cip [編集]
「Comes Into Play」の略語で、「この(カードタイプ)が(バトルゾーンに)出た時」という誘発条件、もしくはそれを条件とした誘発型能力を指す俗称。読みは「チップ」。「cip能力」「出た時能力」「登場時能力」とも。
ゾーン変更誘発のうち、バトルゾーン以外のゾーンからバトルゾーンに移動したときに限定した能力。
この能力を持つものはほとんどがクリーチャーであるが、一部のウエポンやフォートレス、フィールド等もcipを持つことがある。オレガ・オーラの「これをクリーチャーに付けた時」もcipと呼ばれることもあるが、これはバトルゾーンに出た時だけでなく、クリーチャーから他のクリーチャーに乗り移った時もトリガーするため、cipとは呼ばない。
基本的には召喚(使う)以外でバトルゾーンに出た場合も有効である。
テキストでは『「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力』として参照される事がある。コロコロコミックや公式HPでは出た時効果、アニメでは登場時能力と呼ばれることが多い。
青銅の鎧 C 自然文明 (3) |
クリーチャー:ビーストフォーク 1000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 |
アクア・サーファー UC(R) 水文明 (6) |
クリーチャー:リキッド・ピープル 2000 |
S・トリガー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。 |
この能力を持つクリーチャーは、バトルゾーンに出すだけで能力がトリガーする。出した時点でとりあえず一つ仕事をこなしているため、誤算が少なくて使いやすい。
有名なものとして、《解体人形ジェニー》や《青銅の鎧》や《アクア・サーファー》が挙げられる。使用感は呪文を内蔵したクリーチャーといったところ。
クリーチャーなので、《光神龍スペル・デル・フィン》などで呪文を唱えることができない場合でも使うことができる。
ルール [編集]
その他 [編集]
- 俗に「cip効果」と言われることがある。「出た時効果」という準公式用語の存在もある。また上記の通り「『この(カードタイプ)がバトルゾーンに出た時』に誘発する能力」を指すこともよくある。「このカードはcipを持つ」という文での用例は能力を指す。
- 同義語に「187能力」という言葉がある。元々はマジック:ザ・ギャザリングのカード、《ネクラタル/Nekrataal》が大量のクリーチャーを破壊していたことから、アメリカ・サンフランシスコ警察の殺人事件コード187を付けられたのが由来。
本来はcip能力を持つクリーチャーのことを「187クリーチャー」と呼ぶが、この俗語が輸入される際に変化してそのまま「187能力」という呼称が広まった。
- 日本語読みをした「嫌な能力」ではない。発祥がアメリカのため「ワン・エイティ・セブン」と読む。
- なお、あちらでは後にテキスト変更によって、cipに代わって「戦場に出る/Enter The Battlefield」の略称「ETB」が用いられている。
- 王来篇からは「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」から「このクリーチャーが出た時」に変更されたが、開発側でも「When you put this creature into the battle zone(訳:あなたがこのクリーチャーをバトルゾーンに置いたとき)」から「When this creature arrives(訳:このクリーチャーが到来したとき)」にテンプレート改訂されたという裏事情がある。ソース
バトルゾーンに出た時にトリガーする能力に関連するカード [編集]
「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を参照するものは除外。
参考 [編集]