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竜魔神王バルカディア・NEX P(SR) 光/闇/火文明 (15) |
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アーマード・ドラゴン 25000 |
進化GV:エンジェル・コマンド、デーモン・コマンド、アーマード・ドラゴンのいずれか3体を重ねた上に置く。 |
ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする) |
相手は呪文を唱えることができない。 |
このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札を見る。その中からドラゴンまたはコマンドを1体選び、出してもよい。その後、山札をシャッフルする。 |
※殿堂入り |
DMX-12で登場した進化GVエンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アーマード・ドラゴン。
《悪魔神王バルカディアス》と《ボルシャック・NEX》が合体したようなクリーチャー。
《バルカディアス》の呪文封殺能力に、アタックトリガーでの確定除去とコスト踏み倒し能力を併せ持つ。
邪魔なブロッカーを蹴散らし、ワールド・ブレイカーでシールドを叩き割り、コスト踏み倒しで呼び出した追加打点により即ゲームエンドに持ち込める。S・トリガー呪文も容赦なく封殺するので安心してブレイクできる。
また、相手のクリーチャーを破壊してから踏み倒しを行うため、新章から増えたコスト踏み倒しメタにも強い。
パワー25000というのも、一度着地すれば生半可な殴り返し要員は通さない水準。そのため、《百族の長 プチョヘンザ》のようなタップイン系にも強気に出られる。
フィニッシャーとして有力だが、その分召喚の難易度は非常に高い。マナコストが15と凄まじく重い上に、進化元に指定されている種族も重量級が多くそれらを3体並べた上に進化しなくてはならない。
2021年2月26日に再構築のルール変更が発表されたことによって評価が急上昇した。進化元なしで進化クリーチャーを退化先として残すことができるようになり、【青黒退化】のフィニッシャーとして採用されるようになった。
光入りの退化では《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》を進化元に《聖霊王アルファディオス GS》を出すことができる。フィニッシャーと受け札を兼ねることができる点はありがたい。
正攻法で出す場合《「謎」の頂 Z-ファイル》《轟破天九十九語》によって、進化元を比較的楽に用意した上でこのクリーチャーを重ねられる。
コスト踏み倒しで出すクリーチャーとしては《悪魔神バロム・クエイク》が挙げられる。共に並べることで相手のカウンターを一切封じ込められる。 《轟破天》で出した場合《バロム・クエイク》のcipは発動しないが、このクリーチャーのアタックトリガーで踏み倒すことでcipによる全体除去を放てる。
現在の裁定上《轟破天》で出す場合、上記のコンボには《バロム・クエイク》のマナ進化の進化元として新たに進化条件を満たしていないクリーチャーなどが必要になっていることは留意したい。
ドラゴンでは《∞龍 ゲンムエンペラー》《地封龍 ギャイア》もこのカードで踏み倒す候補になる。このクリーチャーではノータッチなクリーチャーによるカウンター封じができる。《禁断竜王 Vol-Val-8》はEXライフこそ適用されないがジャストダイバーによって選ばれないので安全にダイレクトアタックを決めやすい。
エピソード2のDMX-12で登場するも、マナコストと進化元の重さがいかんともしがたくファンデッキでもなかなかお目にかかれないようなロマンカードであった。この時点では《「謎」の頂 Z-ファイル》や《轟破天九十九語》が活用されていた。
王来篇の直前、2021年3月16日ルール改訂によって進化元がなくても進化クリーチャーを退化させられるようになり評価が一変した。
王来篇環境 (オリジナル)では【青黒退化】のメインフィニッシャーとして活躍し、そちらのデッキは環境のトップメタの一角に立った。シリーズ終期には【青黒緑退化】でも活躍。同シリーズにおいて、アドバンスでも一定の活躍を収めている。また《禁断竜王 Vol-Val-8》という相棒を手に入れ、このクリーチャーでワールド・ブレイク→ジャストダイバーで選ばれず6000以下のクリーチャーを飛ばしながらダイレクトアタックという強烈なワンショットプランが可能となった。
王来MAXに入ると【白青赤退化】のパーツとしても台頭。
一方でタマシードでの除去はケアできないことから安全に殴り切ることが難しい対面も増え、相対的な強さを若干落とした。
DMEX-17でわざわざ再録された辺り、このカードの活躍は2021年3月16日ルール改訂に際する想定の範囲内であったであろうが、2022年8月15日付で殿堂入り。退化元の《死神術士デスマーチ》ではなくこちらが殿堂入りしたあたりからも、このカードが頭一つ抜けた強力なフィニッシャーであったことが窺えるだろう。この殿堂入りにより、このカードを主軸に据える場合は《伊達人形ナスロスチャ》などの山札全体からピンポイントで墓地にサーチする札を使う必要に追われた。
その後も【白青黒退化】を中心とする墓地退化系統で細々と入賞報告が見られたが、DM23-EX2で【白青赤退化】が大幅強化されるとそちらでの活躍もポツポツと見られるようになった。ただ、この頃の【白青赤退化】はメインの《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》ルートでも十分強く、対面と状況次第では《龍世界 ドラゴ大王》を用意しただけでも相手が詰む場合があるので、このクリーチャーはあくまで「用意できれば助かる」程度のスーパーサブ枠に落ち着いている。
Q.《竜魔神王バルカディア・NEX》のトリガー能力を使って、進化コマンドまたは進化ドラゴンを場に出すことはできますか?
A.はい、進化元として使えるクリーチャーがバトルゾーンにあれば出せます。
引用元(2021.10.22) 引用元2(過去のよくある質問より)
Q.《竜魔神王バルカディア・NEX》の「攻撃する時」の能力で、山札を見て、そこから《ボルシャック・NEX》を出す場合、「出た時」の能力はどうなりますか?
A.山札のカードをすべて見て、その中から«ルピア»を1枚出すことができます。「出た時」の能力は、《竜魔神王バルカディア・NEX》の効果処理が終わった後で解決されるためです。
引用元(2021.10.22)
Q. 《竜魔神王バルカディア・NEX》の「攻撃する時」の能力で、山札を見て、そこから《聖魔連結王 ドルファディロム》を出す場合、「EXライフ」の処理はどうなりますか?
A. 山札をシールド化できないので、《聖魔連結王 ドルファディロム》は「EXライフ」シールドを持たずにバトルゾーンに出ます。《竜魔神王バルカディア・NEX》の能力で山札のカードすべてを見ているので、見ているそれらのカードは他の効果の影響を受けないためです。
引用元(2021.10.22)