勝熱英雄(ジョーネツヒーロー) モモキング》 [編集]

勝熱英雄 モモキング KGM 火/自然文明 (8)
クリーチャー:ヒーロー・ドラゴン/ジョーカーズ/チーム切札 12000
<キリフダッシュ>[火/自然(6)]
スピードアタッカー
T・ブレイカー
各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、その攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
相手は、多色ではない、クリーチャーの能力または呪文でこのクリーチャーを選べない。

DMRP-13で登場した/自然ヒーロー・ドラゴン/ジョーカーズ/チーム切札

コスト8と重いが、キリフダッシュによって早期召喚を狙える。3ターン目に《タイク・タイソンズ》Jチェンジして《勝熱龍主 モモキング》を出せば、《タイク・タイソンズ》の離れた時のマナブーストと《勝熱龍主 モモキング》のコスト軽減効果によってそのまま召喚できる。しかし、要求値が高いうえにこれだけでは仕留めることができないのが厳しい。

スピードアタッカーT・ブレイカー、2回攻撃という《勝利天帝 Gメビウス》を彷彿させる攻撃性能を誇り、加えて単色クリーチャーの能力・呪文の効果で選ばれない耐性まで持っている。さらに、このクリーチャーのアンタップ効果は、《超戦龍覇 モルトNEXT》と同じく攻撃の後解決される遅延誘発型能力であり、オールタップ系の効果は効かないため、この奇襲性能にいきなり対処できる手段は限られる。
なお、《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》等のドラグハート《罪罰執行 ジョ喰ンマ》等のオーラ《ヴィオラの黒像》等のタマシードといった、クリーチャーでも呪文でもない単色のカードの効果では選ぶことができるため注意。

どの能力も特にジョーカーズを必要としているわけではないので、入るデッキは数多い。切札 ジョーの新切り札の名に恥じない活躍ぶりに期待がかかる。

コストが軽減されるとは言え、キリフダッシュに6コストと多めのマナを要求されることは明確な弱点。
相手もこのカードへの対抗策を練る時間が作れるうえ、6マナも残した状態で、キリフダッシュが失敗した時の損失は痛い。

このクリーチャーを除去できる可能性があるクリーチャーor呪文のS・トリガー群 [編集]

+  多色呪文:42種
+  多色クリーチャー:10種

ルール [編集]

  • テキストの「クリーチャーの能力」というのは、バトルゾーンにあるクリーチャーの能力を指す[1]。そのため、G・ストライクなどでバトルゾーン以外で発動した効果は、それが非多色であっても選ばれてしまう。
    • 一方で、「呪文の効果」はどのゾーンの呪文の効果でも対象になるため、単色の呪文のG・ストライクなどで選ばれない。
  • バトルゾーンで能力が誘発した非多色クリーチャーが、解決時にバトルゾーンを離れていても選ばれない。参照されるのは、誘発した時のクリーチャーの状態である。
  • 非多色クリーチャーの「破壊された時」・「(バトルゾーンを)離れた時」の能力には選ばれない。現在の過去の状態を見るルールによって、「破壊された時」・「離れた時」の能力はバトルゾーンにあるクリーチャーの能力として扱われる。
  • 誘発した時に非多色だったクリーチャーが、解決時に多色になっていても選ばれない。逆に誘発した時に多色クリーチャーであれば、あとから非多色クリーチャーになっても選ばれる。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

環境において [編集]

十王篇環境では【黒赤緑モモキング】【青赤緑モモキング】【4色万軍投モモキング】を中心にチャンピオンシップでの入賞報告が散見される。ドラゴンであることを活かして【モルトNEXT】に入れられ、そちらでも一定の結果を残した。だが、非多色単体除去タッパーにしか耐性がなく、よく使われる《テック団の波壊Go!》《襲来、鬼札王国!》をS・トリガーとして踏めば簡単に除去されるため良いカード止まりである。

DMEX-12にて、《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》が登場すると、クリーチャーの展開力に優れる【バーンメアジョーカーズ】に、サブフィニッシャーとして投入されるようにもなる。

王来篇環境【5色コントロール】が中心に立って多色だらけの対戦環境となると、耐性が機能しない場面が激増して大幅弱体化。

それでもDM23-EX2発売から2週間が経過したかしないかの頃に、多色デッキやドラゴン基盤に採用されるケースが散見されるようになった。明確な不利対面である【5色ザーディクリカ】が往時ほど多くなく、防御札の薄い【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】防御札のほぼすべてが単色である【青魔導具】【青黒魔導具】のようなこのカードが刺さる対面が多い環境を突いたものとみられる。DM23-BD2DM23-BD3期時点では【青赤緑ガイアッシュ覇道】が主な居場所。再び使われるようになった背景には、後続を確保できる5コストジャストダイバー2打点である《五番龍 レイクポーチャー ParZero》の存在が大きい。

