邪帝斧(イビルトマホーク) デッドアックス》 [編集]

邪帝斧 デッドアックス SR 自然文明 (4)
ドラグハート・ウエポン
これを装備したクリーチャーに「マッハファイター」を与え、パワーを2倍にする。
これを装備したクリーチャーがバトルに勝った時、負けたクリーチャーと同じ文明を持つクリーチャーではないカードを1枚、自分の超次元ゾーンから出してもよい。
龍解:自分のターンの終わりに、自分のすべてのドラグハートのコストの合計が20以上であれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返してもよい。
(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーが離れた場合、そこに戻す)
龍解後⇒《真なる邪悪 ザ=デッドマン》

DM23-EX2で登場した自然ドラグハート・ウエポン

装備したクリーチャーにマッハファイター付与し、そのパワーを2倍にする。
クリーチャーへ攻撃する上でパワー倍加は非常にありがたく、このウエポンを装備できるドラグナーで最もパワーの低い《最終龍覇 ボロフ》ですら6000と中々のパワーへと変化する。《最終龍覇 グレンモルト》に装備させようものならばいきなりパワー18000のQ・ブレイカーに化けてしまう。

また、装備したクリーチャーがバトルに勝った時、バトル相手と共通する文明を少なくとも1つ持つ非クリーチャーカードを超次元ゾーンからリクルートできる。マッハファイター付与とパワー倍加により、能力誘発させやすい。

出すカードは非クリーチャーであればドラグハート・フォートレスサイキック・クロスギアも対象になる。コスト指定もないため、そのドラグナーが本来呼び出せないウエポンやフォートレスも出せる。

多色クリーチャーに勝てば呼び出せる範囲が拡大する。
場にクリーチャーを残すということは、《ブレイン・スラッシュ》などカードのフルスペックを許してしまうという裏目はあるため時と場合にもよるが、余裕があるならあえて放置しておきマッハファイターの餌にするのもテクニック。

自分のターン終了ステップに自分のドラグハートコストの合計が20以上なら任意龍解できる。

ウエポンやフォートレスのコストは高くて6であり、大抵はコスト3〜5のため、それらのみでの龍解は難易度が高い。龍解したドラグハート・クリーチャーが複数いればその分ハードルを下げられるので、龍解条件の緩いドラグハートとは相性が良い。

このウエポンの龍解は任意であり、次のターン以降も続けて効果を使いたい場合や、バトルゾーンに裏返したくないドラグハートがある場合は龍解しない選択肢も取れる。

欠点はやはりマッハファイターが1ターンのみの効果であり、バトル勝利時効果の再利用が難しい点。次のターン以降は大人しく龍解を狙うか《最終モルト》の除去耐性として割り切る、または後述するテクニックで一気に効果を使い切ってしまうと良い。

ルール [編集]

1つ目の能力について [編集]

  • 装備しているクリーチャーを進化元にすると、一番上のクリーチャーが「このターンに出たクリーチャー」にリフレッシュされるのでマッハファイター効果が復活する。
    • 召喚酔いと同じくカードで記憶されているため、例えば攻撃前にスター進化退化して前のターンに出ていたクリーチャーに戻ると「このターンに出たクリーチャー」ではなくなる。

2つ目の能力について [編集]

  • この能力でウエポンを出す場合の装備先が明記されておらず、参考になる類似カードもなかったため不明瞭だったが、装備対象は《デッドアックス》を装備してバトルに勝利したクリーチャーである[1]
  • エレメント」という用語が登場した後のカードであるにもかかわらず「クリーチャーではないカードを出す」表記となっている。現在なら「クリーチャーではないエレメントを出す」という表記が適切だろう。
  • 2つ目の能力は、テキストだけでは判断出来ないが、出せるエレメントの条件は「『負けたクリーチャーと同じ文明を持つクリーチャー』ではないカード」ではなく「『バトルに負けたクリーチャーと同じ文明』を持つ『クリーチャーではないカード』」である。。《デッドアックス》を装備したクリーチャー《龍覇 グレンアイラ》とのバトルに勝った場合、超次元ゾーンから出せるのは、‪//のいずれかの文明を持ち、なおかつクリーチャーではないエレメントとなる。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

  1. コスト4以下の自然ドラグハートを出せるドラグナーを出し、《デッドアックス》を装備。
  2. 《デッドアックス》を装備しMFを得たクリーチャーでを含む相手クリーチャーを攻撃、バトル勝利時効果で《ガイオウバーン》を呼び出し、このクリーチャーに装備。
  3. 《ガイオウバーン》装備時の効果で再びを含む相手クリーチャーとバトル。勝利時効果で《銀河大剣 ガイハート》を装備し、同一ターン中にバトル2回勝利するので《ガイオウバーン》を《勝利の覇闘 ガイラオウ》へと龍解する。
  4. SAを持つ《ガイラオウ》で攻撃[2]。このターン中2回目の攻撃であるため、攻撃後に《ガイハート》を《熱血星龍 ガイギンガ》へと龍解する。
    −−この手順後、このカードと《ガイラオウ》(コスト9)《ガイギンガ》(コスト7)を合わせて自分のドラグハートの合計コストが20になり、ちょうど龍解できる。
    • 装備ドラグナーがドラゴンだった場合は同じ手順で《無敵王剣 ギガハート》も龍解させられる。相手の場にバトルで勝利可能なのクリーチャーが複数存在する場合は積極的に狙いたい。

環境において [編集]

