赤緑 [編集]
火と自然の組み合わせ。
または、その2色で組まれたデッキの総称。
そのまま読めば「あかみどり」だが、自然以外の文明は色名が2文字のため、それに倣って「みどり」を「みど」として「あかみど」と読まれる場合がある。
長らく赤緑は速攻デッキとして組まれてきたが、カードプールの増加によって【シロガシラ・ジュカイ】や【メビウスシヴァ】のようなコントロール型のデッキを組むことも可能となった。
オーソドックスながら幅広いデッキビルディングが可能な色構成である。逆にいえば、コンセプトを絞って自分の戦略に合ったカードを慎重に選んでいくべきだろう。
友好色だが、この2色の多色であからさまに高性能なカードはあまり登場せず、速攻および中速ビートダウンなら【モルトNEXT】など赤単、準赤単に遅れを取っていた。
とはいえ【赤緑ダイリュウガン】、【赤緑ジョーカーズミッツァイル】や【赤緑キリフダッシュ】といったものは登場していた。
転機となったのはDMBD-16で登場した《ボルシャック・栄光・ルピア》であり、久しぶりに赤緑のカラーリングで環境入りの【赤緑ボルシャック】が生誕した。
- 原作で「デュエルマスターに一番近い男」と言われた切札勝利やその息子で主人公である切札 勝舞が使用していることから人気があり、まずこのデッキから作り始めるプレイヤーも多い。勝舞の弟で同じく主人公の切札 勝太も「ビクトリー」最初期や「VS」(ドラゴン・サーガ後期及び革命ファイナル期)で、勝太の息子で新章以降の主人公である切札 ジョーも双極篇から王来篇にかけてこの色を使っているなど、何かと原作の主人公に縁の深いカラーである。
赤緑で組まれる速攻デッキについては以下を参照。
マナブーストから中型〜大型クリーチャーを繰り出し、相手を攻撃し続けて勝つ、というデュエル・マスターズにおける最もオーソドックスなプレイングができる。
もしくは、速攻と中速の間を取るような構成にし、《フェアリー・ギフト》を絡めて早めに殴りきってしまうデッキタイプもある。
どちらの文明もビートダウンを得意とするため、この構成のデッキもビート色が強いものが多い。
《無頼勇騎タイガ》、《斬斬人形コダマンマ》、《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》など、多くの優秀なウィニーが使える。また、コスト軽減の《フェアリー・ギフト》を使用することで、《次元流の豪力》、《カモン・ピッピー》、《妖精のイザナイ オーロラ》などのクリーチャーを一歩早めに召喚できる。プレイングは問われるものの、爆発力のある攻めが可能である。
手札補充を長らく苦手としてきたが、今ではあまり気にならない。《野生設計図》、《養卵類 エッグザウラー》、《口寄の化身》など手札補充の手段はそこそこ多いのでうまく活用したい。
カードプールが非常に豊富な現在では、【メビウスシヴァ】や【シロガシラ・ジュカイ】などコントロール色の強いデッキも十分に組むことができる。場合によっては、水のドローソースや闇のハンデスなど、他の色を足したほうが干渉できる領域は増えるため、色々と試してみるのがいいだろう。
一方、この2色だけではブロッカーはほぼ皆無[3]なので防御は苦手。《めった切り・スクラッパー》や《超次元ボルシャック・ホール》など優秀な除去が扱えるため、ビートダウン相手にはそれらで除去し続けることで対処したい。
革命編で登場した革命0トリガーなどの獲得のおかげでブロッカーはないものの延命しやすくなっている。ただし、シールドがなくても粘り強く戦える点では、十王篇以降の黒赤に劣る。
ステロイド / グルール [編集]
二色の組み合わせは俗称を使うより直接「赤緑」と言ったほうが手っ取り早いため、時代が進むと二色カードが俗称で呼ばれることは減少していった。
いずれにせよ、色の組み合わせは俗称を使うより、色名で言った方が親切だろう。
- 「ステロイド」というカードがMTGに存在する訳ではなく、この呼び名の詳しい由来は不明。
- 黎明期に使われた「アーナム・ジン」というクリーチャーが「ステロイドを使った人のようにムキムキだった」からという説がMtGプレイヤー内では有力。
参考 [編集]