《
|
切札勝舞&ボルメテウス -決闘の物語- DSR 光/火文明 (16) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ヒューマノイド 17000 |
このクリーチャーの召喚コストを、バトルゾーンにある自分のドラゴン・クリーチャー1体につき3、マナゾーンにある自分のドラゴン・クリーチャー1体につき1、少なくする。ただし、コストは1以下にはならない。 |
スピードアタッカー |
T・ブレイカー |
自分のシールドゾーンから手札に加えるドラゴンすべてに「S・トリガー」を与える。 |
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。その後、このクリーチャーは自分のシールドを1つブレイクする。 |
DMEX-15で登場した光/火のアーマード・ドラゴン/ヒューマノイド。
スピードアタッカーのT・ブレイカーというアタッカーとしては及第点の基本スペックに加え、マナゾーン及びバトルゾーンのドラゴンの数に応じて自らの召喚コストを軽減する、疑似シンパシーとも言えるコスト軽減能力を持つ。
さらに、ドラゴン限定でS・トリガーを付与する常在型能力に加え、それを自分で暴発させることができるアタックトリガーまでも持つ。
16コストという、大型クリーチャーの多いドラゴンの中でもさらに重いマナコストを有しているが、マナゾーン・バトルゾーンのドラゴンの数を参照する疑似シンパシー能力によってコスト軽減しての召喚が可能。
しかし、その軽減数はマナゾーンなら1体につき-1、バトルゾーンなら1体につき-3という独特な数値となっている。
一応、バトルゾーンにドラゴンが1体もいない状態でも、マナゾーンのカードが全てドラゴンなら最低8マナから召喚は可能である。とはいえ、16という本来のコストに対して「-1」は非常に頼りないので、できるだけバトルゾーンを参照する「-3」を活用したい。
可能な限りデッキをドラゴンで揃えマナゾーンのドラゴン率を高めた上で、バトルゾーンにドラゴンを1・2体維持できるようにすると格段に出しやすくなるだろう。
低コストのドラゴンや《爆裂遺跡シシオー・カイザー》等の優秀なS・トリガー持ちドラゴンは特にこの軽減能力と相性が良い。
《ボルシャック・西南・ドラゴン》なら向こうの能力と合わせて5コストの軽減となる。
《ボルシャック・栄光・ルピア》とは相性抜群であり、序盤のマナブースト役とバトルゾーンでの軽減役の両方をこなせる。マナはタップインだが軽減としては有効であり、1体出すだけで3コストでこちらのコストを最大5軽減できる。また、《界王類咆哮目 ジュラノキル》等の1コストドラゴンの場合も同様にコストを実質-2できる。
ただ、コスト軽減能力はバトルゾーン・マナゾーン共に「体」表記である。そのため、《Code:1059》や《龍世界 〜龍の降臨する地〜》といった非クリーチャーのドラゴンは対象外であることに注意。
コスト軽減能力は《熱血の誓い》を使えば最大限生かすことができる。
このクリーチャーがバトルゾーンで生存する限り、自分のシールドのドラゴン全てにS・トリガーを付与できる。
ドラゴン特有のコストの重さをカバーするのに有用で、なおかつこちらはドラゴンであればクリーチャーである必要が無い。そのため、《Code:1059》や《龍世界 〜龍の降臨する地〜》といった非クリーチャーのドラゴンを出すことができる。
クリーチャー面にドラゴンを持つツインパクトの呪文面は、種族にドラゴンを持たなければ当然使用できない。
非進化といった条件指定もないので、進化クリーチャーであっても場に出すことができる。このクリーチャー自身がドラゴンなので、ドラゴン進化であればそのまま上に重ねることも可能であり、状況によってはそのような運用も一考に値するだろう。
アタックトリガーで山札の1枚目をシールド化し、直後に自分のシールドを1枚ブレイクする。シールドの枚数を増やすわけではなく、S・トリガーを持つカードの暴発を狙う能力である。
ドラゴンをS・トリガー化する常在型能力と合わせ、あたかもバルガの様に次々ドラゴンをシールドから召喚するというデザインなのだろう。
よくある山札の上から出す能力と比較すると、こちらはS・トリガーで出す都合上召喚扱いになるのが強み。《異端流し オニカマス》や《ガル・ラガンザーク》などの踏み倒しメタをすり抜けることができる。
似たようなデザインのカードに《仰天無双 鬼セブン「勝」》及び《龍爪者“SVN”ムソウ》が存在するが、スピードアタッカーと事前のシールド追加によって暴発の試行回数を稼げるため、この能力の運用においてはこちらが大きく優れている。
前述の通り、マナゾーンのドラゴン1枚につき1、バトルゾーンのドラゴン1体につき3のコスト軽減である。
《流星のガイアッシュ・カイザー》1体では-7の軽減となり、5マナ以上出せる状態ならば召喚可能。
以下は一例。また、マナゾーンのカードがすべてドラゴンのクリーチャーと仮定する。
2ターン目に《メンデルスゾーン》を唱えて2枚ともドラゴンがめくれた場合、次のターンは-5の軽減で11コスト。
仮に相手ターン中に《流星のガイアッシュ・カイザー》をコスト踏み倒しで召喚していた場合、-7の軽減が入るので召喚できるが、さすがに相手がこの段階でのコスト踏み倒しをすることに賭けるのは望み薄だろう。
3ターン目に《ボルシャック・栄光・ルピア》を出して2枚のマナブーストに成功した場合、4ターン目は6+3で-9の軽減となるが、そのままでは7コストなので召喚できない。
仮に2ターン目に《メンデルスゾーン》や《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》を唱えてマナブーストしていれば召喚可能となる。
4ターン目に《ヨビニオン・フレイムバーン》を召喚し、ヨビニオン《ボルシャック・栄光・ルピア》を出して2枚マナブーストしたとする。この場合は5ターン目に7マナとなり、ドラゴン2体が並んでいるので7+6で-13の軽減となり、召喚可能となる。
2ターン目にマナブーストして3ターン目に《ヨビニオン・フレイムバーン》を召喚すれば最速4ターン目の召喚が可能。