【5色グレンモルト】 [編集]【5色コントロール】を《最終龍覇 グレンモルト》に寄せたもの。王来篇環境到来と共に流行。 5色にまたがるカードプールを味方に付けて無数の構築を擁するため、以下に説明するレシピもその一例に過ぎない。 ただ単に【5色蒼龍】に《最終龍覇 グレンモルト》を足したものを指すこともあるが、それはここでは扱わない。 闇抜き4色の【白青赤緑ドラグナー】が、《ドラゴンズ・サイン》で呼び出す前提でタッチで闇入りの《最終龍覇 グレンモルト》を入れたものもある。そちらとはデッキ全体の闇の枚数(=《最終龍覇 グレンモルト》や、《聖魔連結王 ドルファディロム》といった他の闇)の枚数で区別できる。闇文明をほぼ支払えないのが【白青赤緑ドラグナー】で、支払えるのが【5色グレンモルト】となる。
主要カード [編集]
クリーチャー候補 [編集]
呪文候補 [編集]
ツインパクト候補 [編集]
フィールド候補 [編集]
オレガ・オーラ候補 [編集]
タマシード [編集]ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード [編集]
超次元ゾーン [編集]
超GRゾーン [編集]
サンプルレシピ [編集]『DMGP2023-1st』Day1(アドバンス)3位 メインデッキ [編集]
超次元ゾーン [編集]
このデッキの回し方 [編集]一例としては以下の通りである。 《フェアリー・ミラクル》や《天災 デドダム》から《ドンドン水撒くナウ》や《ドンドン火噴くナウ》に繋げ、バトルゾーン、手札、マナゾーンのリソースを稼ぐ。その上で、適宜メタカードを相手にぶつけたり除去で盤面を取ったりする。 準備ができ次第《最終龍覇 グレンモルト》に《銀河大剣 ガイハート》や《銀河剣 プロトハート》を装備させ、ワンショットを行う。ワンショット失敗時に備え、ニンジャ・ストライクも蓄えておこう。 長所 [編集]《最終龍覇 グレンモルト》と《聖魔連結王 ドルファディロム》にフィニッシュ枠を最小化しているおかげで、10枚前後の豊富なブーストカードに加えて、メタカードの枠を7、8枚程度取れる。王来篇環境最初期で言うと、【オカルトアンダケイン】を4枚積みの《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》・《とこしえの超人》、3枚投入の《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》で包囲できる。同様にフィニッシュ枠を削減していることから、受け札の枠も10枚前後取ることができる。 マナさえ伸びれば《聖魔連結王 ドルファディロム》による全体除去で生半可なメタクリーチャーは吹っ飛ぶ。 防御に関してもニンジャ・ストライク、禁断爆発や零龍卍誕があるので、他の【5色コントロール】より呪文メタにも比較的強い。 フィニッシャーの《最終龍覇 グレンモルト》・《聖魔連結王 ドルファディロム》が白黒赤であることも大きい。初動札や防御札に青緑が多く、それらの文明を完全に補完できる。特に、《フェアリー・ミラクル》を使う型なら、2ブーストの条件を容易に達成できるようになる。 【5色コントロール】としては珍しく4枚積みのカードが多く、メインデッキが4枚×10種類に近い構築もざら。そのため、【5色コントロール】の中では再現性が高く、事故率が低い。また、《聖魔連結王 ドルファディロム》登場以降は《希望のジョー星》への実質的な耐性までも獲得している。 耐性持ちで雑殴りするだけで勝てる場合も少なくなく、《聖魔連結王 ドルファディロム》の呪文ロックへの依存度は低い。EXライフによるシールド追加、ニンジャ・ストライクのおかげでワンショット失敗時の保険も充分であり、相手が【速攻】レベルの打点形成能力なら心配ない。 リアニメイトや《絶望と反魂と滅殺の決断》などの墓地戦術もあるので、ハンデスにもある程度強い。手札が溜まりやすいので《零龍》型であれば下手なハンデスは逆利用する事さえ可能。 短所 [編集]手札以外からカードを出すことが多いため、手札以外から出すことを規制するメタカードには弱い。相手の《とこしえの超人》もそこそこ刺さる。 メタカードが刺さらない相手には好き勝手に動かれやすい。3ターンキルを目指す速攻に対しては、受け札の枚数と刺さり方次第。 また、《獅子王の遺跡》が入らない構築の場合、カウンターでマナを伸ばす方法に乏しく、速攻には意外と押しきられてしまいやすい。 《銀河大剣 ガイハート》の龍解を狙うのがメインなので、《ドルファディロム》で封じることのできないS・トリガーに対しては何らかのロック手段を持っていない限り弱い。また、カウンターで《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を出されると龍解を禁止され、大幅な失速を余儀なくされる。 また、《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》と《とこしえの超人》を同時に採用する場合は注意したい。禁断爆発した時に自陣に《とこしえ》がいると封印がマナに送られてしまい、相手クリーチャーを封印できなくなってしまう。《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の制限によって《とこしえ》を自爆特攻させることもできないため、《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》を採用する等して《とこしえ》を場から離す手段を別途用意しておく必要がある。
