【メクレイド刃鬼】 [編集]

《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》を軸としたメクレイドデッキ《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》をサブフィニッシャーとして1枚積みする場合もあるが、基本的には既存の【カイザー「刃鬼」】と異なる。

「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」 VIC 水/火/自然文明 (11)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ジャイアント・ハンター/ゼニス 17000
シンパシー:ハンター・クリーチャー(自分のハンター・クリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただしコストは0以下にはならない)
ジャストダイバー
T・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時または攻撃する時、ハンター・W・メクレイド10する。(ハンター・W・メクレイド10:自分の山札の上から6枚を見る。その中から、コスト10以下のハンターを2枚まで、コストを支払わずに使う。残りを好きな順序で山札の下に置く)
相手のシールドが5つ以上あれば、このクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。

主要カード [編集]

候補カード [編集]

《蒼狼の大王 イザナギテラス》軽量級リソース呪文の嵩増し
《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》サーチバウンスマッハファイターがこれ1枚に。色の合うドラゴン基盤では採用しない手はない
《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》全体3000火力/コスト3以下へカード指定除去
《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》アタックトリガーでブーストとマナ回収/墓地利用メタ付きマナブースト
《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》ガチンコ・ジャッジ連続勝利で大量ブレイク/GJ勝利で1ドローできる初動チャージャー
《紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー》ガチンコ・ジャッジ勝利で疑似ドラゴン・メクレイド∞/S・トリガーで全体2000火力
《無双龍幻バルガ・ド・ライバー》攻撃時にデッキトップからドラゴンを射出するスピードアタッカー&マッハファイター
《ガイアッシュ》の効果対象となる点が《「王牙」》との差別点
《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》《ガイアッシュ》よりさらに強固な足止め/S・トリガーで2体フリーズ
《百族の長 プチョヘンザ》全体除去タップインで足止め。名目コストの高いクリーチャーの早出しにはノータッチとなるケースも
《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》自軍全クリーチャースピードアタッカー付与する巨大クリーチャー。ささやかな敗北回避能力G・ストライクも/疑似シンパシー付き全体除去
《姫様宣言プリンプリン》SA&MFcipとバトル勝利でコスト10以下のサイキック・クリーチャーを展開
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》呪文ロック。革命チェンジで《勝利刃鬼》等を回収し、ワンショット失敗後の再展開に備える/まとまった数のドローと呪文踏み倒し
《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》元祖兼サブフィニッシャー。マナや手札、墓地に来たハンターを踏み倒す。
《ボルバルザーク・エクス》cipでマナを全てアンタップ。《勝利「刃鬼」》の召喚時メクレイドで狙いたい
《時の法皇 ミラダンテXII》強力な召喚ロックで相手を封殺するスーパーサブ
《勝利宣言 鬼丸「覇」》ガチンコ・ジャッジ勝利で追加ターンを獲得してごり押しできるスーパーサブ
《蒼き団長 ドギラゴン剣》盤面補強系スーパーサブ。このデッキでは《勝利「刃鬼」》をSA化できる点が最大の魅力
《ボルシャックライシス・NEX》自己コスト軽減持ちのワールド・ブレイカー
自身を含むドラゴンSA化し、攻撃時に後続を呼ぶ
《五番龍 レイクポーチャー ParZero》ブロッカー&ジャストダイバー
cip山札の上から6枚を見て2枚を手札に加え任意で自分の手札1枚と同じコストの相手クリーチャーバウンス
《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》召喚コスト軽減&cipで自分よりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体破壊し次の相手のターン展開制限
《MMM-ジョーキング》ダイレクトアタックを阻止できるブロッカーマッハファイター アタックトリガーで1ドローの後、コスト4以下のクリーチャータマシードを手札から踏み倒す

このデッキの回し方 [編集]

マナブーストで準備を進めてから一刻も早く《流星のガイアッシュ・カイザー》《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》と繋げ、一気にメクレイドで勝負を決めるのが理想の展開の1つ。道中でメクレイドにより《「必然」の頂 リュウセイ》を引き当ててタイムラグを消せれば尚良い。カウンター封じとしては《超神龍バイラス・カースド》《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》《時の法皇 ミラダンテXII》《勝利宣言 鬼丸「覇」》など選り取り見取りである。

フィニッシュまでタイムラグが出そうな場合は、棒立ちの《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》《流星のガイアッシュ・カイザー》や《勝利「刃鬼」》などから《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》《時の法皇 ミラダンテXII》に革命チェンジし、安全にブレイクを入れながらG・ストライクを踏んでおくという手がある。

長所 [編集]

従来の【カイザー「刃鬼」】との最大の違いとして、《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》で山札からもハンターを踏み倒す事が可能となっている。そのため、かつて問題点の1つであった「《流星のガイアッシュ・カイザー》の早期着地に成功したが、踏み倒し先のハンターが手札・マナ・墓地へ十分に揃っておらず動けない」といった事態に陥りにくい。
また《勝利「刃鬼」》の展開方法はハンター・W・メクレイド10と非常に強力な上に、元祖と違いガチンコ・ジャッジを一切介さないため見えたハンターを確実に踏み倒す事が可能。

《「必然」の頂 リュウセイ》さえ召喚cipメクレイドで捲れれば1ターンの間に《勝利「刃鬼」》で最大4体のハンターが並ぶ。そこから《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》の呪文ロックでも入れば大体勝てる。
仮に《リュウセイ》がHitしなかった場合でも横に《ステゴロ・カイザー》等が立てば、そちらの攻撃時に《蒼き団長 ドギラゴン剣》革命チェンジする事でも《勝利「刃鬼」》をSA化できる。

