【赤緑ボルシャック】 [編集]

【連ドラ】の派生形デッキのうち、序盤の《決闘者・チャージャー》による水文明に匹敵するリソース補充と、終盤の《ボルシャック英雄譚》で安定して大量の打点を並べることを重視したデッキ。
コンセプト上、従来の《決闘者・チャージャー》を採用していたデッキより、意識的に《ボルシャック》カードの枚数を多く採用する。
デッキカラーは《ボルシャック・栄光・ルピア》を使うために赤緑となるが、タッチ、あるいはが入ることもある。

ボルシャック・ドラゴン P 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+
W・ブレイカー
攻撃中、自分の墓地にある火のカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
決闘者・チャージャー P 火文明 (3)
呪文
自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、《ボルシャック》と名前にあるカードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
チャージャー
ボルシャック・クロス・NEX SR 火文明 (9)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 12000+
スピードアタッカー
パワーアタッカー+5000
T・ブレイカー
すべてのプレイヤーは、コスト4以下のクリーチャーを召喚できない。
ボルシャック英雄譚 SR 火文明 (8)
呪文
自分の山札の上から6枚を見る。その中から、《ボルシャック》と名前にあるドラゴンを好きな数、バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で、山札の一番下に置く。
ボルシャック・栄光・ルピア P 火/自然文明 (3)
クリーチャー:ファイアー・バード/アーマード・ドラゴン 4000
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それがドラゴンなら、自分の山札の上からさらにもう1枚、タップしてマナゾーンに置く。

主要カード [編集]

《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》最大3枚の手札補充を行いつつ1マナブースト
《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》呪文側で大量の《ボルシャック》を並べ、クリーチャー側は《終末の時計 ザ・クロック》などを召喚させないようにできる
《ボルシャック・栄光・ルピア》カード名でもマナブースト性能でも優れるキーカード
《メンデルスゾーン》2ターン目のマナブーストカード
《ボルシャック・決闘・ドラゴン》相手1体をマナ送りにしつつ、マナゾーンの《ボルシャック》を出せる[1] 自身を出せば連鎖もできる

候補カード [編集]

