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“龍装”チュリス R 火文明 (5) |
クリーチャー:ドラゴンギルド/ビートジョッキー 5000 |
B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する) |
スピードアタッカー |
※殿堂入り |
DMRP-04魔で登場した火のドラゴンギルド/ビートジョッキー。
B・A・Dとスピードアタッカーとこれだけなら見向きもされないが、名目コストが5で種族がドラゴンである点がこのクリーチャーに大きな価値を持たせている。
革命チェンジとの相性が格別で、火でコスト5以上を満たす召喚酔いしないドラゴンなので、実質コスト3にしては異常な範囲で革命チェンジのアクセスに優れており、いわゆる「成長ギミック」を使わずに開始3ターンで《蒼き団長 ドギラゴン剣》のような最上位の革命チェンジクリーチャーを出せるようになった。
革命チェンジを狙えない場面でこのクリーチャーを召喚することはまずないだろうが、パワーも5000とそれなりにあり、【赤青ドギラゴン閃】に使われるウィニー程度なら当たり負けしない。
後に革命チェンジギミックと《百鬼の邪王門》を組み合わせたデッキが登場してからは、効果バトルでパワーラインが生きることは少なくはないだろう。
総じて、火の革命チェンジの性能を大きく引き上げたカードと言える。
DMRP-04魔時点では《蒼き団長 ドギラゴン剣》は殿堂入りしておらず、登場後すぐに【ドギラゴン剣】の必須パーツとして定着し、主要パーツが殿堂入りした影響でやや落ち目だった同デッキを再びメタゲーム最上位に押し上げた。
自身がファイナル革命先にならないという登場当初の懸念点も、《月光電人オボロカゲロウ》で手札を整えればファイナル革命先を供給することができる、間に合わせで《熱湯グレンニャー》でも呼び出せば打点は最低限確保できる、そもそもT・ブレイカーである《蒼き団長 ドギラゴン剣》本体が3ターン目に出るクリーチャーとしては当時十分な打点であった、などの理由から問題になりづらかった。
「デュエル・マスターズ全国大会2017」は、優勝、準優勝、4位入賞者が【赤青ドギラゴン剣】を使用し、それらのプレイヤーがこのカードを各4枚、合計12枚使用する結果となった。
2018年3月1日改訂の殿堂レギュレーションにおいて、このカードがキーパーツとなる【赤青ドギラゴン剣】のスピードにどのデッキも付いて行けなかったのが、大暴れした理由としては大きい。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》が殿堂入りした後も、《シン・ガイギンガ》や《武闘世代 カツキングJr.》と組んだ【赤単革命チェンジ】の核になっている。
特に超天篇中期で環境を支配した【青黒緑デッドダムド】に対して、メタとして機能する《シン・ガイギンガ》と共に活躍の場が与えられた。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》殿堂入り後はしばらくあまり競技シーンで見かけなくなったが、DMRP-15期には《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》などの革命チェンジに寄せた【連ドラグナー】でその姿が見掛けられるようになった。
DMBD-15期に【ドギラゴン剣】のリペア型の【ドギラゴン閃】が誕生し、本格的に環境に返り咲く。《蒼き団長 ドギラゴン剣》と異なりそもそも山札から呼び出すため、手札に戻ったこのクリーチャーを呼び出せないことを心配しなくてもよい《蒼き守護神 ドギラゴン閃》は、このクリーチャーの視点で言えば寧ろある意味では《蒼き団長 ドギラゴン剣》以上にシナジーが強い。
3ターン目に火のファイナル革命持ちに革命チェンジできることが問題視されたためか、2022年1月1日付で殿堂入りすることが決定。ビートジョッキーからは4例目、ドラゴンギルドの殿堂入りは史上初。