八頭竜(はちとうりゅう) ACE(エース)-Yamata(ヤマタ)神秘(しんぴ)宝剣(ほうけん) [編集]

八頭竜 ACE-Yamata P(VR) 自然文明 (10)
クリーチャー:アース・ドラゴン/オリジン 16000
マッハファイター
T・ブレイカー
自分のクリーチャーが離れる時、かわりにマナゾーンに置いてもよい。
このクリーチャーがバトルに勝った時、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
神秘の宝剣 P(VR) 自然文明 (3)
呪文
自分の山札を見る。その中から自然ではないカードを1枚、タップしてマナゾーンに置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。

DMBD-18で登場した自然アース・ドラゴン/オリジンツインパクト

コスト10の大型クリーチャーと、コスト3の初動がセットになった1枚。
《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》《流星のガイアッシュ・カイザー》とのシナジー、【10軸ガチロボ】での活躍が期待される。
特に【10軸ガチロボ】では山札に残っていると濁りになる2枚目以降の《ガチャンコ ガチロボ》マナゾーンに逃がす役割を持つ。同じく10コストの《審絆の彩り 喜望/キーボード・アクセス》マナ回収すれば次のターンでの召喚が狙える。

クリーチャー側は大型マッハファイター
さらに自軍全体に任意の破壊置換効果付与する。

バトルに勝った時の能力はマッハファイターと相性がいい。《蒼龍の大地》《ネオン・ジオング》効果バトルをしつつ踏み倒せると効率的。

  • 《偽りの名 ゾルゲ》との組み合わせで、自分のマナの枚数以下のコストを持ち、パワー16000未満のクリーチャーを、マナゾーンから無限に出し入れすることができる。
    +  ループ手順
    ループにより、例えば《黒神龍ザルバ》を無限に呼び出して相手をライブラリアウトに追い込むことができる。
    しかもこのコンボはメインデッキに5、6枚でも枠を割けば成立するため、オーソドックスな【5色コントロール】の構築に負荷を掛けずにコンボ用のセットを出張させることができる。

呪文側は、ブーストで置くカードがタップイン指定になった《神秘の宝箱》である。
そちらと同様、マナゾーンからのコスト踏み倒しマナ回収によるサーチを行うための下準備が主な用途となる。
マナゾーンに必要パーツが全て集まっている時であっても、手札に抱えたくない不要カードをマナゾーンに退避させる、所謂山札圧縮として使える。
この点は3コストでマナブーストを行える他のツインパクトに勝る点である。

追加マナを即座に使用できないことを除けば《神秘の宝箱》相互互換であり、最大8枚体制にできる。
《巨大設計図》などで回収できるため安定性は上がるが、追加マナを即座に使用できないため出力は劣る。

《レインボー・ストーン》と異なり自然のカードを装填できない点もそちらと変わらない。

ドラゴンクリーチャー面付きのマナブーストなので、《メンデルスゾーン》《ボルシャック・栄光・ルピア》を基盤とするデッキとの相性は良い。《王道の革命 ドギラゴン》と組み合わせると、《時の法皇 ミラダンテXII》《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》マナゾーンに置いて、必要な時に即革命チェンジが可能となる。

パワー12000以上サポートを受けられる点から【ゲイル・ヴェスパー】にも適性がある。マナゾーンへのサーチにより死活問題である《水上第九院 シャコガイル》の調達にも役立つ。ただ、自然はサーチできないため、自然以外のカードもある程度採用する型でないと宝の持ち腐れとなる。

総じて、プレイヤーの創意工夫で様々な使い方ができるカードである。

ルール [編集]

環境において [編集]

DMBD-18初期から【白青赤緑ドギラゴン閃】のような《流星のガイアッシュ・カイザー》を重用するデッキや、【5色ディスペクター】などの《零獄接続王 ロマノグリラ0世》のようなマナゾーンからのクリーチャーの呼び出しギミックがあるデッキで結果を残した。

【5色蒼龍】でも《砕慄接続 グレイトフル・ベン》と組み合わせて自軍のクリーチャーを復帰しやすくできるようにするために1枚程度挿される場合がある。《蒼龍の大地》での効果バトルと自身のマッハファイターを1体でバトル勝利時のコスト踏み倒しを2回使えるのも優秀で、時に《S・S・S》でのタップキルでバトル勝利時能力誘発することも。

DMEX-17期から一定数見られる《超七極 Gio/巨大設計図》軸で白青緑構築の【ナウ・オア・ネバーループ】では、登場するなりサーチ手段兼《龍聖霊ウルフェウス/ヘブンの衝撃》のクリーチャー面をサポートする手段として需要を得た。

DM23-EX2【ムザルミ天門】(【白緑巨大天門】)が大幅強化されると、以降そのパーツとして活躍。同弾の発売を機に成立した【アカシック3】の主要パーツともなっている。

クリーチャー側を《エンペラー・キリコ》のハズレでは無い部類と見做し、ループ易化のため展開補助として使うことを想定し、敢えて《神秘の宝箱》に優先して1枚積みする型の【青黒緑キリコチェイングラスパー】もある。

《王道の革命 ドギラゴン》型の【白ガイアッシュ覇道】が浸透すると、次第に4枚積みのこちらで殿堂カードを装填してそちらで回収する型も見られるようになった。

その他 [編集]

  • モチーフはヤマタノオロチと草薙剣。出雲神話に登場する、8つの頭と尾を持つ化物とその体内から出てきた宝剣である。
    スサノオに討伐され、草薙剣はアマテラスに献上され、現代日本においても三種の神器の1つとして扱われている。
    • 残る二つの神器は八尺瓊勾玉と八咫鏡。《ACE-Yamata》面には勾玉と鏡が確認できる。
    • 元ネタの神話では争っていた仲だが、《Susano-O》と同じオリジンに属している。
  • クリーチャー名には同じくヤマタノオロチをモチーフとする《超無双 ヤマタヘッド 8th G》の影響が見られる。このクリーチャーの"ACE"は、あちらの"8th"(eighthの発音はエイス)と掛けてあるのだろうか。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DM22-EX1
    ACE-Yamataが生み出した宝剣“Kusanagi”のその後は不明である。

収録セット [編集]

参考 [編集]