爆炎龍覇(ばくえんりゅうは) モルトSAGA(サーガ) [編集]

爆炎龍覇 モルトSAGA P 火文明 (8)
クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆/ドラグナー 10000
W・ブレイカー
スピードアタッカー
同じ名前のウエポンを2枚以上、このクリーチャーに装備できない。
このクリーチャーが出た時、火のドラグハートを、コストの合計が自分のマナゾーンにあるドラゴンの数以下になるように好きな数選び、自分の超次元ゾーンから選んで出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
マナ武装7:このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンに火のカードが7枚以上あれば、その攻撃の終わりに、自分のドラグハートをすべてクリーチャー側に裏返し、アンタップする。

DM22-BD1で登場したガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆/ドラグナー

コスト合計が自分のマナゾーンにあるドラゴンの数以下のドラグハートを好きなだけ出すcipを持ち、自身の攻撃後にドラグハートをクリーチャー側に裏返すアタックトリガー型のマナ武装を発揮する。

カードを要約すると、ドラグハートを利用するcipアタックトリガーを持ち、出たターンからスピードアタッカーで攻撃して即座にそれらを活用できる。

cipは「ドラグハート」で指定しているためドラグハート・ウエポンに限らず、ドラグハート・フォートレスドラグハート・クリーチャーにも対応している。
デュエマの対戦中、必ずしも左上のマナコスト通りに使われるとは限らないが、仮に自身を召喚できる8マナ状態で、それら8枚がすべてドラゴンだと考えると、《熱血星龍 ガイギンガ》《爆熱王DX バトガイ銀河》といった強力なクリーチャーを直接出すことができる。
対象となるドラグハートのコストは、マナゾーンにあるドラゴンの数に比例するので、《メンデルスゾーン》《ボルシャック・栄光・ルピア》などでマナゾーンのドラゴンを増やせば、さらにアクセス先が増える。

許可される合計コストまでなら好きな枚数出せるので、アタックトリガーでの裏返す効果を頼りに、小型のウエポンフォートレスを複数出しておき、そこからクリーチャーにするプレイングもある。
その際、「火のドラグハートを」および「同じ名前のウエポンを2枚以上、このクリーチャーに装備できない」という制約があるため、合計コスト以外の部分でミスがないよう注意したい。

マナ武装7の能力は、疑似的にすべてのドラグハート・クリーチャーへの龍解条件を「このクリーチャーの攻撃後」に書き換えるようなもの。
攻撃2回を要する《銀河大剣 ガイハート》《無敵王剣 ギガハート》、2回バトルに勝たなければならない《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》、龍解がターンのはじめかつ条件が重い《勝舞城 ボルシャック》などもこのクリーチャーの攻撃1回で裏返すことが可能。
厳密には龍解そのものという訳ではないため、相手のバトルゾーン《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》がいても影響を受けず、《熱血星龍 ガイギンガ》などの「このクリーチャーが龍解した時」も誘発しない。
処理としては《覚星龍界 剣聖ジゲン》と似ている。しかし、自身でドラグハートを出せるため、使い勝手はこちらのほうが上。

特に《無敵王剣 ギガハート》の運用には優れており、《無敵剣 プロト・ギガハート》と同時に装備して除去耐性を持ちつつの龍解、《熱血剣 グリージーホーン》と合わせて疑似的なマッハファイターとして運用しながらの龍解と、幅広い運用ができる。
コストは軽いが横にドラゴンが必要だった《次元龍覇 グレンモルト「覇」》と単身で龍解させられるがコストが重かった《二刀龍覇 グレンモルト「王」》の間を取り、新たな《ギガハート》の使い手として最も有力なカードである。
こちらも8コストと一見重そうだが、ドラゴンデッキご用達の《メンデルスゾーン》《ボルシャック・栄光・ルピア》《インフェル星樹》で2→5→8と繋げば最速4ターン目にフルスペックを発揮できるため、フィニッシャーとしては寧ろ軽いぐらいと言える。

ルール [編集]

マナ武装7について

  • 攻撃クリーチャー指定ステップに、自分の《爆炎龍覇 モルトSAGA》を選んだ時点のマナゾーン状況は全く関係ない。
  • アタックトリガー解決時に「自分のマナゾーンに火のカードが7枚以上」という条件を達成していれば効果が予約される。遅延誘発型能力なのでS・トリガーで攻撃中の《モルトSAGA》が場を離れたり、《マナ・クライシス》などでで火のカードが6枚以下になったりしても問題なく解決出来る。
    • しかし、《モルトSAGA》が装備していたウエポンは、装備者が離れると状況起因処理で超次元ゾーンに戻る。そのため、上記の状況ではドラグハートを裏返す効果発揮時にはバトルゾーンからなくなっているため、結果として裏返せない。
    • 装備者が封印されてもウエポンは残存する。よって裏返す頭数に含まれることになる。
  • 裏返すドラグハートの文明には縛りがなく、《邪帝斧 ボアロアックス》などの火ではないドラグハートがあった場合、それらも裏返る。
  • 能力は強制。裏返したくないフォートレスが勝手に裏返ってしまうことも起きうる。
  • 必ずクリーチャー面に裏返す。3D龍解カードをウエポンで出している場合、フォートレスにすることは不可能。
  • 前述の通り、「龍解」というイベントを参照する効果をすり抜ける。

