《「戦慄(せんりつ)」の(いただき) ベートーベン》 [編集]

「戦慄」の頂 ベートーベン VIC 無色 (10)
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 13000
T・ブレイカー
このクリーチャーを召喚によって出した時、ドラゴンまたは無色呪文を合計3枚、自分の墓地またはマナゾーンから手札に戻す。自分の山札の上から3枚をマナゾーンに置いてもよい。その後、このクリーチャーをタップしてもよい。
相手のクリーチャーが攻撃する場合、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
自分のドラゴンとコマンドすべてに「エターナル・Ω」を与える。

DMR-07で登場したビクトリーを持つ無色キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス

強力な3つの能力を併せ持つフィニッシャーである。

まず、自身を含むコマンドドラゴンエターナル・Ω付与する常在型能力。両種族共に大型のクリーチャーが多いため、一見地味ながら非常に強力。
フィニッシャー格のクリーチャー除去されても手札に戻ってしまうということであり、相手からすると非常に恐ろしい状態となる。

特に《威牙の幻ハンゾウ》と組み合わせると凶悪であり、ニンジャ・ストライクを使って山札の下に行ってしまうシノビを手札に戻せるため、毎ターン使うことが出来る。

自壊能力を毎ターン使い回すことも出来る。《龍神ヘヴィ》《黒神龍アバヨ・シャバヨ》《魔刻の斬将オルゼキア》を使い回せば、瞬く間に相手の陣営は壊滅状態となるだろう。

次に、攻撃対象を《ベートーベン》自身に固定するという常在型能力攻撃を強要させるわけでないものの、《ベートーベン》がタップされていると、相手は必ず攻撃対象に選ばなければならないため、ビートダウンへの牽制になる。
パワーが13000もあるため、除去の手段が無い速攻デッキでは詰みに近い状態となるだろう。

さらに、召喚してバトルゾーンに出したとき、ドラゴン無色呪文を合計3枚、墓地マナゾーンの片方または両方から回収しつつ、3マナ増やし、自身をタップすることができる誘発型能力

マナゾーンの損失なしに3枚もの手札補充ができるため、この能力も非常に強力。フィニッシャー《勝利宣言 鬼丸「覇」》《偽りの王 ヴィルヘルム》回収したり、このクリーチャー召喚するのに使用した《戦慄のプレリュード》と別の《ベートーベン》を手札に加え、更なる展開を行うのもいい。

また、専用アタック・チャンス呪文である《運 命》を意識したものとなっており、スムーズにコスト踏み倒しの準備を整えることができる。手札枚数を調節すれば、狙ったドラゴンを一気に展開することも可能。
召喚時の能力は誘発しないものの、普通にマナコストを払って唱えた《運 命》から《ベートーベン》を出しても十分に強力だろう。

自身をタップする能力は、攻撃対象を固定する能力を意識したものになっている。
シールド0枚の状態でも、このクリーチャーを召喚すれば、除去されるかパワー13000以上のクリーチャー攻撃されない限り1ターン耐えることが出来る。
任意なので、《メッサダンジリ・ドラゴン》《永遠のリュウセイ・カイザー》等でスピードアタッカーを得ている場合はタップさせなくてもよい。

【ターボゼニス】に入れてもいいが、相性のいいデッキを組んで使うのも十分に強力だろう。

専用デッキについては「【ベートーベン】」を参照のこと。

  • 名前の由来は言うまでも無く、ドイツの作曲家「ルードヴィヒヴァン・ベートーヴェン」。「戦慄」は「旋律」にかかっていると思われる。また、左手に持っている盾は、音楽記号であるト音記号をかたどっているようだ。
  • 背景ストーリーでは、ゼニスによってさらわれた希望の双子の片割れである。また、実は鎧が本体であり、《「戦慄」の頂 べートーベン》の力を増幅させるために、修羅丸が中身に選ばれていた。
  • 伊原しげかつ氏によって描かれた背景ストーリー漫画『STORY OF DUEL MASTERS』のうち、エピソード2に相当する「〜覇王鬼丸伝編〜」では、第3話に登場。ドラゴン達の奏でるオーケストラと共に鬼丸らゴールデン・エイジの前に姿を現わし、ゼニスの進める「ゼロ計画」を明かす。絶大な力によってゴールデン・エイジを蹂躙する。
    《ベートーベン》に挑んだ鬼丸は、胸のトライストーンの中に自身と瓜二つの姿がいることに驚く。
    鬼丸の姉であるプリンセス・プリンによってその本名が修羅丸であることが明かされる中、姉に免じて去って行った。
    • また、この作品では《「戦慄」の頂 ベートーベン》及び《黄金龍 鬼丸「王牙」》は、「ゼニスの力で作り出した巨大な鎧を、胸部のトライストーンの中から修羅丸(鬼丸)が操っている姿」として見上げるような巨体で描かれている。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

