デッキ [編集]

1プレイヤーが試合に用いるカードをすべて含んだ束のこと。

より厳密には(公式用語としては)ゲーム開始時に山札として用意される40枚のみを指す。ただし、それ以外にも超次元超GRなど、山札以外に用意されるものも含めてデッキと呼ばれることもあり、このページでも便宜上、これらについても解説する。

デュエマを始めるにはお互いのプレイヤーがデッキを1つずつ用意する必要がある。
これがなくては始まらないほどのゲームの基本である。

当然ながら、ゲーム中はデッキに入れたカードしか使用できないため、慎重に使用するカードを選びたいところである。

代表的なデッキタイプについてはデッキデッキ・カードプールの変遷を参照のこと。

デッキを組む際のルール [編集]

構築にはいくつかのルールがあり、それらを守らなければならない。

カードの総枚数 [編集]

1つのデッキに入れられるカードの合計枚数はルールによって定められている。

メインデッキ……40枚
ゲーム開始時に山札となるカードの束。
公式にはこの部分だけ指してデッキと呼ぶ。
デッキを構成するカードの総枚数は、過不足なく40枚。それより多くても少なくてもいけない。
ただし、以下に挙げる特殊なカードを使用するか否かによって、一人のプレイヤーがゲームで使用するカードの枚数は異なってくる。
超次元ゾーンに置かれるカード……0〜8枚
メインのデッキとは別に、サイキック・クリーチャードラグハートを合計8枚まで用意できる。もちろん1枚も用意しなくてもいい。
超GR……0枚or12枚
メインのデッキとは別に、超GRゾーンに置くGRカードの束を用意できる。用意しなくてもいいが、使用する場合は必ず過不足なく12枚。それより多くても少なくてもいけない。
ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード……0〜1セット
メインのデッキとは別に、ゲーム開始時からバトルゾーンに特殊なカードの中から1セットだけ用意することができる。用意しなくてもいいが、投入する際はセットに含まれるすべてのカードを1枚ずつ用意しなければならない。
なお、ややこしいが《禁断〜封印されしX〜》《Forbidden New Year》の場合はメインデッキ40枚のうちの1枚としてカウントされる。[1]

同名カードの枚数制限 [編集]

基本的に、同じカード名を持つカードは1つのデッキに4枚まで入れられる。超次元ゾーンは同じく4枚、超GRは2枚がそれぞれ同名カード投入の限度。

殿堂入り [編集]

殿堂入りに指定されたカードは1枚までしか入れられない。
プレミアム殿堂に指定されたカード、および使用禁止カードは1枚も入れられない。

プレミアム殿堂コンビに指定されているカードは、どちらか片方のみデッキに4枚まで加えることができる。
プレミアム殿堂超次元コンビに指定されているカードは、どちらか片方のみデッキ超次元ゾーンに4枚まで加えることができる。

殿堂レギュレーションはよく確認しておくこと。

《13番目の計画》によるメインデッキ枚数の変動 [編集]

ルール・プラス《13番目の計画》を使用できるレギュレーションの場合、上のルールを超えメインデッキの枚数を5枚増やすことができる。
これ自体はカードなため複数投入でき、その枚数によってメインデッキの枚数も変動する。4枚フルで投入した場合、メインデッキは60枚となる。


上記のルールさえ守っていれば、あとは好きなようにカードを選んで組むことができる。

ゲーム中のデッキの扱い [編集]

ゲームを行う際、各プレイヤーデッキシャッフルして山札に置き、その上からシールドゾーンに5枚、手札に5枚をそれぞれ配置して開始する。
ただし、サイキック・クリーチャードラグハート超次元ゾーンに、超GRシャッフルして超GRゾーンに置き、それ以外の両面を持つカードの扱いはそれぞれのテキストの指示に従う。

ブースターパックを用いる一部の能力によって、ゲーム中のデッキの中身や枚数が変動する場合があるが、仮にこの能力デッキの40枚または超次元ゾーンの8枚を超過したり、同名カードが5枚以上(殿堂入りは2枚以上、プレミアム殿堂は1枚以上)になったとしても、ゲームは続行される。

  • ただし、ゲームが終了した後は上記のデッキを組む際の規定通りに再調整しなければ再びゲームを行う事はできない。

4枚より多くデッキに入れることができる能力封印などにより無効化される場合もあるが、これもゲーム中は影響はない。

「デッキ」という語の範囲について [編集]

総合ルール(Ver.1.19)に「デッキはちょうど40枚でなければならず〜」(100.2.)、「デッキとは別に超次元ゾーン用として〜」(100.3.)とあるように、ルール用語としての「デッキ」は40枚の山札になる部分のみであり、超次元ゾーンや超GRは含まれない

一方で「デッキレシピ」「デッキビルディング」と言った際には超次元ゾーン超GRの構築も含むなど、1試合で1プレイヤーが使うカード全てをひっくるめて便宜的に「デッキ」と呼ぶこともある。
俺のデッキは52枚という歌も存在するように、厳密なルールが必要ない場所では公式からもしばしば使われる用法となっている。

超次元ゾーン超GRを含まない「デッキ」を示す際は「メインデッキ」という語を使ったほうがわかりやすい。

デッキの構築 [編集]

カードを選んでデッキを組むことを「デッキ構築」「デッキビルディング」と呼ぶ。

最初は適当に選んだカードや好きなカードだけでデッキを組んでもいいが、戦略やカード同士のシナジーなどを考えていくと、使うカードはある程度絞られてくる。
実際、デッキは戦略によってさまざまな型があり、デッキの型の区分をデッキタイプと呼ぶ。
逆に戦略を考えない、あるいは絞り切れてないデッキジャンクデッキと呼ばれる。

構築済みデッキは最初から戦略が組み込まれた状態で販売しており、初心者が手に取るデッキとしておすすめ。

その他 [編集]

  • 海外版のルールではデッキの枚数に制限はない。100枚や200枚のデッキを組むことも可能だが、デッキの枚数が増えるとその分狙ったカードを引ける確率が下がるので、可能な限り40枚に近づける方がよい。
  • 「デッキからカードをドローする」などと、よく山札と同じ意味で使用されるが、厳密には意味合いが違う。山札とはデッキから手札シールドを差し引いた未使用のカードの束であり、デッキというまとまりの一部である。
    • とはいえデッキ進化では完全に山札の意でデッキという単語が使われているため、誤解さえ生じなければどのような言い回しでも大した問題はないだろう。
  • 「束」と呼ばれる事も多い(例:高額なカードが大量に使われた、または要求するデッキを「札束」、質の低いデッキを「紙束」など)。
  • 「デッキ」とは元々トランプの一組を表す言葉として用いられ、そこから「ゲームに必要なカードの束」=「デッキ」としてカードゲームに適用された経緯がある。

デッキ投入枚数制限に関わる項目の一覧 [編集]

参考 [編集]


[1] 暫定。総合ゲームルールなどには明記されていない