ヨビニオン [編集]
DM24-BD2で登場したキーワード能力。
八卦ヨーイ UC 無色[ジョーカーズ] (4) |
クリーチャー:ジョーカーズ 5000 |
ヨビニオン(このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から、これよりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く) |
悪魔世界の閃光 R 光文明 (6) |
呪文 |
S・トリガー |
ヨビニオン(自分の山札の上から、この呪文よりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く) |
自分のクリーチャーをすべてアンタップする。次の自分のターンのはじめまで、自分のクリーチャーすべてに「ブロッカー」を与える。 |
「連鎖」能力をアレンジしたようなキーワード能力。
そちらとは異なり決まったコストのクリーチャーが出るまで1枚ずつ山札を表向きにしていく。
踏み倒し範囲に含まれるクリーチャーを一種類に絞る事で、狙ったクリーチャーをほぼ確実にリクルートできる。
踏み倒しは山札に踏み倒し先が0枚ではない限り必ず出す試みは成功するが、出したクリーチャーは召喚ではないためクリーチャーのヨビニオンが連鎖することはない。上振れが抑えられている代わりに安定性は高いといえる。
ルール [編集]
- 「表向きにしたカードだけを」シャッフルして、山札の一番下に戻す。山札の状態によっては大量のカードを公開する可能性があるが、そうした枚数に関係ない《歓喜の歌》の考え方に近く、《禁断英雄 モモキングダムX》のように山札全体をシャッフルするカードもあるため、ルールミスをしないよう注意。
ゲームにおいて [編集]
- 一部ヨビニオン持ちクリーチャーは「各ターン、自分の2体目のクリーチャーが出た時〜」から始まる誘発型能力を持っており、自身のヨビニオンから誘発させられるようになっている。
- 山札に踏み倒し先が残っていない場合、相手に山札を全て公開しただけで終わってしまう。能力の使用は任意のためそのような状況では使用しなければ済む話ではあるが、盾落ちや封印に埋まることにより予想外に起こってしまう可能性は当然ある。特に、こちらを当てにして踏み倒し先の採用枚数を絞る場合や、そもそも殿堂入りしている《単騎連射 マグナム》を呼び出したい場合等では留意しておくべきだろう。
コストごとのヨビニオンの一覧 [編集]
- コスト4
- コスト5
- コスト6
- コスト7
- コスト8
- コスト10
その他 [編集]
- 開発部の射場本正巳氏はコスト4ヨビニオンでコスト3以下のクリーチャーを出す動きについて、「ほぼGR召喚だけど、出力を狙って絞れる点がヨビニオンの強さ」と述べている。参考
- 名前の由来は「従者」や「下僕」を意味する「ミニオン/minion」+「呼ぶ」か。
- モチーフはMagic:The Gatheringの「続唱」と明かされている。
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。) |
そちら「続唱」はプレイした際[1]、カード指定で発生源自身未満のコストに追加プレイを可能にするものであり、続唱持ちを連鎖させることが可能。トーナメントシーンで大暴れし、更に下記「元ネタに関する小ネタ」の複雑さの問題から本流セットでの再録は困難とされており、2024年現在においても本流セットに再録されたことのない凶悪能力である。
- MTGではマナ・コストを持たず普段通り唱えることができない代わりに、テキスト内の代替コストで自身を唱えることを可能にするカードがある。続唱を経由することで代替コストをすっ飛ばして直接唱えるコンボが利用可能である[2]。
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| | 元ネタに関する小ネタ
| - 続唱は旧ルールでは、デュエマにおける《ブレイン珊瑚の仙樹》とツインパクトと似たようなルールにより、軽いコストの側を参照してカードの無償使用権を獲得した後、重い方のコストの側として使えた。それを悪用したデッキが環境に大きな影響を与えたため、ルールの改定で後にできなくなった。
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ヨビニオンに関する能力を持ったカード [編集]
参考 [編集]
「あなたがこの呪文を唱えたとき」は「召喚によって」に近い。唱えないといけないためいわゆるリアニメイトなどでは誘発しないが、「マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい」で唱えていれば誘発する。
マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイトにも意外な組み合わせというニュアンスな「裏技」として明記されている。『サイ続唱:裏技大集結(モダン)』