「戦慄」の頂 ベートーベン VIC 無色 (10)
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 13000
ビクトリーアイコン
T・ブレイカー
召喚によってバトルゾーンに出た時、自分の墓地またはマナゾーンからドラゴンまたは無色カードを合計3枚まで手札に戻す。自分の山札の上から3枚をマナゾーンに置いてもよい。その後、このクリーチャーをタップしてもよい。
相手のクリーチャーが攻撃する場合、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
自分のドラゴンとコマンドはすべて「エターナル・Ω」を得る。

DMPP-19で実装。

墓地マナ回収の対象が無色呪文から無色カードに拡大した。また、回収枚数3枚「まで」となったことでマナを減らしたくない場面でもデメリットが発生しなくなり、墓地が空でも回収枚数を抑えればマナブーストとしても利用可能になった。
また、《運 命》のノイズになるカードを回収せず、確実に出したいドラゴンのみを手札に残すプレイングも可能になった。

《戦慄のプレリュード》を唱えてから《「戦慄」の頂 ベートーベン》を召喚すると、唱え終わって墓地にある《戦慄のプレリュード》を手札に戻せる上、墓地回収で結果としてマナ回収をせずにハンドアドバンテージを得つつマナブーストの恩恵を得られる。

《メッサダンジリ・ドラゴン》《永遠のリュウセイ・カイザー》といったスピードアタッカー付与は、《運 命》アタック・チャンス起動と相性が良い。
召喚で《「戦慄」の頂 ベートーベン》を出した場合においても、スピードアタッカーなら攻撃のルールで自発的にタップ状態になれるので攻撃誘導も活用できる。

《龍仙ロマネスク》などと違い、ブーストが疑似タップインに変更されていない。ブーストで得た使用可能マナで《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》をすぐクロスし《運 命》アタック・チャンスに繋げるといったコンボが狙える。

【バルガライゾウ】では、肝心の《超天星バルガライゾウ》が引けないまま10マナ以上に到達することは少なくないため、今引きで受け札兼リソース補充になるこのドラゴンも採用が検討できる。
純粋に《フェアリー・ギフト》で早出しし、0〜3枚回収と3ブーストで手札とマナ数を整え、次のターンに暴れる準備としても運用できる。

  • 後にメインストーリーでも登場した。その動向などは修羅丸の頁を参照。

サイクル [編集]

DMR-07の、専用のアタック・チャンス呪文を持つクリーチャーサイクル

関連カード [編集]

修羅丸 [編集]

希望の双子二人一組 [編集]

希望の双子の融合形態 [編集]

派生カード [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.バトルゾーンに自分の《「戦慄」の頂 ベートーベン》《ボルシャック・モモキングNEX》がいます。
《ボルシャック・モモキングNEX》が破壊される時、《「戦慄」の頂 ベートーベン》の能力によって与えられた「エターナル・Ω」と、「スター進化」の置換効果はどちらが優先されますか?
A.《ボルシャック・モモキングNEX》の持ち主がどちらの置換効果を適用するか選べます。
「スター進化」を適用した場合、《ボルシャック・モモキングNEX》のみが墓地に置かれ、進化元のクリーチャーはバトルゾーンに残ります。「エターナル・Ω」を適用した場合、《ボルシャック・モモキングNEX》とその進化元を含む構成カードがすべて、手札に戻ります。
置換効果は各イベントにつき1回しか適用されないので、両方を適用することはできません。
引用元(2021.9.22)