《メガ・マグマ・ドラゴン》 [編集]

メガ・マグマ・ドラゴン SR 火文明 (8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍 8000
相手のクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、パワー5000以下のクリーチャーをすべて破壊する。

DMR-18で登場したメガ・コマンド・ドラゴン/革命軍

相手のクリーチャーの数だけ召喚コストが下がり、cipで5000以下を一掃する。

序盤に数で攻めてくる【速攻】【イメンループ】【バニラビート】などによく刺さるカードである。
自身がドラゴンであるためサポートも豊富であり、【連ドラ】【モルトNEXT】の弱点であった【速攻】に弱いという点を補うことができる。
コスト8なので《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》の圏内でもある点も優秀。

5000以下の全体除去は自分にも及ぶので、自分も小型を並べるデッキであれば自滅する可能性があるので注意したい。
逆に自分にも被害が及ぶことを活かしてpig持ちと組ませるのもありだろう。《爆竜兵ドラグストライク》ドロン・ゴー持ちと組みあわせると面白い。

比較対象は《ボルシャック・スーパーヒーロー》《壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ》か。
前者は通常クリーチャーの一掃は3000以下である代わりに素のコストが6と軽く、ボルシャックサポートを受けられる点がある。
後者は文明である点、コスト6である点、自分には及ばない点、うまくクリーチャー破壊し続けられると5000以上のクリーチャー破壊できる点がある。

ウィニーを並べないデッキには刺さらず、準バニラ同然となってしまうため、環境でそのようなデッキが多く流行っているようであれば、採用は避けた方がいいだろう。

環境において [編集]

革命編環境でも十分役に立ったが、【レッドゾーン】ではパワーラインの関係上腐ることが多かったためこのカードを低く評価するプレイヤーも中にはいた。ウィニーに対しては《伝説の禁断 ドキンダムX》全体除去でも対抗できたため、ある意味では《伝説の禁断 ドキンダムX》と役割が被ることがあったと言える。

革命ファイナル環境では《蒼き団長 ドギラゴン剣》革命チェンジ元になりつつ全体除去を放つカードとしてその地位を向上させた。コスト8なので《時の法皇 ミラダンテXII》によって《伝説の禁断 ドキンダムX》禁断解放を未然に防ぐことができるようになった【サザン・ルネッサンス】の返しとしても実績を残している。【モルトNEXT】においては《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》封印を状況次第で早期に外せる札という個性もあった。《スクランブル・チェンジ》が無制限であった頃は、極論焼けるクリーチャーが1、2体程度しか存在しなくともそちらで早出しして封印外しとシステムクリーチャーへの対処を行うこともあった。

新章デュエル・マスターズ環境でもジョーカーズビートジョッキーに対して刺さるため依然としてデッキビルディングにおいて重宝されている。何より《洗脳センノー》《異端流し オニカマス》に対する対抗手段として有効。《制御の翼 オリオティス》に対しては自身が打点として残りにくいが、それでも有効な場合が多い。

しかし双極篇環境になると【モルトNEXT】殿堂レギュレーション改訂の影響で環境外に転落し、【ジョーカーズ】《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》殿堂入り《ジョット・ガン・ジョラゴン》の登場によってこのカードの起点になる状況を避けられるようになったため、使用率に陰りが見えるように。役割対象が重複する上により手軽にバトルゾーンに出せるマッハファイター群や《“乱振”舞神 G・W・D》の登場も失速の要因としては大きい。

超天篇では、GR召喚による大量展開が環境でみられるようになり、このカードは再び評価を上げる。さらに、DMEX-06にて《爆銀王剣 バトガイ刃斗》の情報が公開されてからは【モルトNEXT】の強化が期待されたため、このカードの使用率も増えた。ただ、「大量展開された時にはすでに手遅れ」という考えからこのカードを《ハムカツ団の爆砕Go!》に入れ替えるケースが目立つようになった。

DMEX-06期あたりから【不死鳥モルトNEXT】【モルトNEXT】の型として主流化すると、よりアドバンテージの稼げるドラゴンが優先され、このカードはあまり見かけなくなった。

王来篇環境では火力範囲こそこのクリーチャーより狭いものの、ツインパクト化により圧倒的な汎用性を得た《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》が登場。射程圏内に入らない上に多くの場合においてこのクリーチャーが出ることそのものに干渉してくる《ベイB セガーレ》の登場もあり、ますます肩身が狭くなった。環境がパワー5000を超えるクリーチャーを中心に使う【5色コントロール】系統だらけになったのも痛手である。

【グルメ墓地ソース】で考えると、確かに《超七極 Gio/巨大設計図》呪文面で回収できるが、オリジナルでも【我我我ブランド】【鬼羅.Star】などのウィニー系統のデッキはそのリソース確保能力のおかげで除去されてもリカバリーが効く上に、そもそも一気に展開するのでこれを受け付けるタイミングが無い。【グルメ墓地ソース】自体豊富な防御S・トリガー獣のおかげでこれが無くても困らないというのもある。そのため、特に【グルメ墓地ソース】で採用されることはなかった。

ゴッド・オブ・アビス環境においてはオリジナル【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】に高コスト単色マナ要員という点をメインに2枚程度挿されることが極稀にあるぐらいである。

2023年10月上旬のオリジナルでこれを入れた【白青赤ライオネル.Star】がオリジナルのチャンピオンシップ(ただし32人規模)を3位入賞。同デッキに入っていた《キャンベロ <レッゾ.Star>》侵略するプランを盛り込んでのことと思われる。

【白青赤ゾージアミラダンテ】が発祥すると、稀にドラゴンシナジーを重視して投入されるように。天敵の《キャディ・ビートル》は最悪無視して《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》クリーチャー面でワンショットを狙うという手もある。

その他 [編集]

  • DMBD-21版のフレーバーテキストには「バサラは禁断に力に侵された」とあるが、日本語的におかしい。おそらく「禁断"の"力に侵された」の誤植だろう。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMART-05
    ボクと勝負しよっ!―真久間メガ
  • DMBD-21
    腐った世界をゼロにする戦いの中で、バサラ禁断に力に侵された。だが、それすらもバサラの歩みを止めるブレーキにはならなかった。

収録セット [編集]

参考 [編集]