《ボルシャック》と名前にあるカード
《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》2ターン目初動の増量枠
《ボルシャック・モモキングNEX》cipアタックトリガーで火のクリーチャーを山札から踏み倒す。毎ターンドラゴンを展開していける
《ボルシャックライシス・NEX》味方が攻撃する度にドラゴンが増殖する 全体スピードアタッカーに加え自身はワールド・ブレイカーなのでエンド性能は高い
《龍騎旋竜ボルシャック・バルガ》ブロッカー除去で露払いしつつ、手札以外から出すことに反応するコスト踏み倒しメタをすり抜ける
《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》コスト踏み倒しメタ対策
《ボルシャック・秘伝・ドラゴン》マッハファイターかつマナブースト&回収要員。コスト7以上のドラゴンの攻撃時にアタック・チャンスで召喚可能
《超竜キング・ボルシャック》出てすぐ攻撃できるボルシャック 《栄光ルピア》から繋げば最速3ターンで出せる
《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》3ターン目の《モモキングRX》から進化して《ボルシャック英雄譚》にアクセスし、速攻相手に速度負けしないようにするプランもある
《ボルシャック・サイバーエクス》2種類の除去が使える革命チェンジボルシャックだが青を含む多色カードというのが玉に瑕
《ボルシャック・フォース・ドラゴン》cipで4000火力 攻撃時自分の他のクリーチャーすべてに「パワーアタッカー+6000」「パワード・ブレイカー」「スピードアタッカー」付与
《ボルシャック・ヴァルケリー》スピードアタッカーパワード・ブレイカー マナが6枚あれば3マナで召喚可能 シビルカウント3で攻撃時自分の手札をすべて捨ててればカードをドローし、捨てたカード1枚につきパワーを+4000する。
《ボルシャック・バラフィオル》ボルシャックが攻撃する時、デッキトップが火のコスト6以下なら踏み倒し
《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》シビルカウント5で無限アタッカーになる。
《ボルシャック・ヒート・ドラゴン/ヒートブレス・チャージャー》クリーチャー面はスピードアタッカー、呪文面は初動として。
《強襲竜 ボルシャック・レイダー/レイド・エントリー》両面アーマード・メクレイド8。
《ボルシャック・ガラワルド》cipアタックトリガーで相手クリーチャーとバトル。バトルに勝つと1ドロー
《ボルシャック・インフィニティ》自分のドラゴンが初めて離れた時デッキトップドラゴンなら出てくる
《ボルシャック・ドラゴ大王》攻撃時プレイヤーの数だけデッキトップを見てそこからドラゴンをタダ出し
それ以外
《蒼き団長 ドギラゴン剣》ファイナル革命《王来英雄 モモキングRX》《ボルシャック・秘伝・ドラゴン》等を呼び出す。
《竜魔神王バルカディア・NEX》呪文を完全に封殺するので、呪文系のS・トリガーに対して強く出られる。
デッキの性質上《ボルシャック・バクテラス》や《ボルシャック・バルガ》などで踏み倒せることもザラ
《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》ドラゴンとして扱えるマナブースト兼墓地利用メタ 自然文明なので《ボルドギ》を重ねられない点には注意
《王来英雄 モモキングRX》《モモキングNEX》や《ボルドギ》に即進化できる自然のマナ基盤。《ドギラゴン剣》への革命チェンジもこなす
《地封龍 ギャイア》クリーチャーによるカウンターを封じる
《古代楽園モアイランド》呪文によるカウンターを封じるが、火のクリーチャーでもドラゴンでもない
《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》並べたボルシャックを全てブロッカー化。《栄光ルピア》から革命チェンジ可能な他、《ボルシャック・NEX》でも呼び出せる
《超竜バジュラ》《モモキングRX》と併用したい一枚 早期に出せればゲームセット
《超戦龍覇 モルト NEXT》純粋なパワーカード ボルシャックではないところが痛い
《メガ・マナロック・ドラゴン》cipアタックトリガーでマナをフリーズ。
《スクランブル・チェンジ》火のドラゴンの召喚コストを2軽減しスピードアタッカー付与
《禁断竜王 Vol-Val-8》ジャストダイバースピードアタッカーEXライフ持ちのアタックトリガーでサーチも出来る巨大ドラゴン
《翔竜提督ザークピッチ》アーマード・ドラゴンファイアー・バードが対象の提督旧式マッドネスであるためオーラやタマシードにも問題なく反応する
《アニー・ルピア》シビルカウント3で全員スピードアタッカー化。さらに各ターン最初にアタックするドラゴンをアンタップする
《ボルシャック・NEX》で呼び出せる優秀なフィニッシュ補助だが、自身はドラゴンではないため注意
《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》自軍にSA付与、敗北回避能力G・ストライク、全体除去
《友情地龍 ルピア・ターン》マナ加速&デッキトップに仕込み

防御札 [編集]

《ボルシャック・ドギラゴン》構築によっては不純物が多く頼りにならない事も 《王来英雄 モモキングRX》シンカパワーで何回もアタック
《ボルシャック・バトクロス》防御札 パンプアップの性質上場合によっては腐るが、場に残れる
《ボルシャック・大和・ドラゴン/大和ザンゲキ剣》打点補強/条件付で置換効果による火力
《ボルシャック・NEX/スーパー・スパーク》そのターンを凌ぐためのS・トリガー。クリーチャー側も《栄光ルピア》を山札から引きずり出してブーストできる他、
フィニッシュ時に山札から《アニー・ルピア》を飛ばして全軍SA化&1体攻撃回数増加で畳みかける事が可能
《ボルシャック・テイル・ドラゴン》S・トリガー効果バトル シビルカウント3でパンプアップ
《ボルシャック・ローレン・ドラゴン》S・トリガーでコスト6以下のクリーチャーかタマシードを破壊 シビルカウント3で生き残れば、5マナ9000のW・ブレイカー
《ボルシャック・バリスタ・ドラゴン》4以下エレメント破壊のSA
《ボルシャック・ハイパー・アークゼオス》7000以下になるように2体割り振り除去。ハイパーモードで、攻撃時にブロッカー破壊
《ボルシャック・大河・ルピア》マナ送りor3000以下全破壊

動かし方 [編集]

