ハイパーモード [編集]

DM24-RP1で登場した、一部のクリーチャーが持つ特別な特性群のこと。
もしくはその特性群が有効となった状態のこと。

そのカード自身が持つハイパー化能力などによって「ハイパーモードを解放」することで、特性群が有効化される。

ハイパーモードを持つカードの環境での活躍、および特徴などは「超化獣」の記事を参照。

蒼き王道 ドギラゴン超 DMR 火/自然文明 (6)
ドリーム・クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/超化獣 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
ハイパーモード 13000
自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
自分の多色クリーチャーが攻撃する時、その多色クリーチャーよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
T・ブレイカー

その「ハイパーモードを解放している」ということの簡略表記に『ハイパーモード状態』というものがアタック・チャンスで確認されている。
その直後の注釈文では(自分のハイパーモードを解放しているクリーチャーが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)と記述されているため、あくまで正式な表記は「解放している」となる。最もスタンダートなハイパーモードの発生となるハイパー化でも「ハイパーモードを解放できる」表記となっている。

裁定 [編集]

  • ハイパーモード中は、パワーは専用のものに上書きされる。
    一方、能力は上書きされるのではなく、通常時の能力にそのまま能力が追加されるだけで、通常時の能力が失われることはない。
  • ハイパーモード中のクリーチャーが進化しても、進化先のクリーチャーにハイパーモードの能力が付与されることはない。
    • ただし、「ハイパーモードを解放している」という情報自体は引き継ぎがされ、ハイパー化の期間が終わる前に退化すればハイパーモードが解放された状態のままバトルゾーンに残る。これはカード個別で召喚酔いが記憶されるのと同様で、ハイパーモードは継続的効果ではなくルール上の処理だからと考えれば良いだろう。
  • 二重にハイパーモードを解放することはできない。主に起動コストと連動している「ハイパー化」で意識が必要となる。

ブレイカー」能力の扱いについて [編集]

「ハイパーモード」特有の裁定ではないが、「ブレイカー」能力の複数所持の裁定は重要なため、以下に記載する。

  • 通常時とハイパーモードでそれぞれブレイカーが設定されている場合、上書きされず両方持っている状態になる。この状況になると、攻撃によるブレイクの場所を決定する時点で、攻撃している側がどのブレイカー能力を選択するかも宣言する。(選ぶのは1種類のみ。)よくあるW・ブレイカーT・ブレイカーの両立なら、あえて2つだけブレイクするということが可能。

その他 [編集]

  • ハイパーモードになるとパワーが上昇する[1]。結果的に6000の整数倍をまたぐことになりやすく、1体味方タップにつきブレイク能力が1段階上昇することがほとんど。
    • より多く実質的な総打点を増やしたいなら、召喚酔い状態や攻撃できないデメリットを持つクリーチャーをタップコストにするとよい。
  • ハイパーモードのテキスト表記は通常の表記ではなく「ポケモンカードゲーム」や「バトルスピリッツ」のような一部のTCGで見られる特殊枠で区別されており、赤と青色文字のフォントの「ハイパーモード」の文字と電撃のような区分線で表現されている。
  • 公式の使用する単語は「ハイパーモードを解放」であり、「開放」は誤り。日本語的にも開放は「あけはなす」、解放は「ときはなつ」という使い分けがされており、パワーアップを示すことには解放のほうがふさわしい。

ハイパーモードに関連する能力を持つカード [編集]

関連項目 [編集]


公式Q&A

Q.自分のターン中、自分は《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》の「ハイパー化」を起動し、ハイパーモードを解放しました。
次の相手のターン、相手が《∞龍 ゲンムエンペラー》を出したのですが、《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》の能力とパワーはどうなりますか?
A.能力はすべて無視されますが、次の自分のターンのはじめまで、パワーはハイパーモードのパワー(9000)のままです。
《∞龍 ゲンムエンペラー》の能力により、《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》は通常の能力とハイパーモードの能力の両方が無視されます。ただし、すでに解決されている「ハイパー化」の効果は無視されません。
引用元(2024.4.12)

