《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》 [編集]

ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン SR 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000
W・ブレイカー
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに墓地に置く。

DM-06で登場したアーマード・ドラゴン

シールド焼却の元祖であり、ボルメテウスの元祖であり、【ボルメテウスコントロール】の元祖と、色んな意味で始まりのドラゴン。

初登場時は、シールド焼却がこのクリーチャーの唯一無二の能力であり、デュエマの醍醐味の1つであるS・トリガーによる逆転すら許さない無情にも感じられるその能力は、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。

カード中トップクラスの知名度と人気を誇り、デュエル・マスターズのシンボル的ドラゴンのひとつ。漫画や雑誌で新たな目玉カードとして積極的にフィーチャーされ、斬新で強力な能力も相まってスターカードとなっていった。闘魂編のCMでもタカラのロゴで火を噴くシーンがあるなど代表格的なクリーチャーとして扱われていた。
現在も未だ根強い愛好家が存在している。DMC-36発売まで再録が少なく、シングルカード市場で高価だった。

現在は環境の高速化インフレによって、スピードアタッカー除去能力も持たないこのクリーチャーに活躍の場所はないが、それでも何回も再録されたり、派生カードも多数登場するなどして、その知名度が陰りを見せることはない。

ルール [編集]

環境において [編集]

闘魂編環境以降、【化身コン】【ターボメビウス】【ボルメテウスコントロール】などコントロールデッキドラゴンデッキフィニッシャーとして活躍した。特に転生編環境【除去ボルバル】ではこのクリーチャーを生存させられるかどうかが勝負に直結するほどであり、ある意味では《無双竜機ボルバルザーク》を押しのけてメインフィニッシャー的な役割を担っていた。

しかし覚醒編以降の環境の高速化で一気に対戦で見かけなくなった。

そんな愛好家の声に応え、環境にそぐわない状況を憂慮してか、DMD-24で三枚、三種類のカードイラスト再録。専用サポート《希望と勝利の伝説》も登場し、5コストコスト踏み倒し可能となり、超次元呪文で出す中型のサイキック・クリーチャー並みに早く出せるようになった。しかし、そのような強化の試みも虚しく環境に復帰することは無かった。

その後、更なる環境の激化に対抗するため、DMEX-04《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン/ボルメテウス・レジェンド・フレア》としてツインパクト化した。しかし、そちらも環境で活躍することはなかった。

DMSP-02ではついに完全上位互換となる《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン GS》が登場。こちらは稀に【グルメ墓地ソース】で採用されることがあったものの、あくまで《巨大設計図》にコストがちょうど合う、G・ストライクによる防御札兼マナ基盤としての採用であり、往年のようなフィニッシャーとしての活躍が見られたわけではなかった。結局《超七極 Gio/巨大設計図》《樹食の超人》殿堂入り【グルメ墓地ソース】が環境を退いて以降は活躍の機会を得られていない。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

比較対象 [編集]

背景ストーリーにおいて [編集]

  • 背景ストーリーでは、長年「灼熱ドゥル山脈」に眠っていたが、光文明の侵攻によって目覚めた。
    このクリーチャーが纏う装甲は、「ボルメニウム」が使われている。

流通・再録について [編集]

  • 半ホログラフィック仕様のWINNERカードがあり、かなりの高価で取引される。
  • DMX-12版のイラストには『アフロ田中』シリーズの主人公・田中広が描かれているが、低年齢層向けのカードゲームではご法度となるタバコも一緒に描かれている。公式ではこれについて「お香をたいているカードです」と回答されている(タカラトミーお客様サポート2014/07/16正式回答)。フレーバーテキストにも「お香を焚いたら」とあるので、後付けの設定でもないようだ。

メディアでの活躍 [編集]

  • 漫画版無印72話の外伝では勝舞がバトルアリーナ決勝の不亞 幽戦に向けたデッキ作りに悩んでいた中でカードから実体化して現れたが、太ったオッサンの様な姿をしており、「おれ1人で、楽勝」「ボルシャックくんバザガジールくんを(デッキに)入れろ」「(《悪魔神バロム》を目の当たりにして立ち向かえと言う勝舞へ逆ギレ気味に)こわいんじゃ、オラ」等々の発言を繰り出し、中々好き勝手に振る舞っていた。
    これらのやり取りを含めてしばらく勝舞はボルメテウス・ホワイト・ドラゴンや途中で割って入ったクリーチャー達とデッキ作りに関するドタバタを繰り広げていたが、実は実体化したかに思われたクリーチャー達は勝舞だけに見えていた幻影で、勝舞がカードに向かって熱弁したり怒鳴りつける現場を見てしまったれく太は、勝舞の気が触れてしまったのかと狼狽していた。

設定について [編集]

カード名について [編集]

  • ボルメテウスの由来はボル[1]プロメテウス[2]か。

コラボ [編集]

  • でんぢゃらすじーさんのYouTubeチャンネルで投稿されたアニメでは、頭部分がじーさんの孫になった《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》のイラストが登場している。[3]
  • でんぢゃらすじーさんでこのクリーチャーが由来である「ボルメテウス・ドラゴン」というキャラクター(というよりただの肉)が登場したことがある。[4]

その他 [編集]

