出しフシギバースのプランに繋げるというコスト踏み倒しメタに強い型も一定数見られた。

ところが、その最速2ターンの動きができる確率はかなり低いものであり、3ターンですら厳しいというそこそこの事故率を有するデッキであったため、事故の合間を縫って、【青黒緑デッドダムド】【BUNBUN・ヴァイカー】【バーンメアジョーカーズ】といった他のデッキに敗れていく事態が散見され、使用率と勝率が右肩下がりになっていった。
実際、CSの10月の優勝率は3割以下であった。
所謂【ハムカツドラグナー】も多色比率がメインデッキの6割近く、《希望のジョー星》に無力、なんなら当時【ギャラクシールド】系統で流行していた《洗脳センノー》1体で詰むなど、余りにもメタに弱かった。

10月中旬からは、《龍世界 〜龍の降臨する地〜》を投入し、閣ループを狙った【白青赤ドラグナー】が使われるようになり、【白黒赤ドラグナー】を抑えての環境トップとなった。
【白黒赤ドラグナー】と異なり、《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》が引けなくとも火力が十分足りるのが長所である。
「閣ループ」が使えた頃は、《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》あたりで無限に「閣ループ」を行い、《不敗のダイハード・リュウセイ》で詰める型が流行した。肝要となる《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》《希望のジョー星》による脱色の影響を受けない革命チェンジ元と来ている。
《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》で対【カリヤドネループ】の勝率を上げた型や3ターン目《爆熱DX バトライ武神》を安定させるために《“龍装”チュリス》を採用した型も見られた。

DMEX-13期には《ロジック・サークル》を4枚投入して《ヘブンズ・フォース》での遂行に特化した白赤構築が上位入賞を果たした。丁度この頃、《∞龍 ゲンムエンペラー》ディスカードコストにする《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》型が環境に姿を現した。《爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》を主軸とした【赤白カメカメン】折衷型まで入賞が報告された。

DMBD-15期には、【白青赤ドラグナー】《ブレイン・ストーム》を投入した型が実績を残すようになった。

3、4ターン目に強力な大型ドラゴンが君臨するような理不尽はとても許されたものではなく、2020年12月18日付で《ヘブンズ・フォース》プレミアム殿堂《爆熱剣 バトライ刃》殿堂入りとなった。

2020年12月18日殿堂レギュレーション改訂を経て《ヘブンズ・フォース》を失ったが、【白青赤ドラグナー】《「時空さえも突き抜けろ!」》リペアパーツに取り入れて生き残りに成功した。

そして、あらかじめ《ヘブンズ・フォース》規制を見越して考案されていた【白赤緑ドラグナー】【白青赤ドラグナー】を抑えてチャンピオンシップで優勝を果たした。

2022年8月15日の殿堂レギュレーション改訂によってキーカードであった《爆熱剣 バトライ刃》がプレミアム殿堂入りしたため、このデッキタイプは消滅した。

2025年8月12日の殿堂レギュレーション改訂によって《爆熱剣 バトライ刃》が殿堂入りに戻ってきた。

参考 [編集]