ドラゴン・サーガ [編集]
デュエル・マスターズ13番目のシリーズ。
ブロックマークはDS (= Dragon Saga)。
超全集E3の付録である《神撃の カツドン DASH》と《最終章 カツエンド》が先駆けてこのシンボルのカードとして登場した。
エピソード1から始まったエピソードシリーズもエピソード3で幕を閉じ、今シリーズからは全く別の世界を舞台とした物語が開始した。
名前からも分かる通り、このシリーズではドラゴンがストーリーの中心であり、ベリーレア以上は全てドラゴンになっている。(革命編の新種族であるダーク・ナイトメアのプレビューとして登場した《夢幻騎士 ヴィシャス・デスラー》のみ例外)
現在、このセットに当てはまるエキスパンションは、
の5つ。
これまで以上に単色カードのカードパワーが上昇しており、ドラグナーやフォートレスの仕様上ゲームスピードが高速化したり容易に切り崩せない場面も増えた。
- ドラゴンサーガ展開時の2014年時、「妖怪ウォッチ」や「パズドラ」など多数の新規のキッズ向けのホビー、ゲーム作品が登場した点、別社TCGの「バディファイト」が参入し競争が激化した点もあり、ビギニング・ドラゴン・デッキの500円販売やパック付録などそれまでとは違った対応も見せている。
- 特にDMR-13の付録パックの際には爆発的にコロコロの売上を伸ばした事もあり、複数に渡るジャンボカード付録や「ポケモン」のゲーム体験版付録など他作品にも影響を与えている。
- 売上的には強力なカード性能もあってパック販売数はエピソード3時を上回ったが、「妖怪ウォッチ」ブームによる市場の食い潰し合いの影響もあり全体的な売上は低下しており、近年では最も売上が落ち込んだエキスパンションとなってしまった。重課金系のゲームとして「パズル&ドラゴンズ」という強敵が台頭したのも大きく、TCGに新商品「バディファイト」が参入した影響もある。非ドラゴンプッシュからドラゴンプッシュに回帰したにもかかわらず売上が落ち込んだという事実は多くの衝撃を残した。2015年にはDMD-20の再販が中止されるという影響があった。後に4Gamer.netに公開された2017年度戦略発表会の売上変遷のスライドと覚醒編のエキスパンション売上が62億円であることを照らし合わせると、一説にドラゴン・サーガの売上は40億円台後半と推測される。この推測通りだとすれば、公式に明示された中で全シリーズ中最低売上(52億円)となる不死鳥編を凌ぐ商業的不振である。
- これを受け、2015年4月2日に「2015年度戦略発表会」が関係者向けに開催された。小学生向けのTCGが高年齢層向け化している事実を認めながら、新規参入を促すための施策として「革命」と称した3つの試みを公表した。
1つ目は、アニメ放送枠の移動。土曜に学校がある小学生に配慮して日曜の同時間帯に引越しすることとなった。
2つ目は高レアリティカードの封入率の改善。革命編以後は1パックに必ずレア以上が封入されるようになった。
3つ目はデュエルロードの廃止。エンタメ性を高めるためにデュエ祭に再編され、デュエルロードに求められていた役割はチャンピオンシップと公認グランプリに引き継がれることになった。
これらの施策の影響か、革命編以後の2年間、デュエル・マスターズの売上はV字回復を果たす。
このシリーズに発売された商品 [編集]
※= ブロックマークなし
参考 [編集]