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無双竜鬼ミツルギブースト P(UC) 火/自然文明 (5) |
クリーチャー:アース・ドラゴン/アーマード・ドラゴン/ハンター 5000 |
このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンに置いてもよい。そうしたら、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
DMD-07で登場した火/自然のアース・ドラゴン/アーマード・ドラゴン/ハンター。
単純に除去付きのマナブーストとして扱えるためビッグマナでは便利な1枚。同コストの《アルティメット・フォース》より増えるマナの量が少ないかわりに、相手クリーチャーの破壊に使ったりダメ押しの打点として召喚したりでき、汎用性が高い。
また、テンポロスなしで多色カードをチャージできるという隠れたメリットもある。
除去範囲も大抵のシステムクリーチャーやW・ブレイカーが収まる程度には広い。ビートダウン対策はビッグマナに限らずコントロールの至上命題と言えるため、マナを伸ばしながら相手のアタッカーを減らせる能力は願ったり叶ったりである。重量級ニンジャ・ストライクが使えるターンまでゲームを引き伸ばせれば理想的。
cipのマナブーストと火力は常にセットで、どちらかだけを使うことはできないので注意したい。例えば《レッド・ABYTHEN・カイザー》しか選べない状況でcipを使うとマナ送りしたこのカードごとすべてのマナをランデスされてしまう。任意なので使わない選択肢もあることを頭の片隅に入れておくとよいだろう。
難点は火を含む多色であり、ビッグマナで定番の青緑や白青緑とは色が合わないことか。
もっとも、種族デッキで採用されることが多いカードなので大きな問題にはなっていない。ドラゴン、ハンターともに種族デッキでは火が入らないことの方が珍しい。
インフレが進むにつれ上位互換も多数登場してきたが、同時に種族サポートの数も増えている。
火/ドラゴン/ハンターという要素の内2つ以上とシナジーがあるデッキでは、古いカードだからと言って先入観で判断せず、中盤のマナブーストとして一考してみる価値がある。
登場時点の環境は《時空の雷龍チャクラ》《至宝 オール・イエス》など6000火力が刺さる相手が多く、コントロール全般で評価が高かった。
2013年6月22日殿堂レギュレーション改定後、一切被害がなかった【カイザー「刃鬼」】がトップメタに立つとそちらのパーツとして脚光を浴びた。
エピソード3では【シューゲイザーワンショット】にも採用された。
ドラゴン・サーガから革命ファイナルにかけては【モルトNEXT】で使われた。無数に型があるデッキなので必ず採用されるとまでは言えなかったが、少なくとも《偽りの王 ヴィルヘルム》型には高確率で入っていた。ドラゴン・サーガ初期には【準赤単】でも活躍した。
革命編期には【レッドゾーン】の《一撃奪取 トップギア》を焼ける点が評価されていた。非常に速いデッキだが、《メンデルスゾーン》から繋いで3ターン目に召喚すれば十分間に合う可能性はあった。
《スクランブル・チェンジ》が登場すると基本的にそちら及び《フェアリー・ギフト》の6枚目以降になったが、1枚でも2枚でも採用しておけば《蒼き団長 ドギラゴン剣》のファイナル革命で再利用できたため、人気がなくなることはなかった。
当時【モルトNEXT】と二大巨頭を形成していた【緑単ループ】の《ベイB ジャック》を破壊できたのも強力だった。これと《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の1111火力を状況に応じて使い分ければ、《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》の龍解を安定して妨害できた。
「DMGP-4th」優勝はメタを読んだ黒赤緑【モルトNEXT】だったが、このカードは3枚採用されていた。
その後《スクランブル・チェンジ》が殿堂入りし、除去範囲に収まる《真・龍覇 ヘブンズロージア》がトップメタになったことで若干地位が向上した。
「DMGP-5th」3位入賞の【モルトNEXT】にもその姿が見られ、準決勝では実際に【ロージアミラダンテ】の《ヘブンズロージア》を破壊する一幕もあった(ただしそのセットは落とした)。
《超戦龍覇 モルトNEXT》と《爆熱剣 バトライ刃》のプレミアム殿堂超次元コンビ指定後は【モルトNEXT】自体が下火になり、ほとんど環境で見かけなくなった。
王来MAXでは【ブランド <NEXT.Star>】が流行したが、《メンデルスゾーン》から出す5マナ帯のドラゴンには《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》や《王来英雄 モモキングRX》が選ばれ、このカードは選択枠ですらなくなっていた。
Q.《バリバリ・ケドケド》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《無双竜鬼ミツルギブースト》をバトルゾーンに出しました。 「出た時」の能力で自身をマナゾーンに置いたことにして、相手のパワー6000以下のクリーチャーを破壊できますか?
A.はい、「そうしたら」以前が実行できる状況なので、実際にマナゾーンに置けなかったとしても効果を解決できます。
引用元(2020.12.15)