登場から【白ガイアッシュ覇道】【ムザルミ天門】など、このカード装備できるドラグナーが入るデッキ全般に採用された。

特に【白ガイアッシュ覇道】では《最終龍覇 ロージア》に装備させるルートが強力。起点となるバトル相手さえいれば《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》《邪帝遺跡 ボアロパゴス》と芋蔓式に呼び出すことができ、そのターン終了時までに《勝利の覇闘 ガイラオウ》《真なる邪悪 ザ=デッドマン》《我臥牙 ヴェロキボアロス》の3体を用意できる。ドラゴン基盤ミラーマッチなら《最終龍覇 ロージア》+パンプアップの場合、《ボルシャック・栄光・ルピア》《インフェル星樹》、革命0未達成時の《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》という狙い目が存在する。そのままでは《五番龍 レイクポーチャー ParZero》にバトルで負けるが、《最終龍覇 ロージア》+これ+《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》でパワーが13000まで上がった状態でバトルできるため、並の繋ぎ役は一溜まりもない。ドラグハートの枠を増やそうと思えば《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》龍解剤とする前提で《将龍剣 ガイアール》をさらに足すという手もある。光のクリーチャーを踏み返した場合は《百獣聖堂 レオサイユ》《最終龍覇 ロージア》を強化するというケースも。

【ムザルミ天門】でも《スターゲイズ・ゲート》から《闘門の精霊ウェルキウス》《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》と繫ぎ、さらにこれを《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》に装備させることでこれ自体と《闘門の精霊ウェルキウス》バトル勝利時効果を一気に誘発することができ、後は《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》なり《∞龍 ゲンムエンペラー》なりを出して制圧すればよい。いずれの場合もドラグハートを利用して大型を多面展開すれば後は雑殴りするだけで大体勝てる。

その他 [編集]

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 1つ目の能力について

Q.自分は《最終龍覇 グレンモルト》を出し、その「出た時」の能力で《邪帝斧 デッドアックス》を装備しました。
バトルゾーンに他のドラグハートは1つもない状況ですが、《最終龍覇 グレンモルト》のパワーはどうなりますか?
A.パワーは18000になります。
デュエル・マスターズのゲームで数字の増減が行われる場合、足す、引く、掛ける、割るの順番で行います。

+  総合ルール 108.2.

引用元(2023.10.20)

Q.前のターンからバトルゾーンにいる自分の《仙界一の天才 ミロク》に、自身の「自分のターンのはじめに」の能力で《邪帝斧 デッドアックス》を装備しました。
この《仙界一の天才 ミロク》は「マッハファイター」によって、アンタップしている相手のクリーチャーを攻撃できますか?
A.いいえ、攻撃できません。「マッハファイター」は、その能力を持つクリーチャーが出たターン中のみ、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できるようになる能力です。
引用元(2023.10.20)

Q.自分の、前のターンから《邪帝斧 デッドアックス》を装備しているクリーチャーがバトルゾーンにいる状況です。
このクリーチャーの上に別のクリーチャーが進化した場合、進化したクリーチャーは「マッハファイター」で相手のアンタップ状態のクリーチャーを攻撃できますか?
A.はい、攻撃できます。
進化したクリーチャーは、このターン出たクリーチャーとして扱います。そのため、「マッハファイター」で相手のアンタップ状態のクリーチャーを攻撃できます。
引用元(2023.11.17)

  • 2つ目の能力について

Q.相手のターン中、自分の《邪帝斧 デッドアックス》を装備したクリーチャーと相手の《玉男》がバトルし、バトルの結果《玉男》が破壊されました。《邪帝斧 デッドアックス》の「これを装備したクリーチャーがバトルに勝った時」の能力と、《玉男》の「破壊された時」の能力と「スレイヤー」の解決はどの順番で行いますか?
A.「バトルに勝った時」と「破壊された時」の能力は同時にトリガーし待機しますが、ターン・プレイヤーの能力から解決するため、まず《玉男》の「破壊された時」の能力から解決されます。その後、《邪帝斧 デッドアックス》の「これを装備したクリーチャーがバトルに勝った時」の能力を解決します。これにより「出た時」の能力を持つカードを超次元ゾーンから出した場合、続けてそれを解決します。
これらの解決が終わった後、「スレイヤー」を解決し、《邪帝斧 デッドアックス》を装備したクリーチャーが破壊されます。
引用元(2023.10.20)

Q.《邪帝斧 デッドアックス》の「これを装備したクリーチャーがバトルに勝った時」の能力でドラグハート・ウエポンを出す場合、どのクリーチャーに装備して出しますか?
A.《邪帝斧 デッドアックス》を装備しているクリーチャーに装備して出します。
この能力の解決時に《邪帝斧 デッドアックス》を装備していたクリーチャーが離れていた場合、ウエポンはバトルゾーンに単独で出た後、すぐに超次元ゾーンに戻ります。
引用元(2023.10.20)

Q.《邪帝斧 デッドアックス》の「バトルに勝った時」の能力で出せるのはどんなカードですか?
A.バトルに負けたクリーチャーと同じ文明を持つ、クリーチャーではないエレメントなら何でも出せます。
例えば、《邪帝斧 デッドアックス》を装備したクリーチャーが相手の《凶戦士ブレイズ・クロー》とのバトルに勝った場合、火文明を持つドラグハート・ウエポンやフォートレス、フィールドなどを出せます。
引用元(2023.10.20)


[1] 公式Q&A 2023年10月20日更新版より。
[2] この時の攻撃先はどこでも良い