《ボルシャック・ギルクロス・NEX(ネックス) [編集]

ボルシャック・ギルクロス・NEX SR 火文明 (9)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/エイリアン 9000+
スピードアタッカー
パワーアタッカー+5000
T・ブレイカー
誰もサイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。

DMX-05で登場したアーマード・ドラゴン/エイリアン

《ボルシャック・クロス・NEX》エイリアンとして転生したクリーチャー
このクリーチャーバトルゾーンにいる間、誰もサイキック・クリーチャーを出すことができなくなる。
超次元呪文はもちろん、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》などのクリーチャーサイキック・クリーチャーを出す場合も阻止できる。

サイキック・クリーチャーメタとして考えた場合、9コストという重さがネックとなる。よって相手のサイキック・クリーチャー全般を止めるような使い方ではなく、終盤でのファッティや大量展開を止める役割を担うこととなる。
しかしその場合、同コスト呪文メタを持つ《光神龍スペル・デル・フィン》《偽りの王 ナンバーナイン》が強力なライバルと言える。サイキック・クリーチャー超次元呪文による展開が主流であるため、呪文メタでも間接的に妨害できることが少なくないためである。しかもその上、そもそもメタカードとしての質が呪文メタの方が高い点が非常に痛い。あちらも出すのが遅くなりがちであることに変わりはないが、メタの刺さりやすさ・範囲を加味すると、あちらの方が強力なロックとなる場面も少なくない。

また、DMR-04で同様の能力を持つ《偽りの名 シャーロック》があまり間隔を開けずに登場してしまった。あちらのコストは10なのでこちらよりやや重いがほぼ誤差であり、サイキック・クリーチャー全体除去、そしてアンタッチャブルまでも有している。ロックを行うシステムクリーチャーとしては完全にあちらに軍配があがる。
さらにDMEX-01ではドラグハートなどにも対応した、実質的上位互換《超絶の名 シャーロック》も登場している。

さらにこのカードの難しい点として、一切の耐性を持たない点が挙げられる。アンタッチャブルに限らずとも、例えば呪文メタも結果として間接的に耐性と成り得るので、こちらは場持ちでも劣ることとなる。
一方で、こちらは本家同様にスピードアタッカー持ちのT・ブレイカーであるため、ビートダウン性能が非常に高い。本家のドラゴンNEXに加え、エイリアンも持つため、豊富な各種サポートが受けられる点も共通している。
このことから、このカードはロックを狙うシステムクリーチャーではなく、「サイキック・クリーチャーメタにもなるフィニッシャー」といった役割が妥当である。そのため、入れるデッキもコントロール寄りではなくビートダウン寄りの方が輝けるだろう。

  • のちにDMX-14で登場した《暴走龍 5000GT》にはほぼあらゆる点において劣っている。とはいえあちらは単に「後発のカードゆえのインフレ」では収まらない高さのカードパワーを有するため、比べること自体が酷である。
    • こちらが勝っている要素としては、ドラゴンエイリアンNEXのサポートが受けられる点が挙げられる。一応、パワーアタッカー込みならパワーも上回るが、そもそもあちらも12000と高い上、こちらは素のパワーが低いので殴り返しのリスクを考えればあまり優位であるとも言えない。
      一方であちらは、こちらのネックだった重さを解決するコスト軽減、サイキック以外にウィニーも含める範囲の広さ、既に出ている対象も全体除去で薙ぎ払う隙の無さ、といった数々の魅力を併せ持つ。このように非常に高い次元で自己完結した完成度を誇る、フィニッシャーとしてもメタカードとしてもとても強力な一枚となっている。

相互互換 [編集]

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]