《零龍》型の場合でも、相手に1枚多く手札を与えてしまう点に注意。相手の《とこしえ》によるダメージも少し増加する。 環境において [編集]《龍風混成 ザーディクリカ》と《聖魔連結王 ドルファディロム》、《とこしえの超人》が登場すると、当時のトップであった【オカルトアンダケイン】に渡り合えるデッキとして注目され、初期の王来篇環境を牽引した。 だがDMEX-16期になると【オカルトアンダケイン】が殿堂入りで消滅し、それに取って代わった【ゼロ・ルピアループ】の台頭や、出力のより高い【白赤緑ドギラゴン閃】によって相対数が減少。この頃になると、《最終龍覇 グレンモルト》をフィニッシャーというよりリソース要員として使うケースが目立つようになった。極端な例では、《最終龍覇 グレンモルト》を中継点に《砕慄接続 グレイトフル・ベン》での大量マナブーストに繋げ、最後に《水上第九院 シャコガイル》でフィニッシュする型、《最終龍覇 グレンモルト》を活かして《天災 デドダム》や《龍風混成 ザーディクリカ》を大量に並べ、《S級宇宙 アダムスキー》で安全に勝ちに行く型も見られた。 DMBD-16・DMBD-17期には、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を革命チェンジ元に《蒼き団長 ドギラゴン剣》や《時の法皇 ミラダンテXII》での上振れを狙ったり、《天災 デドダム》を侵略元に《SSS級天災 デッドダムド》で打点補強を狙った型も結果を残した。同デッキは《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》も採用しており、6打点を揃えてから《ジャミング・チャフ》を唱えて雑にワンショットする場面も実際の対戦では多かった。《超GR・チャージャー》で自壊マナドライブでのアドバンテージを狙う型も上位入賞した。また、DMBD-16で《ボルシャック・栄光・ルピア》を獲得したことで、《メンデルスゾーン》以外の36枚全てをドラゴンで統一したドラゴン基盤型が確立。 DMEX-18期になるとプレイングの研究が進んだのか、環境的に通りの悪い《聖魔連結王 ドルファディロム》をカットし、カウンター封じを4枚積みの《とこしえの超人》、1枚積みかつ《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》などの呪文ロック呪文との同時採用ではなく単採用の《時の法皇 ミラダンテXII》(不採用の場合もある)のみに任せた型が主流化。 とはいえ王来MAXに入る少し前には【白青赤緑ドラグナー】などの5色に拘らないドラグナーデッキが主体となり、加えて王来MAXに入ってしばらくしたある時期には十分な統計データが取れなくなるほどアドバンスの大会開催が減少したため、存在感を失っていた。しかしDMBD-19・DMBD-20期には《インフェル星樹》、《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》といった生き残り策を導入した型がポツポツと入賞し、ある程度復権。 『全国大会2019』日本一決定戦3位のプレイヤーが予選で使用していた。そちらは《熱核連結 ガイアトム・シックス》を2枚投入した型であったため一部で話題となった。 DMRP-22期には、《超七極 Gio/巨大設計図》基盤で《雷龍 ヴァリヴァリウス》を展開補助に利用し、《最終龍覇 グレンモルト》や《熱核連結 ガイアトム・シックス》の耐性により《キング・ボルバルザーク》を活用する型がチャンピオンシップ優勝を果たした。この型は水はタッチであるため、正確には【5色グレンモルト】というより【巨大ヴァリヴァリウス】である。 DMBD-21・DMBD-22発売による影響で、一瞬だけリバイバルブーム的にそれらの新規パーツを使った【5色ドルマゲドン】が流行。 『DMGP2022』Day1(アドバンス)では【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】、【ドルマゲドンX】と使用率同率2位の、ベスト128進出者中13人使用を記録。その大会では【ガイアッシュ覇道】との折衷型である【5色キメラ覇道】なる型が使われ、以降流行。この頃になると既にドラゴン基盤型が主流となっていた。 DM22-BD1発売からしばらくするとドラゴン基盤型の流行が終わり、非ドラゴン呪文比率が4割前後の《天災 デドダム》、《フェアリー・ミラクル》基盤に主流が回帰した。 『DMGP2023-1st』Day1(アドバンス)では予選通過者128人中13人使用と予選使用率4位を記録[1]。本戦3位、ベスト8にも1人ずつ残っている。 アビス・レボリューション環境ではより基盤の強い【白青赤緑ドラグナー】に押されて若干不遇。 『DMGP2024-1st』Day1個人戦(アドバンス)ではベスト128進出者中2人使用に留まったが、ベスト8に1人残っている。しかし全体的には《復活の祈祷師ザビ・ミラ》+《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》のコンビに同じ超次元ギミックとして後塵を拝している感があった。 DM24-BD1で《漢気の2号 ボスカツ》を獲得。 『DMGP2024-2nd』Day1のアドバンス部門では予選突破のベスト128進出者3人を記録したが、本戦ではベスト8入りを逃している。 グランプリ終了後のアドバンスでは、《夢双龍覇 モルトDREAM》4枚、《最終龍覇 グレンモルト》3枚、《超戦龍覇 モルトNEXT》3枚、《ニコル・ボーラス》4枚。《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》3枚、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》4枚、《頂上電融 クライアッシュ“覇星” '22》4枚を採用し、雑殴りプランからコントロールプランまで意識した【5色モルトDREAM】なる変則の型が58人参加のチャンピオンシップでベスト4の実績を出した。 参考 [編集]タグ:
[1] 因みに公式上は【5色コントロール】括りでランクインしていたが、アドバンスの【5色コントロール】では《最終龍覇 グレンモルト》を使うのが当然のため、ここではアドバンスにおける【5色コントロール】を【5色グレンモルト】と同義とする。 |