手札交換 [編集]
手札を捨てた後にドローする、あるいはドローしてから手札を捨てる能力または効果の俗称。
捨てる、すなわち墓地に置くもの以外に、山札の一番下に置く、または山札に加えてシャッフルするものもある。
戦略のD・H アツト C 水/闇文明 (2) |
クリーチャー:ヒューマノイド/ヒーロー 2000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを2枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を2枚捨てる。 |
サイクロン・パニック UC 火文明 (3) |
呪文 |
S・トリガー |
各プレイヤーは自分自身の手札をそれぞれの山札に戻してシャッフルし、その枚数と同じ枚数のカードを引く。 |
ドロー及び捨てる枚数がそれぞれ固定のものと、捨てる枚数が変動しそれと同じ枚数のドローができるものがある。
前者は《サイバー・チューン》のように引く枚数が多めに設定されているものもあり、ハンドアドバンテージの損失を軽減できる。
後者は基本的に同じ枚数なので、呪文などで使うとハンドアドバンテージを損失してしまう。一応こちらも《ニンプウ・タイフーン》のように余剰にドローできるものもあるが、非常に少ない。
主な使い方としては、腐っているカードを腐っていないカードに交換すること。当然ドローなので運は絡むものの、手札の質を向上させ、事故の確率を減らすことができる。
またハンドアドバンテージが少ない分、単純なドローに比べてコストが低めに設定されていることが多い。捨てるタイプのものはマッドネスの起動や墓地肥やしなどにうってつけ。
《ガード・グリップ》《エマージェンシー・タイフーン》等の1枚手札が増える呪文も、唱えた分差し引きで手札の枚数が変わらずハンドアドバンテージは得ていないので手札交換に含める事が多い。
- 墓地肥やしを伴う手札交換の場合、一度墓地に置くために公開しきった手札は「待った」して手札に戻すことは許可されない可能性が高い。(ジャッジの判断に従うこと。)競技性の高い大会では注意が必要である。
- 手札を裏向きにした状態でゲーム台に伏せてからプレイングを考える様子はしばしば見られる。これだとまだ公開が成立していないので、そのカードを手札に戻すことは問題ない。もちろん、考えがまとまったら表向きの状態で墓地に置く必要がある。
- 手札操作の得意な水が得意としていたが、エピソード3あたりからは「手札をすべて捨て、カードを◯枚引く」「手札を◯枚捨て、カードを◯枚引く」タイプの手札交換を火にも登場し始めた。場合によっては交換前より多くの手札を得られるため、手札枯渇の激しかった火文明の助け船となり、同時に墓地肥やしの手段も手に入れた。
- 水の手札交換には「引いてから捨てる」ものが多く、火の手札交換には「捨ててから引く」ものが多い。
「手札の質を上げる」という観点では前者の方が使いやすいが、後者は実際に捨てた枚数に関わらずドロー枚数が一定のものがあり、手札が少ない場合には手札補充としても機能する。
あくまで多いだけであり、それに当てはまらないものもある。(《ダブル・リセット・パンチ》、《ホメホメ老句》など。)
参考 [編集]
公式Q&A
Q.手札から《エマージェンシー・タイフーン》を唱えた時、その唱えている《エマージェンシー・タイフーン》自身を効果で捨てられますか?
A.いいえ、捨てられません。呪文は唱えている間、保留状態になります。保留状態のカードはそのゾーンにあるカードの枚数として数えないので、それを手札から捨てることもできません。
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| | (総合ルール 409.1b 409.1c)
| - 409.1b
- 呪文は唱えてから効果を解決し終えるまでの間、保留状態になります。解決が終わった後、唱えていた呪文は墓地に置かれます。
- 409.1c
- カードが保留状態になっている間、そのカードは元々置かれているゾーンに属していますが、そのゾーンにあるカードの枚数としては数えません。
例 :《紅神龍オグリストヴァル》がいる状況で、手札にある残り1枚の《エナジー・ライト》を唱えた場合、カードを引く効果を解決する前に、《紅神龍オグリストヴァル》のパワーは0になり、破壊されます。 例2:手札から唱えた《エマージェンシー・タイフーン》の効果で手札のカードを捨てる場合、その唱えた《エマージェンシー・タイフーン》自身を捨てることはできません。 例3:自分のマナゾーンにカードが4枚あり、バトルゾーンに相手の《獣軍隊 ヤドック》がいる状況で、マナゾーンから《虹速 ザ・ヴェルデ》を召喚する際、《虹速 ザ・ヴェルデ》が保留状態になることでマナゾーンのカードの枚数が3枚になるので、《獣軍隊 ヤドック》の置換効果が適用されます。
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引用元(2022.9.14)
Q.自分の山札が0枚で、バトルゾーンに《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》がいる状況です。自分は《戦略のD・H アツト》の「出た時」の能力でカードを引くかわりにクリーチャーを2体墓地から出しましたが、この場合でも自分の手札を2枚捨てますか?
A.はい、2枚捨てます。
引用元(2022.9.28)
Q.《神の試練》を唱えていて、山札が0枚でも負けない状況です。
山札が0枚の状況で自分は呪文を唱えたのですが、この時、《電脳の海を彷徨うエレキギター》の能力で手札を1枚捨てられますか?
A.はい、捨てられます。山札が0枚でもカードを引こうとすることはできます。前提となる行為を行おうとして、結果的にできなかった場合でも「そうしたら」以降の能力を使えるため、山札が0枚の状況でも《電脳の海を彷徨うエレキギター》の能力で手札を1枚捨てられます。
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| | (総合ルール 114.6)
| - 114.6
- プレイヤーは、山札にカードが無い時でも、ドローステップのターン起因処理や呪文や能力の効果で、カードを引こうとすることができます。ただし山札に引くべきカードがなければ通常は何もしません。
- 114.6a
- 山札にカードが無い時にカードを引こうとしても誘発条件を満たしません。例えば「カードを引いた時」という能力は誘発しません。また、実際にカードを引いていないため「このターン引いたカードの枚数」として数えることができず、コストの支払いのためにカードを引こうとすることもできません。ただし、カードを引くことを置換する効果が存在する場合は、山札にカードが無い時にカードを引こうとした場合にも、それを適用することができます。
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引用元(2022.12.16)