メクレイド召喚扱いなので、《異端流し オニカマス》《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》等のいわゆる召喚以外でのコスト踏み倒しに有効なメタカードには強い。

マナブースト基盤の優秀さのおかげで、コスト軽減メタにも強い。極論マナブーストとサーチ、マナ回収を活かした素出しプランも十分取れる。限界までマナゾーンのリソースを稼いでスーパーサブを確保するという手もある。

変わらず《超神龍バイラス・カースド》も採用できるため、あらゆるS・トリガーを完全封殺する動きも可能。《勝利「刃鬼」》のハンター・W・メクレイドで《リュウセイ》と同時に並ぶ事も珍しくない。

やたらと全体除去に恵まれているため、ウィニーや軽量のコスト踏み倒しメタを重用するデッキにはめっぽう強い。相手が大量に展開する程コストが下がる《「オレの勝利だオフコース!」》が特筆して強力で、《メンデルスゾーン》等の大量ブーストも相まってメタカードの大量展開で対応しようとする相手に対して早い段階から大きな圧力をかけられる。

短所 [編集]

手札以外メタ、大量展開メタ、山札利用メタ、速攻メタが刺さる。1体や2体なら通常の除去やマッハファイター、カード指定除去で何とかなるが、継続的に出されると厄介。

ドラゴン基盤なのでドラゴンメタにも手を焼く。そもそもドラゴンメタが環境にはびこる状態では勝てないデッキである、もし出されたら負け、と割り切ろう。

フィニッシュ力は基本的に《超神龍バイラス・カースド》《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》及び《時の法皇 ミラダンテXII》、特に無制限カードである前者2枚に依存している。よって、タップした《カースド》がバトルゾーンに居ない、または革命チェンジ2種が手札に無いだけでも逆転を許す可能性は非常に高くなる。

重量級メクレイドデッキである構造上メタカードを入れづらく、【絶望神サガループ】などのようなこちらの動きに関係無く早期に勝ちに行けるコンボデッキも苦手。一応ドラゴンのメタカードは一定数存在しているためメタカードは採用しようと思えば最低限は採用できるが、メクレイドの出力・安定性とはトレードオフである。

従来通り能動的に自身のシールドを削る相手は苦手。登場時の環境では【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が不安定な対面で、《CRYMAX ジャオウガ》のシールド焼却によって《勝利刃鬼》による自己スピードアタッカー化や元祖《刃鬼》のガチンコ・ジャッジ能力が阻害されてしまう。

  • 逆に、あちらにとっては《極楽鳥》や自慢の豊富なメタカードが《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》及び《「オレの勝利だオフコース!」》で簡単に一掃されてしまう上に、重要な中継ぎである《キユリのASMラジオ》がこちらの《流星のガイアッシュ・カイザー》を誘発しかねず、一度出されるとフィニッシュに大きく手間取るという負担を抱えている。平均コストも圧倒的に低いため、あちらはガチンコ・ジャッジを挑まれればこちらに勝つ事は基本的に不可能であり、シールド5枚の状態で《必勝刃鬼》をぶつけられればこちらのものである。

【白赤アーマード・サムライ】も自己シールド回収をメインの動きとするため厄介である。幸い防御札がの1ターンを凌ぐ系を中心としているため《勝利宣言 鬼丸「覇」》で押し切ることができれば何とかなるが、ガチンコ・ジャッジという不確定性に加え、状況次第で《オリオティス・ジャッジ》に消し飛ばされる危険性もあるので、やはり不安定な対面ではある。

高パワーのドラゴンが多いため忘れがちだが《「オレの勝利だオフコース!」》は全プレイヤーが対象であるため、こちらの《ボルシャック・栄光・ルピア》《蒼狼の大王 イザナギテラス》等もまとめて消し飛ばしてしまう。後者は《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》のチェンジ元としても使用する事があるので、思わぬ誤算には一応注意である。

一番の難点はハンター・W・メクレイド10での展開を主とするが故に、コスト11以上の超大型ハンターとは相性が悪く採用し辛い点である。
特に、従来型で非常に強力なフィニッシャーであった《ボルシャックライシス・NEX》を入れ辛い所は大幅な弱体化点。

環境において [編集]

DM23-EX1で成立して早々にCSにて入賞を果たし、以降も大会での入賞報告が続出している。
主流はドラゴン基盤だが、パワー12000以上基盤を利用する《ボント・プラントボ》型、《巨大設計図》基盤、ドラゴン・非ドラゴンを問わずハンター主体型として防御面とガチンコ・ジャッジの勝率を強くした基盤も稀に見られる。

2023年8月11日付で強力なフィニッシャーの1体である《勝利宣言 鬼丸「覇」》殿堂解除され、強化を受けた。

新殿堂施行開始直後には、DM23-EX1のカードを中心とした青赤緑の非ドラゴンハンター基盤の【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】折衷型がオリジナルのチャンピオンシップで3位入賞した。同じ青赤緑型だが《幻想と伝承の決断》を採用した型がオリジナルで優勝するなどもした。

DM23-SD3期には【白ガイアッシュ覇道】折衷のドラゴン基盤型が108人規模のオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。

DM23-RP3期時点では非ドラゴン基盤のハンター軸の青赤緑構築が主流。

DMGP2023-2ndでは予選通過128人中使用者は3人以下と推定され、ほぼ全滅と言える結果となった。【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】のようなメタビート、【青赤マジック】のようなそれなりの速度とカウンター封じで圧殺するデッキが予選突破数上位に位置してており、それらに手を焼いたものとみられる。

DM23-EX2《ガイアッシュの海地図》《MMM-ジョーキング》を獲得。

参考 [編集]