序盤は《ボルシャック・栄光・ルピア》などでマナブースト。手札は《決闘者・チャージャー》で補充しながらマナも増やせる。
マナが伸びたら《ボルシャック英雄譚》《ボルシャック・モモキングNEX》ボルシャックを並べながら攻める。
「2ターン目に《メンデルスゾーン》、3ターン目に《決闘者・チャージャー》でパーツを集めつつ《ボルシャック・栄光・ルピア》」の最速パターンを決めれば、4ターン目には9マナに達する。勿論、《決闘者・チャージャー》のおかげで「マナを増やしたはいいが息切れで後がない」という状況も回避できる。
普通に横並びさせれば打点が過剰になるため、殴り返しクリーチャーを使う余裕も生まれる。

高速で伸びるマナを活かして《地封龍 ギャイア》《古代楽園モアイランド》カウンター封じに使うという構築もある。
防御札に《ボルシャック・NEX/スーパー・スパーク》を積む場合は《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》《アルカディアス・モモキング》も対カウンター要員の候補として挙がる。

長所 [編集]

豊富な初動と《決闘者・チャージャー》の補充でマナをかなり伸ばしやすい。それこそ、4ターン目に《地封龍 ギャイア》をポン置きするほどマナが貯まるというのもざら。

《決闘者・チャージャー》の連打で大量の手札を手にすることができるため、多少のハンデスに屈することは無い。

懸念となるコスト踏み倒しメタも豊富なマナを使って《ボルシャック・決闘・ドラゴン》で沈めたり、余ったマナでついでのように《超英雄タイム》でどかすなど、動きの邪魔になる事なく対処可能。
起動はそれなりに早い上に一度起動すれば【連ドラ】的に大量のドラゴンが並ぶため、爆発力は既存の【連ドラ】に引けを取らない。

《ボルシャック英雄譚》さえ唱えれば殴り返ししつつワンショットを行う頭数を用意できる。

フィニッシュ時は《ボルシャック英雄譚》《ボルシャック・決闘・ドラゴン》等1枚から5~6体以上のフィニッシャーを一気に展開するため、高打点SAの一斉展開に弱い【青黒緑デッドダムド】系列に対して非常に有利。ハンデス型でも上述の通り耐性がある上、《ボルシャック・クロス・NEX》の召喚制限能力が《天災 デドダム》《虹速 ザ・ヴェルデ》等の侵略元に対して強く刺さる。さらに、マナブースト速度もこちらが上である。

《王来英雄 モモキングRX》から《ボルシャック・モモキングNEX》にアクセスするプランの場合、多少の運は絡むが3ターンキルも現実的に達成しやすい。相手の盤面次第では《王来英雄 モモキングRX》から《ボルシャック・ドギラゴン》進化し、アタックトリガーによる効果バトルシンカパワーによるアンタップで、同様に3ターン目にワンショットも狙うことができる。

《決闘者・チャージャー》のおかげで、革命0トリガーのタイミングが来るまでの間に《ボルシャック・ドギラゴン》を3枚程度抱え込むことはざら。生半可な速攻は沈黙させることができる上に、《ボルシャック・ドギラゴン》自体が1体あたり3打点なので、攻撃を凌ぎ切った後のワンショット打点には困りづらい。

短所 [編集]

防御力はあまり高くない。
また、爆発力と除去による直線的な攻めの性能は高いもののトリッキーな動きはできない。

過剰打点を並べる事は容易だがカウンター封じは《地封龍 ギャイア》《古代楽園モアイランド》などの出張パーツを考慮しなければ《ボルシャック・クロス・NEX》しかないのでS・トリガーには弱く、除去以外の方法での相手の妨害は難しい。

ボルシャックS・トリガー呪文等の防御札どちらも単色が多くなりがちなデッキ性質、更に《ボルシャック・ドギラゴン》で踏みつぶせない高パワーであることから、《聖魔連結王 ドルファディロム》が非常に重い。[2]一応《ボルシャック・決闘・ドラゴン》で対処する事は出来る。

【ヘブンズ・ゲート】のようなブロッカー大量展開系デッキは苦手。逆に言えば全盛期当時はこのデッキに露骨に優位のある【ヘブンズ・ゲート】でもない限り一度場に残られたら猛攻を捌きづらかった。