DM23-BD4DM23-BD5DM23-BD6DM23-BD7最終週末にはオリジナルの【オボロティガウォック】での入賞報告が為された。【アカシック3】《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》青黒緑基盤系の《同期の妖精/ド浮きの動悸》など、これで無効化できる防御札がこの頃の環境に多いのが採用の要因と思われる。

DMGP2024-1st』終了後には、《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》でこれを釣り上げる型の【黒赤緑アビス】が64人参加規模のオリジナルのチャンピオンシップで4位入賞。

メディアでの活躍 [編集]

  • 漫画『キング』でも同様の経緯で誕生した。

その他 [編集]

  • DMEX-17では2019年枠のWINNERカードに(全国大会2019が延期になったための)枠埋めにこのカードが抜擢されたが、後に開催された全国大会2019で【JO退化】が優勝する事でこのカードはある意味予言となった。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 5つ目の能力について

Q.自分のバトルゾーンに《邪眼死龍ゴルドノフV世》がいる状況で、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》をバトルゾーンに出し、墓地から《ナチュラル・トラップ》を唱えました。この《ナチュラル・トラップ》で相手の《勝熱英雄 モモキング》を選べますか?
A.はい、墓地にある《ナチュラル・トラップ》《邪眼死龍ゴルドノフV世》の能力により闇文明が追加されているため、自然と闇文明の多色カードになっています。よって、《勝熱英雄 モモキング》を選ぶことができます。
引用元(2020.3.27)

Q.《ボルシャック・ドギラゴン》の「革命0トリガー」で、《偽りの王 ヴィルヘルム》がバトルゾーンに出て、その上に《ボルシャック・ドギラゴン》を置きました。《偽りの王 ヴィルヘルム》の「出た時」の能力を解決する時、すでに《偽りの王 ヴィルヘルム》《ボルシャック・ドギラゴン》に進化していますが、《勝熱英雄 モモキング》を選べますか?
A.はい、選べます。効果の発生源は、それを生成した能力を持つカードです。《偽りの王 ヴィルヘルム》の効果の発生源は《偽りの王 ヴィルヘルム》自身ですので、多色クリーチャーの能力として扱います。
引用元(2020.3.27)

Q.《ロジック・Re:キューブ》のような単色呪文の「G・ストライク」で《勝熱英雄 モモキング》を選べますか?
A.いいえ、選べません。「G・ストライク」も呪文の効果ですので、《勝熱英雄 モモキング》を選ぶことはできません。
引用元(2021.4.16)

Q.《とこしえの超人》のような単色クリーチャーの「G・ストライク」で《勝熱英雄 モモキング》を選べますか?
A.はい、選べます。《勝熱英雄 モモキング》が持つ「多色以外のクリーチャーの能力で選ばれない」は、バトルゾーンでトリガーしたクリーチャーの能力でのみ選ばれなくなる能力です。
「G・ストライク」はバトルゾーン以外でトリガーする能力ですので、《勝熱英雄 モモキング》を選ぶこともできます。
引用元(2020.3.27)

Q.自分の《The邪悪 寄成ギョウ》と相手の《勝熱英雄 モモキング》がバトルゾーンにいる状況で、相手は《究極生命体 Z》をバトルゾーンに出しました。その「出た時」の能力をかわりに自分が使いますが、自分は相手の《勝熱英雄 モモキング》を選び、破壊できますか?
A.いいえ、効果の発生源は《究極生命体 Z》で、単色のクリーチャーですので、相手の《勝熱英雄 モモキング》は選べません。
引用元(2021.5.21)

Q.自分のタップされた《有毒目ヴェスプトックス》がバトルゾーンにいる状況で、相手の《勝熱英雄 モモキング》《有毒目ヴェスプトックス》を攻撃してバトルしました。バトルに勝った《勝熱英雄 モモキング》《有毒目ヴェスプトックス》の「相手のクリーチャーがバトルに勝った時」の能力でマナゾーンに置けますか?
A.はい、マナゾーンに置きます。《有毒目ヴェスプトックス》の能力はバトルに勝ったクリーチャーをマナゾーンに置く効果で、クリーチャーを選んでいるわけではありません。
引用元(2021.10.22)

Q.自分の手札にある《斬隠蒼頭龍バイケン》が置換効果によってバトルゾーンに出た際、クリーチャーを手札に戻す効果で相手の《勝熱英雄 モモキング》を手札に戻せますか?
A.いいえ、選べないので、手札に戻せません。《斬隠蒼頭龍バイケン》の置換効果は、手札から捨てられる時に適用されますが、「そうしたら」以降の能力はバトルゾーンにいる《斬隠蒼頭龍バイケン》が発生源となります。《勝熱英雄 モモキング》は、バトルゾーンの多色ではないクリーチャーの能力によって選ばれないため、《斬隠蒼頭龍バイケン》の能力でも選べません。
引用元(2022.7.22)


[1] 「バトルゾーン」というテキストは省かれる傾向にある