スレイヤー [編集]
スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する) |
DM-01から存在するキーワード能力。
スレイヤーを持つクリーチャーがバトルする場合、バトルの相手クリーチャーは勝敗に関係なく破壊される。
ブロッカーなどと同じく、「スレイヤー能力を持つクリーチャー」の意味で使われることもある。
嘆きの影ベルベットフロー C 闇文明 (3) |
クリーチャー:ゴースト 1000 |
スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する) |
闇のクリーチャーのみが持つ能力であり、《クエイク・スタッフ》《砂男》などの効果により他文明のクリーチャーがスレイヤーを得ることもあるが、直でスレイヤーを持つ闇でないクリーチャーはいない(派生能力のゴッドスレイヤーは別だが)。
パワーの大小を無視して相手クリーチャーを道連れにできるため、コストが低いスレイヤーほど使用率が高い。またコストに対して通常クリーチャーよりパワーが小さいことが多く、火力や小型クリーチャーとの相打ちで簡単に破壊されてしまうこともある。
ルール [編集]
- スレイヤー能力による破壊はバトルに勝った時にも適用される。
また、すでにスレイヤーを持つクリーチャーがスレイヤーを付与される場合、それは重複し、持っている数だけ1回ずつ処理していく。
- 以前はバトルに負けた時にしか適用されず、付与されても重複しなかった。DM-10から注釈文が変更されたことに従い、現在の裁定となった。古い注釈文が書かれているカードでも、新しいルールが適用されるため、古いカードを使用する場合は気を付けたい。以下はDM-10以前のスレイヤー能力の全文。
その他 [編集]
- 「ゴッドスレイヤー」等、「[性質]スレイヤー」の形で書かれた能力もある。これはスレイヤー能力の特殊な形で、効果対象が限定されている。
インターネットを通じて、知らない人とも面と向かわずデュエルが可能であるため、一部処理は任意ではなく強制となっており、解決の順番もプレイヤーが好きな順番で選ぶことができない。
スレイヤーは「バトルの後」という特殊なタイミングで解決されるが、ストックの順番を選べるTCG版とは異なり、前述の理由で自動的にプレイヤーの利益になるような順番になるよう調整されている。
ただし、リリース時点で運営が想定した状況から漏れていた、プレイヤーに不利益となる処理が報告されればアップデートにて処理の順番が変更されることもある。(プログラムミスによるTCG版とは違う処理の修正も含まれる。)
実例 [編集]
- 《神滅翔天ザーク・ゼヴォル》と《神滅竜騎ガルザーク》の組み合わせ
- リリース当初はスレイヤーがpigと同じタイミングとして実装されていたが、対象不在の問題が起こらないよう先にスレイヤー、後からpigへと変更された。
(Ver.1.4.3での内容。TCG版の裁定とは異なるため、最新Ver.でもこの処理であるかは要検証。)
- 《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》とターン・プレイヤーのスレイヤー
- リリース当初はスレイヤーが「バトルに勝った時」と同じタイミングとして実装されていたが、ターン・プレイヤーのスレイヤーと非ターン・プレイヤーの「バトルに勝った時」が同時に発生すると《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》の覚醒が不発になってしまった。そのため、先に「バトルに勝った時」、後からスレイヤーに変更された。(対応済みの不具合)
参考 [編集]
公式Q&A
Q.《最終龍覇 グレンモルト》を出して《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》を装備させて、相手の「スレイヤー」持ちクリーチャーとバトルしました。このバトルが2度目だった場合、「スレイヤー」による破壊と《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》の「龍解」はどちらが先に解決されますか。
A.その場合、「龍解」が先に行われます。
引用元(2020.8.21)
Q.自分の《ザイタク・チュリス》が、相手のスレイヤー能力を持つクリーチャーとバトルしました。《ザイタク・チュリス》は破壊されますか?
A.はい、破壊されます。「バトル中」は破壊されませんがスレイヤーのような「バトルの後」の能力が解決する時点では効果が適用されません。
引用元(2020.12.15)
Q. 自分のターン中、《The 大親分 鬼流院 刃/「アンノウンがナンボのモンじゃ!」》と《玉男》がバトルし、バトルの結果《玉男》が破壊されました。《The 大親分 鬼流院 刃》の「バトルに勝った時」の能力と、《玉男》の「破壊された時」の能力と「スレイヤー」の解決はどの順番で行いますか?
A. まず「バトルに勝った時」の能力を解決し、次に「破壊された時」の能力を解決し、最後に「スレイヤー」を解決します。
「バトルに勝った時」と「破壊された時」の能力は同時にトリガーし待機しますが、ターンプレイヤーの能力から解決するため、まず「バトルに勝った時」の能力から解決されます。バトルの結果によってトリガーする能力の解決が終わった後、「スレイヤー」を解決するので、「スレイヤー」が一番最後に解決されます。
+
| | (総合ルール 115.3d )
| - 115.3d
- その後、バトルの結果によって誘発する能力が誘発します。誘発した効果はターン・プレイヤーから順に処理します。
|
引用元(2021.10.22)
Q.相手の「スレイヤー」を持つクリーチャーによる攻撃を、《サッヴァーク-MAX》でブロックしました。バトルの後、《サッヴァーク-MAX》は破壊されますか?
類似例:《大青守星 イマムーソー》
A.はい、破壊されます。「ブロック中」の効果が消滅した後に「バトルの後」の効果を適用します。
A.いいえ、破壊されません。「ブロック中」の効果が消えるのは、攻撃終了ステップです。「バトルの後」の能力を解決し終えてから攻撃終了ステップに移るため、「スレイヤー」を解決するタイミングでは「ブロック中破壊されない」効果がまだ消えていません。
引用元(2022.11.11)
Q.《熱血龍 クサリビッグ・ホーン》が攻撃して「スレイヤー」を持つクリーチャーとバトルした場合、どうなりますか?
A.「バトルの後」の効果を解決してから「攻撃中」の効果が消滅するため、その《熱血龍 クサリビッグ・ホーン》は破壊されず、バトルゾーンに残ります。
引用元(2022.10.28)
Q.《真価と代価のチェスト》の「シビルカウント3」で、元々「スレイヤー」を持っている《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》のようなクリーチャーに、さらに「スレイヤー」が与えられている場合、バトルの後、バトル相手のクリーチャーは2回破壊されますか?
A.はい、その場合、バトル相手のクリーチャーは2回破壊されます。「スレイヤー」を2つ持つことになるので、その能力も2回トリガーします。
通常は2回破壊する意味はありませんが、《龍風混成 ザーディクリカ》や《最終龍覇 グレンモルト》のような、置換効果でバトルゾーンに残るクリーチャーとバトルした際に、1回目の破壊でバトルゾーンに残った場合にもう1回破壊することになります。
引用元(2022.12.16)