《ボルシャック・ドギラゴン》は折角の防御獣だが逆転の一手となり得るcip持ちが《ボルシャック・スーパーヒーロー》《ボルシャック・決闘・ドラゴン》位しか居らず、期待値があまり高くないのも痛手。逆に、これらが当たった場合の逆転力には目を見張る物はある。
また自軍が空に等しい状態でタマシード/クリーチャーである《ボルシャック・フォース・ドラゴン》を引いてしまった場合、出す事までは可能でもクリーチャー化の条件を満たさず肝心の《ボルシャック・ドギラゴン》だけが重ならないという事態が起こり得るため注意。

10マナを優に越える大量ブーストや《ボルシャック英雄譚》による最大6枚の捲りと《モモキングNEX》などによる更なる捲りにより山札消費が激しく、長引くとライブラリアウトの危険がある。

《マインド・リセット》などで初動の1つである《決闘者・チャージャー》を引き抜かれると割と簡単に息切れする。メインデッキの4割程度がツインパクトである構築が一般的なので、《拷問ロスト・マインド》による被害も中々大きい。

相手が《ボルシャック・ドギラゴン》ケアのためにシールド0枚のところで攻撃を止めてから次のターンに総攻撃を仕掛ける場合、頭数次第では耐えられるかどうかが革命0トリガーの下敷きによりけりとなる。

展開力とマナブーストに長ける事が仇となり、《天使と悪魔の墳墓》には弱くなっている。相手がランデス除去を欲張って撃ち惜しみしているところに合わせて見切り発車するしかないだろう。

主要な打点要員が文明を含むため、《調和と繁栄の罠》で繰り返し「火」を宣言されるのもキツイ。を含んでいるため《アルカディアス・モモキング》では対処できず、対策として《古代楽園モアイランド》タッチすることも考慮される。が、そちらはドラゴンでもでもなく不純物になってしまう恐れがあり、構築・プレイングに工夫が必要である。

変遷 [編集]

雛形となったのは、《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》の呪文側に着目した【ボルシャック・NEX】
序盤は全力でマナブーストしてコスト8の呪文を唱えるという動きはここで確立されていたが、到達までの遅さとコスト踏み倒しメタで簡単に止まってしまう問題があった。
また、【モルト NEXT】などでも連続してドラゴンを出せる(ボルシャック以外も出せる)ので優位性に乏しかった。

王来篇第1弾では、《王来英雄 モモキングRX》《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》で、最速3ターン目に《ボルシャック英雄譚》をコストを支払わずに唱える型も開拓された。

そして、DMBD-16でフィーチャリングされると、優秀なボルシャックが増えたことで一気に環境レベルのデッキへと成長を遂げる。
特に《決闘者・チャージャー》の手札補充能力は眼を見張る程高くなり、《メンデルスゾーン》《ボルシャック・栄光・ルピア》といった優秀なマナ加速カードを連打しながらもほとんど息切れせずに戦えるのは従来の【連ドラ】系のデッキにはなかった大きな強み。
新たなエースカードである《ボルシャック・決闘・ドラゴン》は初動のカード群でマナ送りになったボルシャックを引っ張り出すことができるので非常に無駄が無く、そしてかねてからの弱点であったコスト踏み倒しメタ《超英雄タイム》などである程度克服しており、デッキ全体の動かしやすさに大きく貢献した。

それらのカード群により非常にスピーディーなマナ加速手段と高い継戦能力を獲得するに至り、チャンピオンシップでも上位入賞が報告されるなど確かな実力を持つ強力なデッキへと進化した。
《ボルシャック・クロス・NEX》DMBD-16DMBD-17期に爆増した【ゼロ・ルピアループ】に、《龍騎旋竜ボルシャック・バルガ》ブロッカー破壊【ドギラゴン閃】【鬼羅.Star】【白青赤天門】などに刺さるといったように、搭載するカードそれぞれが環境に多く存在するデッキへの対応策になるというのも大きな理由にある。王来篇環境アドバンスオリジナルを問わずコントロールしながら少しずつ盤面を並べるデッキも少なくないため、大量展開したクリーチャーを活かして《ボルシャック・NEX/スーパー・スパーク》を絡めてのタップキルをしつつ雑にワンショットするだけでも強力。