  • 環境から一線退いた今でも、シールド焼却置換効果のルールについて説明する時の教材としてよく用いられ、知名度の高さは伊達ではないことが分かる。
  • 王来篇の通常エキスパンションでは、ボルメテウス20thSPレアと引き換えができるカードが含まれている場合がある。ボルメテウス20thSPレアは、特製アクリルスタンドに入った限定版《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》である。4種類の季節ごとに異なるバージョンがそれぞれ世界に20枚しか存在せず、非常に貴重なものになっている。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

DMPP-01に収録。
火文明を代表する看板クリーチャーに選ばれ、シークレットカードも収録されている。

  • 事前登録者数が30万を超えたことにより、プレイヤー全員にこのカードが配布された。
  • 2020年8月10日に行われた、にじさんじ所属のVTuber・加賀美ハヤトの3Dお披露目配信にて超大型ゲストとして登場。同じにじさんじ所属のVTuberとのデュエマ(クライマックスシーンのみ)にて切り札として召喚された。この時使われたのは、タカラトミーから提供された公式CGである。ダイレクトアタックは「相手を丸呑みにする」というもので、飲み込まれた相手と加賀美が会話をするシーンが同時接続13万という瞬間最高視聴率を記録した。
    • この時歌われたのはアニメ・ゾイドワイルドのOPテーマである「決闘」。
    • 加賀美ハヤトは自身のチャンネルでデュエル・マスターズ プレイスのプレイ動画を公開しており、その際に愛用していたのが【ボルメテウスコントロール】。ゲスト出演は、その縁もあるのだろう。
      • このデッキを用いてのデュエルに不評が多かったため、急遽視聴者からアンケートをとり、その結果から切り札を決定するという企画が行われた。その結果選ばれたのはあのカードであった。
  • DMPP-18では、ボルメテウスのリバイバルが行われ関連カードが多数収録。それに伴い、このカードも再録され無事New Divisionに帰還している。

戦績 [編集]

アニメ「デュエル・マスターズ ビクトリーV3」 [編集]

  • 通信戦績:1戦0勝1敗
    話数対戦相手勝敗
    5話切札 勝太敗北

関連カード [編集]

ボルメテウス」の名を持つカード

同じ能力を持つカード

類似した能力を持つカード

サポートカード

フレーバーテキスト [編集]

  • DM-06プロモ(ThanxDM20yrs!!01)、DMPP-01DMPD-03DMPB-01
    気高き怒りに触れる者、百万回死んでもおかしくない。
  • DMC-27DMC-42
    その輝く炎は希望の光。夢にまで見た、勝利がここに!
  • DMC-36
    希望と勝利が炎となって吹き荒れる時、伝説の竜が舞い降りる。――いにしえより伝わりし竜族の伝説
  • DMC-53DMC-65
    その悪しき心ごと、聖なる炎で焼き尽くさん!!
  • DMX-12
    お香を焚いたら伝説の竜がみるみるアフロにつつまれていった!!って、えーーー。
  • DMX-14
    伝説は、いつまでも語り継がれるから伝説なのだ。
  • DMX-16
    いつだって、ドラゴンは頂点の象徴。
  • DMD-24
    その白き肌に刻まれし英雄の記録。悪を働く者で、ボルメテウスの名に怯えぬ者はいない。
  • DMD-24DMPP-18(シークレット)
    ボルメテウスは何度でも帰ってくる。地獄の淵からも記憶の彼方からも。そこに英雄を求める声があるかぎり、帰ってくる。
  • DMD-24
    見よ、堂々と空を舞う姿を、栄光を手にした者のみに見せるその姿を。そのボルメテウスが、今、ここに降り立つ。
  • DMX-22
    伝説となった白と青の龍。その横にも常にルピアの姿があった。
  • DM24-EX2
    伝説は、いつまでも語り継がれるから伝説なのだ。
  • プロモ(P3/Y11)
    聖なる炎は、今も変わらず燃えさかり続けている。
  • DMPP-01(シークレット)、DMPCD-01
    数多の龍の頂点に君臨する、白き伝説。

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》で攻撃し、相手のシールドをブレイクする時、能力により相手のシールドが手札に加わるかわりに墓地に置かれました。この攻撃の終わりに《アーサー・ポンアタイム》の「キリフダッシュ」を使えますか?
A.いいえ、使えません。《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》の能力はブレイクを置換しているため、シールドのブレイクを発動条件としている「キリフダッシュ」も使うことができません。
引用元(2020.4.17)

Q.《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン GS》で攻撃し、相手のシールドをブレイクする時、相手の「シールド・セイバー」のような「自分のシールドがブレイクされる時」の能力は使えますか?
類似例:《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》
A.いいえ、使えません。《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン GS》の能力はブレイクを置換しているため、シールドのブレイクを条件としている「シールド・セイバー」の「自分のシールドがブレイクされる時」の効果を解決できません。
引用元(2021.3.19)

Q.自分が《白騎士の聖霊王アルカディアス/完全決闘》の呪文側を使っている状況で、相手の《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》が自分を攻撃しました。このブレイクを置換する効果はどうなりますか?
A.ブレイクすることができないので、《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》の置換効果は何もしません。
シールドを1つもブレイクせず、攻撃を終了します。

+  (総合ルール 609.5)

引用元(2021.5.21)

+  類似裁定(2022.2.18)


[1] ボルシャックをはじめとする勝舞期の看板ドラゴンに共通する冠詞
[2] ギリシャ神話に登場する神、人類に神の火を与えた
[3] https://youtu.be/YLjHof9NBMw
[4] https://twitter.com/soyamanga/status/1306081123206750208