Q.通常のテキストに「ブレイカー」能力を持たないクリーチャーがハイパーモードを解放して「W・ブレイカー」が有効になった場合、ブレイクするシールドの数は選べますか?
A.いいえ、選べません。
「W・ブレイカー」など「ブレイカー」能力を1つだけ持つクリーチャーは、必ずその能力を使う必要があります。

+  総合ルール 509.2c

引用元(2024.4.12)

Q.《ジャンボ・ラパダイス》の効果で表向きにした《蒼き王道 ドギラゴン超》は手札に加えられますか?
A.いいえ、手札に加えられません。
バトルゾーン以外では、ハイパーモードの能力とパワーは持たないものとして扱い、参照されません。

+  総合ルール 814.3

引用元(2024.4.12)

Q.ハイパーモードが解放されているクリーチャーのパワーを参照する場合、「ハイパー化」をする前のパワーと好きな方を選べますか?
A.いいえ、ハイパーモードを解放している間、参照されるパワーは右に書かれたハイパーモードのパワーのみです。

+  総合ルール 814.2b

引用元(2024.4.12)

Q.「ハイパー化」でハイパーモードが解放されている相手の《蒼き王道 ドギラゴン超》を、自分の《アカシック・パラレル》の「出た時、または自分のターンのはじめに」の能力で選んだ場合、どうなりますか?
A.その《アカシック・パラレル》は、ハイパーモードを解放していない《蒼き王道 ドギラゴン超》になります。
《蒼き王道 ドギラゴン超》になった《アカシック・パラレル》は、《蒼き王道 ドギラゴン超》の通常のパワーと能力、ハイパーモードのパワーと能力を両方持ちます。ただし、「ハイパー化」でハイパーモードが解放されているという情報はコピーされません。
《アカシック・パラレル》の「ハイパー化」を起動すれば、そのハイパーモードを解放できます。
引用元(2024.4.12)

Q.「ハイパー化」でハイパーモードが解放されているクリーチャーが封印され、次の自分のターンのはじめまでにその封印が外れた場合、そのハイパーモードは解放されたままですか?
A.はい、ハイパーモードが解放されているままです。
カードがハイパーモードを解放しているという情報は封印されても失われません。
引用元(2024.4.12)

Q.「ハイパー化」でハイパーモードが解放されている《蒼き王道 ドギラゴン超》《ボルシャック・モモキングNEX》に進化しました。
同じターン中に《ボルシャック・モモキングNEX》が離れ、再構築で《蒼き王道 ドギラゴン超》がバトルゾーンに残ったのですが、残った《蒼き王道 ドギラゴン超》ハイパーモードが解放されていますか?
A.はい、ハイパーモードが解放されているままです。
カードがハイパーモードを解放しているという情報は進化しても失われません。
引用元(2024.4.12)

Q.ハイパーモードを解放しているクリーチャーが進化しました。進化後のクリーチャーは、ハイパーモードが解放されたことで有効になった能力を引き継ぎますか?
A.いいえ、進化した場合、ハイパーモードで有効になった能力は引き継ぎません。
ハイパーモードを解放している間、解放したクリーチャーのハイパーモードの能力とパワーが有効になっているだけで、クリーチャーがそれらを得ているわけではありません。
引用元(2024.4.12)

Q.通常のテキストに「W・ブレイカー」を持つクリーチャーがハイパーモードを解放して「T・ブレイカー」が有効になった場合、ブレイクするシールドの数は選べますか?
A.はい、選べます。
シールドをブレイクする際に、自分が「W・ブレイカー」と「T・ブレイカー」どちらを使うか選びます。

+  総合ルール 509.2c

引用元(2024.4.12)

Q.ハイパーモードを持つクリーチャーには、2つのパワーと能力が書かれていますが、どう使えばいいですか?
A.ハイパーモードを持つクリーチャーは、バトルゾーン以外にある時と、バトルゾーンにいてハイパーモードが解放されていない間は、常に左下に書かれたパワーと、ハイパーモードの上に書かれた能力のみを持ちます。
効果によってハイパーモードが解放されている間、そのクリーチャーのパワーは右のパワーとなり、下部の能力が有効になります。(上部と下部、両方の能力が有効になります)

+  総合ルール 814.

引用元(2024.4.12)


[1] DM24-RP2時点では無印ハイパー化で2500〜11000の範囲ということが判明している。