全体除去 [編集]
条件に合致するクリーチャー全てを対象にする除去。またはそのようなカード。
「単体除去」の対義語である。その歴史は古く、DM-01から登場していた。
クリムゾン・ワイバーン SR 火文明 (8) |
クリーチャー:アーマード・ワイバーン 3000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて、持ち主の墓地に置く。 |
アポカリプス・デイ R 光文明 (6) |
呪文 |
S・トリガー |
バトルゾーンにクリーチャーが6体以上あれば、それをすべて破壊する。 |
悪魔神バロム・エンペラー SR 闇文明 (7) |
進化クリーチャー:デーモン・コマンド 9000 |
進化−自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、闇以外のクリーチャーをすべて破壊する。 |
W・ブレイカー |
代表的なカードには《アポカリプス・デイ》や《インビンシブル・アビス》などがあげられる。
条件に合うクリーチャーを全て取り除けるため、通常の除去に比べると破壊力が段違いである。制圧された状況で撃てれば、バトルゾーンをリセットし、フィールドアドバンテージを差し引き0に戻すことができる。
さらに、1体ずつ「選んで」破壊しているわけではないので、《光器ペトローバ》のようなアンタッチャブルでも除去することができる。《レッド・ABYTHEN・カイザー》のような、選ばれるとトリガーする能力にも引っかからない。
ただし、味方も巻き込むものは扱いが難しいのが欠点。自分のクリーチャーが並んでいる状況では使いづらいため、味方が被害を受けないような工夫が必要である。
ルール [編集]
全体除去の詳細な手順は次の通り。
- 条件を満たすクリーチャーが「破壊されること・離れることが予約された」状態になる。この時点ではまだバトルゾーンにある。
- 破壊置換効果・除去置換効果を適用する場合は、それも予約する。
- 条件を満たすクリーチャー全てが同時にバトルゾーンを離れる。置換効果によって指定のカードがゾーンを移動する時も、同じタイミングで移動する。また、pig能力などの誘発型能力が誘発しても全体除去の効果が終わるまで、一旦待機状態になる。
- 待機状態のpig能力を解決する。この時、実際に誘発した順番とは関係なくターン・プレイヤーから解決していく。誘発型能力参照。
- 「クリーチャーは同時に破壊される」という裁定である。
- 長らく「ターン・プレイヤーから一体ずつ破壊していく」という裁定に変更されていたが、2012年9月28日より現行のルールに戻った。ただし、逆に複数体のクリーチャーがバトルゾーンに出る時は、1体ずつなので、混同しないように。
- 「他のクリーチャーが破壊された時」でトリガーする能力を持ったクリーチャーと他のクリーチャーが同時に破壊された場合、そのクリーチャーが破壊された時点でもうその能力を使用できない。そのため、同時に破壊されたクリーチャーの数を参照してその能力をトリガーすることもできなくなった。
その他 [編集]
主なクリーチャーの全体除去 [編集]
主な呪文の全体除去 [編集]
参考 [編集]