相性の良いドラグハート・ウエポン [編集]

《熱血剣 ネビュラ・ホーン》(1)後述の《プロト・ギガハート》より耐性の範囲は狭いが、最軽量の1マナ。
《熱血剣 グリージーホーン》(2)アンタップキラーを与える。攻撃先があればシールドをブレイクせずに一斉龍解を狙える。
《無敵剣 プロト・ギガハート》(2)置換効果で耐性を付与し、「S・トリガーで除去されて一斉龍解に失敗する」という懸念をケアできる。コストも2と軽く、ついでのように出せる点が強力。
《銀河剣 プロトハート》(4)攻撃したタイミングでアンタップするため、2回攻撃が可能。マナ武装の擬似龍解&アンタップも2度誘発するようになる為、スピードアタッカーを持つドラグハート・クリーチャーの攻撃も倍加できる
《銀河大剣 ガイハート》(4)龍解を狙えば《熱血星龍 ガイギンガ》を直接踏み倒すより3コスト分軽いコストで出せる。
《将龍剣 ガイアール》(4)相手クリーチャーと効果バトル《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》より1コスト分軽いコストで出せる。マナゾーンに火のカードが7枚なくとも、《モルトSAGA》自身で龍解条件を満たせる。
《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》(5)パワー13000ものパワーで相手クリーチャーと効果バトル
《爆銀王剣 バトガイ刃斗》(5)山札からのコスト踏み倒しで追撃ができる。マナ武装の条件を満たしていれば、ガチャが外れても問題なく裏返せる
《伝説の救世主 ワタル》(5)バトルする時に《龍神丸》へと龍解し、そのままバトルに勝利すれば多大なアドバンテージを稼げる。マナ武装の能力で裏返す場合、進化元となるクリーチャーは必要無いが、あえて重ねることもできない
《無敵王剣 ギガハート》(6)コストは6と重いが、龍解すれば強力なフィニッシャーとなる。破壊耐性も付与できる。

相性の良いドラグハート・フォートレス [編集]

《最前戦 XX 幕府》(3)自分の火のドラゴンが攻撃する時に相手のブロッカーを破壊。
《闘将銀河城 ハートバーン》(5)自分のドラゴンすべてがスピードアタッカーになる。《モルトSAGA》が自前でスピードアタッカーを持つ為、出たタイミングでは置き物同然。《ガイNEXT》の龍回避後も他のドラグハート・クリーチャーにスピードアタッカーを与え続けるのが主な役割か

相性の良いドラグハート・クリーチャー [編集]

《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》(5)スレイヤーブロッカー。クリーチャー面としては比較的低コスト
《熱血龍 GENJI「天」》(6)自分のクリーチャーが攻撃する時に相手のブロッカーを破壊。
《熱血星龍 ガイギンガ》(7)選ばれると追加ターンを得られる、スピードアタッカードラゴン
《爆熱王DX バトガイ銀河》(8)1ドローしつつ手札からのコスト踏み倒しで追撃ができる上、更に相手の出たばかりのドラゴン以外のクリーチャーは攻撃できない。
《超戦覇龍 ガイNEXT》(10)自分のクリーチャーすべてがスピードアタッカーになる龍回避持ちドラゴン
《最強熱血 オウギンガ》(11)アタックトリガーでコスト10以下のドラグハート・クリーチャーコスト踏み倒し
《五邪王 ニガ=ヴェルムート》(11)クリーチャーの攻撃時に相手のクリーチャーをマナ送り

環境において [編集]

登場早々【モルトNEXT】に居場所を見つけ、《超戦龍覇 モルトNEXT》と並ぶ《爆銀王剣 バトガイ刃斗》装備フィニッシャーとして運用されるようになった。メインフィニッシャーが《超戦龍覇 モルトNEXT》と合わせて8枚体制となったのが大きい。マナ武装7により《爆銀王剣 バトガイ刃斗》《メンデルスゾーン》を捲ったパターンというデッキに残っている細い負け筋を消せるのも利点。

【白ガイアッシュ覇道】でも主軸を乗っ取るような活躍を瞬く間に果たしている。《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》による除去や《流星のガイアッシュ・カイザー》による足止めのおかげで高マナ域まで凌げるため、案外ドラグハート呼び出し範囲を広げやすい。

