終末縫合王(しゅうまつほうごうおう) ザ=キラー・キーナリー》 [編集]

終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー SR 水/闇/自然文明 (10)
クリーチャー:ディスペクター/ジュラシック・コマンド・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ 15000
EXライフ
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。その選んだクリーチャーを相手の手札へ戻してもよい。その後、その選んだクリーチャーのコスト以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
相手のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。

DM23-BD1で登場した//自然ディスペクター/ジュラシック・コマンド・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ

cipで相手のクリーチャーを1体バウンスし、そのコスト以下のクリーチャーをリアニメイトできるT・ブレイカー。クリーチャーのcipをロックする常在型能力も持つ。

ロックの範囲は《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》《ブラキオ龍樹》と同等で、自分のターン中にS・トリガーなどで出されたクリーチャーにも有効。
ブレイク数で劣ることを差し引いても高いフィニッシャー適性を誇る。

先に相手に出されていたクリーチャーにはcipの確定除去で対処でき、常在型能力によってバウンスしたクリーチャーのcipも使い回されにくいという自己完結したデザインである。

青黒緑デッキカラーではマナを伸ばしながら墓地リアニメイトしたいクリーチャーを用意するのは難しくない。DM23-BD1にも収録されている《天災 デドダム》《Disジルコン》など、リアニメイト先の選択肢自体も豊富。
全体的に軽くササゲール自壊できるものが多いディスタスともよく噛み合う。

耐性面では自前の常在型能力によってそもそも除去されにくい上、呪文などに貫通されてもEXライフで1回だけ耐えられる点が優秀。
名目コストよりも場持ちが重要な【ミステリー・キューブ】では《地封龍 ギャイア》《ブラキオ龍樹》より優先される。
コスト踏み倒しメタにも強く、《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》山札送りなどを無効化できる。

《The邪悪 寄成ギョウ》同様マナ基盤にも役立つ。
あるいは3色メリットとして一番大きいのは封印外しやすさかもしれない。特に《CRYMAX ジャオウガ》が封印された場合のリカバリーになることは、《流星のガイアッシュ・カイザー》など青緑コマンドにはない利点である。

重厚な見た目に反しパワーは15000と《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》より大分削られている。
大抵のT・ブレイカー《蒼き守護神 ドギラゴン閃》バトルで勝てると考えると実戦的には充分なラインだが、《ルベル・ゴルギーニ》などあっさり負ける相手もいるので注意。
《グレート・グラスパー》よりはわずかに高く、そちらのアタックトリガーでは踏み倒せない。

ルール [編集]

最後の能力については、出ることによって起こる効果も参考のこと

  • 選んだクリーチャーがEXライフなどの置換効果によってとどまっても、リアニメイトは問題なく行える。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

環境において [編集]

DM23-BD1期に成立した【獰猛キーナリー】キーカードとして各地のCSで結果を残した。それ以外にもが合い《流星のガイアッシュ・カイザー》を採用するデッキ全般で広く使われた。

《DARK MATERIAL COMPLEX》の登場後は、青黒緑基盤でそちらと同時採用されるケースも中には見られるように。《DARK MATERIAL COMPLEX》で呼び出すこともできるが、本体は不用意に使えばカウンター札が厄介なワールド・ブレイカーである《DARK MATERIAL COMPLEX》をこちらのロックでサポートできる。

【4色ロマノグリラ天門】では《霊宝 ヒャクメ-4》ササゲールとのシナジーなどディスペクターであることを活かして採用される。

その他、ファッティコスト踏み倒し退化などで出すコンボデッキドラゴン基盤全般で使われる。DM23-EX3期時点ではオリジナル【青黒緑DOOM・ドラゲリオン】が主な居場所。

DMGP2024-1st』でもDay1個人戦(アドバンス)3位の【青黒緑DOOM・ドラゲリオン】に投入され、Day2チーム戦(オリジナル)でも準優勝の【5色蒼龍】3面に採用された。

《アクア・ギャクテンポインター》が登場すると、相手がS・トリガーでそちらを捲った際にcipで呼び出せばすでに誘発したcipでの除去EXライフで耐えて次の《アクア・ギャクテンポインター》の個体のcipの誘発を消せるとして話題となった。ただし、《禁呪と聖句の決断》で2体出しすればEXライフすら貫通するため絶対的なストッパーではなく、早速《禁呪と聖句の決断》を採用した【扉天門】【シールドプリズン】が環境に進出してる。

また【青黒緑マルル】でも1~2枚採用されている。

アニメにおいて [編集]

その他 [編集]

“驕り高き真の邪悪”「邪悪王」《龍覇 ザ=デッドマン》と“次元を撃ち抜く銃の射手”「暗黒王」《暗黒皇グレイテストを合成した鬼の歴史の二代目『縫合』ディスペクターの王。《終末縫合王 ミカドレオ》パラレル存在

+  合成元との関係
  • 2023年8月8日にDeadmanはデュエチューブの動画で「新規ディスペクターなのだから、凶悪でカッコイイ効果を持ったクリーチャーを作りたい!」と開発者が考えていたことを明かし、ゲーム性破壊ギリギリのラインを攻めたという趣旨の説明をしている。また「ちょっと効果を弱めてしまうと思ったよりも隙の大きいカードになってしまうことから、最終的にフルパワーの状態で世に放つことになりました」と苦渋の決断に至った経緯が明かされている。参考
  • DM24-RP1では金トレジャーとして収録。軍服を着た中性的な容姿であり、イラストレーターはプレイヤーに(性別の)解釈を委ねている模様。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 4つ目の能力について

Q.《「黒幕」》などが持つ「リンクした時」の能力は、相手の《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》がいてもトリガーしますか?
A.《「黒幕」》自身を出す際に、「中央G・リンク」で3枚リンクした状態で出した場合、これは《「黒幕」》が出てトリガーする能力とみなされます。そのため、《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》の能力で「リンクした時」の能力はかわりにトリガーしません。
《「黒幕」》以外のゴッドを出した際に、「中央G・リンク」などによってすでにバトルゾーンにいる《「黒幕」》が3体でリンクした場合、これは《「黒幕」》が出てトリガーしているわけではないので、トリガーします。
引用元(2023.9.8)

Q.相手の《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》がバトルゾーンにいる状況で、自分は「灼熱ドロン・ゴー」で《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》を手札から出しました。自分は「そうしたら」以降の効果を使えますか?
類似例:《The邪悪 寄成ギョウ》
A.はい、使えます。《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》の能力は手札でトリガーしています。出た時にトリガーする能力ではないので、《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》の効果の対象にはなりません。
引用元(2023.9.8)