【5色コントロール】防御S・トリガーの殆どが単体除去で、後はニンジャ・ストライク《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》《天命龍装 ホーリーエンド》によるオールタップでカウンターする程度なものなので、案外過剰打点で早期に押すだけで何とかなるものである。《天命龍装 ホーリーエンド》に関しては、手札墓地コスト踏み倒し先として抱えておかなければならないことから、案外成立しないことが多い。

大量のマナを《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》リソース化しつつさらにマナブーストを加速し、《勝利宣言 鬼丸「覇」》マナゾーンに落としてそちらにアクセスする型も結果を残した。

DMRP-19期には大量マナブーストドラゴンメインデッキを固めることを活かして《超竜バジュラズテラ》を採用したリモートデュエマチャンピオンシップ準優勝を果たした。

アドバンスでは【モルト NEXT】折衷型…というよりデッキの基盤を維持しつつ《超戦龍覇 モルト NEXT》を出張させた型も上位入賞している。

DMEX-17期になると、直線的な攻めが売りのデッキとしては同じくリソース確保に長けた【我我我ブランド】の後塵を拝すようになり、アドバンス・オリジナルを問わず入賞がまばらになった。

DMEX-18《ボルシャック・秘伝・ドラゴン》を獲得。DMEX-18発売直後のオリジナルチャンピオンシップでそちらを入れた型が4位入賞。

王来MAXに入ると【JO退化】【我我我ブランド】への対策となるG・ストライクや単体除去S・トリガーが環境に増えたため、物量系のデッキとしてまた上位入賞が散見されるなど健闘を見せるようになった。DMRP-22期に【青黒緑ハンデス有象夢造】【5色ガイアハザード退化】が流行すると、その物量でハンデスに対して強気に出られ、凄まじいマナブースト力で《自然の四君子 ガイアハザード》のロック能力を貫通できることから相対数を伸ばした。終期には殿堂改定により不利対面であった【落城退化】【JO退化】が消滅したのも追い風である。

超CSIV 福岡』では遂に大型大会での優勝を果たした。直近では主流でなくなりつつあったボルシャック31枚投入の純正型であった。優勝者本人は大会直前に【5色ガイアハザード退化】など環境の仮想敵として友人が持っていたこのデッキを選び、そちらが強かったことから持ち主本人にデッキを貸すように頼み、借りたら偶々優勝してしまったという。

『超CSIV 福岡』に前後し、ボルシャック比率をメインデッキの半分近くまで落として《ブランド <NEXT.Star>》に寄せた【赤緑モモキングRX】と呼ばれる型の入賞がオリジナルでポツポツ見られるようになった。

DMBD-21DMBD-22末期頃から【青黒緑ハンデス有象夢造】対策として《翔竜提督ザークピッチ》1枚積みした型が流行。
その後GOA期が始まると、DM22-RP1から早々に《ボルシャック・フォース・ドラゴン》《アニー・ルピア》といった優秀なフィニッシュ補助要員を獲得。前者は序盤ではコスト3の4000火力として働き、フィニッシュ時はアタックトリガーで全員にスピードアタッカーと打点増強を付与する。常在型能力ではない故に本人が除去されてもSA化が継続する点が強化へと繋がった。
後者はなんとドラゴンですらないもののルピアを持つため、《ボルシャック・NEX》で山札から呼び出して全員SA化しつつ、各ターン初めて攻撃するドラゴンを2回行動させてフィニッシュが可能。こちらのSA化は常在型であるものの、《ボルシャック・モモキングNEX》等の強烈なAT持ちを2回攻撃させられる点、デッキ内の必要枠が最低限で済む点において前者と上手く差別化が図られている。

2023年8月11日付で《勝利宣言 鬼丸「覇」》殿堂解除

DM23-RP4《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》を獲得。そちらを軸とした赤緑型や、白を加えた【白赤緑ボルシャック】も結果を出している。《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》でタッチした《禁断竜王 Vol-Val-8》を呼び出す型も結果を出している。

超CSⅥ in群馬』ベスト128進出者の中にも1人残っている。

DM24-EX2で【白赤緑ボルシャック】が《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》を獲得。共通パーツとしては《ボルシャック・大河・ルピア》を獲得。発売日から早速56人参加のオリジナルのチャンピオンシップを、これを入れた【白赤緑ボルシャック】が優勝している。このレシピは《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》が入っているのは当然の事、《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》で一気に展開しつつ4枚積みの《禁断竜王 Vol-Val-8》で雑に畳み掛けつつ、防御札兼ブロッカー対策として《光鎧龍ホーリーグレイス》が脇を固める型であった。《ボルシャック・大河・ルピア》型も早速結果を出しているが、防御札としては飛び抜けた性能ではなく全体除去としても腐る場面がそれなりにあるため、不採用の派閥も根強い。

