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蒼神龍アナザー・ワールド SR 水文明 (7) |
クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン 6000 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
相手の、呪文またはクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりに出してもよい。 |
このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身の手札と墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフルし、カードを5枚引く。 |
DM24-RP2で登場した水のポセイディア・ドラゴン。
新式マッドネスと《サイバー・N・ワールド》のcipを持つブロッカーW・ブレイカー。
本来手札が0枚になるオールハンデスを受けたとしても即座に手札を5枚まで回復できるのは美味しい。しかもブロッカーで相手のビートダウンもある程度牽制できる。
相手にも手札を与えてしまうというのは時にデメリットになりうるが、ハンデス対策をしながら自分の手札補充を兼ねるカードが役立つのは《貝獣 パウアー》が証明している。《パウアー》はマッドネスを使っても盤面の圧力には貢献しないが、《アナザー・ワールド》は盤面に残る。
オマケのように墓地リセットも行うが、ハンデスをしてくる相手ということはおおよそ闇文明を含んでいるということであり、多かれ少なかれ墓地利用をするであろう相手に対してのオマケとしてはなかなか強烈なものと言えよう。
《サイバー・N・ワールド》が廃れた理由の一つに、普通の使い方をしたら「メインステップに6マナ支払って召喚するので自分が他の行動に移るのが難しく、ゆえにリフレッシュした手札を先に使えるのは相手」という側面があった。
《蒼神龍アナザー・ワールド》は「マッドネスならマナを消費せず、リフレッシュした手札を先に使えるのは基本的に自分[1]」と先代の課題点が大きく改善されている。
総じて純粋な手札補充として役立つ傾向にあり、相手が手札を得てもこちらの手札で耐久できるデッキで使われやすい。
発売2日目にはこれを《貝獣 パウアー》と総入れ替えで3枚積みした【白緑巨大天門】が222人参加のオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。同日、【白青天門】でも結果を残している(60人参加、オリジナル、3位)。《謀遠 テレスコ=テレス》対策[2]となるマッドネス、《闘門の精霊ウェルキウス》の強制効果などの理由で薄くなった山札回復としての性質が強い。
発売2週目には【青黒緑キリコグラスパー】に《貝獣 パウアー》と総入れ替えにされた事例も見られた(オリジナル、98人参加、4位入賞)。
発売第2平日には【白青ライオネル.Star】での採用事例も見られた(オリジナル、64人参加、ベスト4)。
【白青赤緑ドラグナー】【青赤緑ガイアッシュ覇道】【白ガイアッシュ覇道】などのドラゴンデッキに挿される場合もある。中には《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》と8枚採用で最大限ハンデスへのガードを上げた型も存在する。
しかし2024年9月になると、デッキ全体に手札補充手段が元々大量にあるため無くともリカバリーには困らないこと、これでないとリカバリーが効かないオールハンデスが環境にほとんど存在しないこと、単純に水単色枠が《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》に奪われていることから、【ヘブンズ・ゲート】系統や【白青ライオネル.Star】のような耐久基盤でもあまり見なくなった。【青黒緑キリコグラスパー】でもやはりなくてもメインループに困りづらい上にあっても他のパーツでリカバリーは効き、ドラゴン基盤系統でも今引きでリソースは大体どうとでもなり、やはり使用率が低下。
DM24-BD3・DM24-BD4発売から約1週間後のオリジナルでは、軽量級メタカードや青黒緑ウィニー基盤によるリソース確保、これや《アーテル・ゴルギーニ》といったリソース付き中型ブロッカーによる戦術、《絶望と反魂と滅殺の決断》や《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》、《冥土人形ヴァミリア・バレル》を使ったハンデス戦術を軸とした専用デッキである【青黒緑アナザー・ワールド】なる専用デッキが54人のチャンピオンシップを3位入賞。そちらのレシピには新戦力の《死神信徒バーロウ・ビリーバー》も4枚投入されていた。