アタックトリガー [編集]

クリーチャー攻撃する時に誘発する誘発型能力、またはその能力が誘発することを指す俗語。
DM-02で初登場し、以降様々なクリーチャーに見られる能力の一つ。

ボルザード・ドラゴン VR 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 5000
このクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。

能力を何度も使用できるので、毎ターンアドバンテージを稼げるのが長所。野放しにすればコストパフォーマンスがどんどん上がり手札の消費も抑えられる。

ただし、cip能力に比べると召喚から攻撃まで1ターンのタイムラグがあり、cip能力に比べて敬遠されがちである。この点はシステムクリーチャーと同様。
さらなる欠点としては攻撃しなくてはならないため、パワーの高いブロッカーに返り討ちにされたり、殴り返しにあったりと2回以上使える機会も限られ、シールドをブレイクしたくない時に相手プレイヤーを攻撃することもあるなど、課題が山積みでため他の遅延性のある能力よりも使いづらい。

ただし、タイムラグを解消するスピードアタッカーマッハファイターなどと組み合わせた場合はcipと同じくターンを跨がずに能力をすぐに使えることから、好まれて使われる傾向にある。
また近年では、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または攻撃する時」とcipと両用できるタイタントリガーも増えてきている。

アタックトリガーの解決は攻撃宣言の時(攻撃目標を選んだ後)、相手がブロッカーブロックするか、ニンジャ・ストライクを使う前である。そのため、アタックトリガーで除去ハンデスを行えばブロックシノビを防げる。詳しくは攻撃の項目を参照のこと。

ルール [編集]

  • 基本的に、テキストに「攻撃する時」と書かれていれば、だいたいそれはアタックトリガーではあるが、例外として「攻撃する時、可能であれば〇〇を攻撃する」と書かれているものは、アタックトリガーではなく攻撃対象を制限する常在型能力である。たまに「攻撃した時」と書かれていることもあるが、これもアタックトリガーである。
    • 現在形で書かれていたら常在型能力(「出す時」、「離れる時」)、過去形で書かれていたら誘発型能力(「出た時」、「離れた時」)であると判別されることが多いデュエル・マスターズの中で、現在形と過去形の区別がない、唯一と言っていいほどの事例である。
  • 狭義には能力の発生源と攻撃クリーチャーが同じ場合を指し、「他のクリーチャーが攻撃したとき」という誘発条件の能力を含めないこともある。クロスギアの誘発型能力の多くは、アタックトリガーを与える常在型能力ではなく、クロスしているクリーチャーの攻撃に誘発する誘発型能力なので、狭義の意味で用いる際は注意が必要。これはクリーチャーに装備しているドラグハート・ウエポン、クリーチャーに付いているオレガ・オーラにも同じようなことが言える。
  • 「このクリーチャーがタップされた時」の能力を持ったクリーチャーの攻撃する時も、アタックトリガーと解決タイミングが同じ。
  • TCG版の裁定に準拠してあるはずのデュエル・マスターズ プレイスで、あるVer.では「アンタップ状態でアタックトリガーを解決する」処理に変更されたが、のちのアップデートで「攻撃宣言後、タップ状態になってからアタックトリガーを解決する」ように戻った。
    もしTCG版で「アンタップ状態でアタックトリガーを解決する」処理だと、アタックトリガーでタップからアンタップに戻す《火ノ鳥カゲキリ》の効果が実質無意味になってしまう問題が起こるので、やはりTCG版でもデュエプレでも「攻撃宣言後、タップ状態になってからアタックトリガーを解決する」のが正しいのだろう。

その他 [編集]

  • テキスト中には登場しない言葉だが、アニメ「デュエル・マスターズ」17話では、牛次郎が《ステンドグラス》の能力を説明する際にこの言葉を使っている。

参考 [編集]


公式Q&A

Q.《パーロック・スマイリーストーリー》があるときに、《英霊王スターマン》の「攻撃した時」に発動する能力を持ったクリーチャーでアタックしました。《パーロック・スマイリーストーリー》《英霊王スターマン》どちらの能力が先に発動しますか?
A.その場合、どちらを先に発動するかは選ぶことができます。
引用元

Q.「革命チェンジ」能力でバトルゾーンを離れたクリーチャーの「攻撃する時」の能力は、入れ替えた後に解決できますか?
A.はい、解決できます。(総合ルール 110.5a)
引用元

Q.《燃えろ!アポロソくん》が攻撃する時《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》の「革命チェンジ」能力を宣言をしました。入れ替えてから《燃えろ!アポロソくん》の「攻撃する時」の能力と《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》の「出た時」の能力は、どちらから先に解決しますか?
A.好きな順番で、待機中の効果を解決することができます。また、入れ替える前に《燃えろ!アポロソくん》の「攻撃する時」の能力で自分のシールドを1つブレイクすることもできます。(総合ルール 110.5a 603.2)
引用元

Q.「攻撃する時」の能力と「革命チェンジ」能力と「侵略」能力がトリガーするタイミングは同時ですか?
A.はい、同時です。効果の解決は、1つずつ行います。(総合ルール 506.3)
引用元

Q.《龍装砲 アルティマキャノン》がシールドをブレイクした後、効果を解決する前にバトルゾーンを離れた場合、「攻撃の後、このクリーチャーがこの攻撃でブレイクしたシールド1つにつき、これよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体、破壊する。」能力は発動しますか?
A.はい、《龍装砲 アルティマキャノン》は「攻撃する時」に能力が誘発していますので、S・トリガーなどによって《龍装砲 アルティマキャノン》がバトルゾーンから離れても、シールドを1つ以上ブレイクしていれば、能力を発動します。(総合ルール 603.6a)
引用元

Q.「侵略」能力で重ねられたクリーチャーの「攻撃する時」の能力は、重ねた後に解決できますか?
A.はい、解決できます。(総合ルール 605.1)
引用元

Q.《グレート・グラスパー》が攻撃する時、《勇者の1号 ハムカツマン蒼》の「革命チェンジ」能力の宣言をしました。《グレート・グラスパー》のマナゾーンからクリーチャーを出す効果と、《勇者の1号 ハムカツマン蒼》の入れ替える効果は、好きな順番で解決できますか?
A.はい、好きな順番で解決できます。また《グレート・グラスパー》のマナゾーンからクリーチャーを出す効果は、入れ替えた後も《グレート・グラスパー》のパワーを参照します。(総合ルール 605.1)
引用元

Q.《グレート・グラスパー》が攻撃する時、《勇者の1号 ハムカツマン蒼》の「革命チェンジ」能力の宣言をして、先に《グレート・グラスパー》の効果で《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》をバトルゾーンに出しました。この《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》の「出た時」の能力と、《勇者の1号 ハムカツマン蒼》の入れ替える効果は、好きな順番で解決できますか?
A.はい、好きな順番で解決できます。(総合ルール 605.1)
引用元

Q.《グレート・グラスパー》が攻撃する時、《革命類侵略目 パラスキング》の「侵略」能力の宣言をしました。《グレート・グラスパー》のマナゾーンからクリーチャーを出す効果は、《グレート・グラスパー》《革命類侵略目 パラスキング》のどちらのパワーを参照しますか?
A.《グレート・グラスパー》の効果を解決する前に重ねて進化した場合、《革命類侵略目 パラスキング》のパワーを参照します。《革命類侵略目 パラスキング》を重ねて進化する前なら《グレート・グラスパー》のパワーを参照します。(総合ルール 605.2d)
引用元