ただ、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》の登場以降はそちらの影響で環境が従来より若干高速化したため、マナ武装7が最大の武器となるこちらの優先度は下がり、【白ガイアッシュ覇道】でも《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》に枠を押しのけられるケースが増え、【モルトNEXT】系統でも《超戦龍覇 モルトNEXT》と同格かそれ以上というよりはそちらの5枚目以降という立ち位置となった。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

  • マナ武装を達成しており尚且つ十分なマナがある状態では、単体で一気にドラグハートを並べて殴ることにかけて右に出る者はいないので、クリーチャーが場に残りにくい【ドラグシュートランデス】のフィニッシャーにも適している。そちらはランデスデッキなので、ランデスさえしっかり決まっていれば詰めに関しては特に注文は付かないだろう。

その他 [編集]

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 4つ目の能力について

Q.《爆炎龍覇 モルトSAGA》の「出た時」の能力で、ドラグハート・クリーチャーを出せますか?
A.はい、出せます。例として、自分のマナゾーンにドラゴンが7枚あれば、《熱血星龍 ガイギンガ》を超次元ゾーンから出せます。
引用元(2022.11.11)

  • 5つ目の能力について

Q.《爆炎龍覇 モルトSAGA》の「マナ武装7」で裏返したドラグハート・ウエポンやフォートレスは、「龍解」したことになりますか?
A.いいえ、裏返すだけなので、「龍解」したことにはなりません。
例えば、《銀河大剣 ガイハート》《熱血星龍 ガイギンガ》に裏返しても相手のパワー7000以下のクリーチャーは破壊できませんし、相手の《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》のような「龍解できない」能力を持つクリーチャーがバトルゾーンにいる状態でも裏返すことができます。
引用元(2022.11.11)

Q.自分のマナゾーンに火のカードが7枚の状況で、《爆炎龍覇 モルトSAGA》で相手に攻撃しました。相手の「S・トリガー」で《爆炎龍覇 モルトSAGA》がバトルゾーンを離れてしまったのですが、その攻撃の終わりにドラグハートをすべて裏返せますか?
A.はい、裏返せます。「マナ武装7」は攻撃した時にすでに解決され、それにより「攻撃の終わり」にトリガーする遅延誘発型能力が生成されています。その後で《爆炎龍覇 モルトSAGA》がバトルゾーンを離れたとしても、能力は解決されます。
ただし、裏返せるのは攻撃の終わりに能力を解決するタイミングでバトルゾーンにあるドラグハートだけです。

+  総合ルール 603.6.

引用元(2022.11.11)

Q.《爆炎龍覇 モルトSAGA》の「マナ武装7」でアンタップするのはどのカードですか?
A.龍解したドラグハート・クリーチャーをアンタップします。これにより《爆炎龍覇 モルトSAGA》自身はアンタップしません。
引用元(2022.11.11)

Wiki注:「龍解」そのものではない。ここではドラグハートを裏返すことを簡略化した意味で使われている。

Q.自分のマナゾーンに火のカードが7枚の状況で、《爆炎龍覇 モルトSAGA》で相手に攻撃しました。相手は《マナ・クライシス》を「S・トリガー」で唱えて、自分のマナゾーンにある火のカードが6枚になったのですが、この攻撃の終わりにドラグハートをすべて裏返せますか?
A.はい、裏返せます。「マナ武装7」は攻撃した時にすでに解決され、それにより「攻撃の終わり」にトリガーする遅延誘発型能力が生成されています。その後でマナの数が変わったとしても問題ありません。

+  総合ルール 603.6.

引用元(2022.11.11)

Q.自分のマナゾーンの火のカードが5枚の状況で、《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を装備した《爆炎龍覇 モルトSAGA》で攻撃しました。最初に《爆銀王剣 バトガイ刃斗》の能力を解決し、山札の上から《ボルシャック・栄光・ルピア》を出し、その「出た時」の能力でマナゾーンの火のカードが7枚に増えたのですが、その後《爆炎龍覇 モルトSAGA》の「マナ武装7」を解決できますか?
A.はい、できます。攻撃時にトリガーした自分の能力は、好きな順番で解決できます。《爆銀王剣 バトガイ刃斗》の能力と、それによって出た《ボルシャック・栄光・ルピア》の能力を解決した後で「マナ武装7」を解決すれば、その時点ではマナゾーンの火のカードが7枚になっているため、問題なく能力を使えます。
引用元(2022.12.16)

Q.《爆炎龍覇 モルトSAGA》の「マナ武装7」で、自分のタップしているドラグハート・クリーチャーはアンタップしますか?
A.はい、アンタップします。この能力は、ドラグハートをすべてクリーチャー側に裏返し、アンタップします。ドラグハート・クリーチャーは裏面がクリーチャーではないため、裏返せませんが、その場合でもアンタップだけ行われます。
引用元(2022.12.16)