Day2のオリジナル部門では【白赤緑ボルシャック】が予選突破のベスト128進出者5人を記録し、【白青天門】と並んで予選実績7位タイを記録。しかし本戦ではベスト8進出を逃している。

サンプルレシピ [編集]

超CSIV 福岡優勝

【白赤緑ボルシャック】 [編集]

【赤緑ボルシャック】に《龍仙ロマネスク》ら光文明の入ったカードを入れたアーキタイプ。
光マナを捻出できるため強力なロックカードも問題なく入れられる。

候補カード [編集]

《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》攻撃する度にドラゴンが増殖しマナにドラゴンが5枚いれば4マナになるドラゴン
各ターン中1回ドラゴンが出る度1体タップ
《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》コスト7以上の多色《ボルシャック》からの革命チェンジ
登場時アーマード最大4体展開&自分の他のクリーチャーすべてにブロッカー&スピードアタッカー付与
《ボルシャック・ヴォルジャアク》クリーチャーの登場時に各ターン中1回シールド追加と破壊時に7以下のボルシャックを踏み倒し。
終極宣言で自分のシールドを全てブレイクし、次の自分のターン開始時まで敗北回避
《輝く革命 ボルシャック・フレア》革命チェンジで出るブロッカースピードアタッカーW・ブレイカー
ターンはじめて自分のクリーチャーがバトル時バトルに必ず勝つ&各ターン相手がはじめて出すクリーチャータップインさせる
自分のターン終了ステップに自身をアンタップ
《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》アーマードからの革命チェンジ 登場時2体タップアンタップ
《龍仙ロマネスク》cipで4枚ものカードをマナゾーンに置けるドラゴン
《凰翔竜機バルキリー・ルピア》cipで山札からドラゴンサーチ
《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》光単色だが呪文を封殺できるドラゴン。呪文側も《クロス・NEX》や《決闘・ドラゴン》等のフィニッシャーがサーチ可能で何気に強力
《アルカディアス・モモキング》光の呪文は止まらないが《ナンバーナイン》より早く出せる。火文明を含むので《ボルシャック・モモキングNEX》でも登場可能
《切札勝舞&ボルメテウス -決闘の物語-》実質全シールドがS・トリガー化し、攻撃時に暴発できる
《時の法皇 ミラダンテXII》コスト7以下のクリーチャーの召喚を禁じるロッククリーチャー
《百族の長 プチョヘンザ》自身のマナ数以下のコストを持つクリーチャーをタップイン
《光鎧龍ホーリーグレイス》S・トリガーオールタップ。相手ターン中に2枚以上ブレイクされていない状態で出すと自壊

特徴 [編集]

初動は【赤緑ボルシャック】と変わりない。ブースト力によりマナ基盤は勝手に整うため、光マナになるからと焦ってキーカードをマナ置きする必要はない。
中盤は《凰翔竜機バルキリー・ルピア》で目的に合わせた各種ドラゴンをサーチする。《時の法皇 ミラダンテXII》ファイナル革命持ちクリーチャーを補充するなり《地封龍 ギャイア》らを豊富なマナから召喚するなり自由に動ける。
《決闘者・チャージャー》による手札補充の効率が下がることは懸念点。

【青赤緑熱血ボルシャック】 [編集]

【赤緑ボルシャック】に青赤を含むカードパワーの高いドラゴンをタッチした型。

特徴 [編集]

初動は【赤緑ボルシャック】と変わりないが、とにかく5マナ貯まったら最優先で《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を召喚。それもそのはず、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を使いたいがために青赤緑構築に仕上げたデッキだからである。
そのため青を加えたにもかかわらずドローソースがほとんど変わらない点が特徴。

その他 [編集]

参考 [編集]


[1] ただし出せるのは自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つドラゴンのみ
[2] 同じ原初の切り札リメイクに弱いのは皮肉な話である。