【レッドゾーン】 [編集]火のコマンドから侵略する《轟く侵略 レッドゾーン》を軸にした【速攻】。
主要カード [編集]
侵略クリーチャー [編集]
軽量コマンド [編集]
他の候補カード [編集]超次元 [編集]
特徴 [編集]既存の【速攻】と異なり、序盤から10000超えのクリーチャーで攻撃していけるのが強み。 DMR-19にて《禁断〜封印されしX〜》/《伝説の禁断 ドキンダムX》が登場。火のコマンドが多く投入されているこのデッキは封印外し戦術を覚え、終盤にはダメ押しに十分すぎるスペックのこのカードで制圧できるようになった。 元々侵略元と侵略先を10枚ずつの構築が基本であり、それで【速攻】として最低限の機能を得られるため、デッキの自由枠が約20枚と【速攻】にしては極めて多い。そのため、4マナ以下のカードパワーが高いカードが出現する度に【レッドゾーン】系統への出張などが検討され、その結果として派生デッキが他の各文明に存在しているのである。 【赤単レッドゾーン】 [編集]必須カード [編集]このデッキの使い方 [編集]通常の【赤単速攻】と同じく序盤からクリーチャーを展開していき、ひたすら攻撃していく。 侵略先は相手にブロッカーなどの邪魔なクリーチャーがいるなら《轟く侵略 レッドゾーン》、いないなら《熱き侵略 レッドゾーンZ》を選択しよう。 弱点 [編集]進化クリーチャーを多用しているので山札事故・手札事故のリスクがある。また、2色以上の色構成にすると、たとえばコスト踏み倒しメタを立てつつ侵略するなら、バトルゾーンに出す3枚に加えて色マナ2つが必要となるため、ハンデスを1回食らっただけで事故を起こさせられるケースがある。 今引きにはムラがある。シールド0枚の状況でスピードアタッカーを引ければ強いが、進化クリーチャーばかりを連続で引くとそのまま山札破壊などでボロボロにされてしまう。 当然コスト踏み倒しメタにも弱い。無理に《轟く侵略 レッドゾーン》に侵略して焼くプレイングもあるが、《制御の翼 オリオティス》あたりだとリソースの再利用が困難となるため、《革命の鉄拳》程度は積んだ方が無難である。 防御札がクリーチャー中心なので、クリーチャーによるカウンターを封じるロック持ちは苦手。中速以下なら速度で対抗できるが、3ターンから4ターンでのフィニッシュを狙える高速1ショットキルデッキがその手のロックと共に総攻撃に入るというケースは絶望的なパターン。 《伝説の禁断 ドキンダムX》を除去されるリスクも無視できない。《テック団の波壊Go!》の登場以降は比較的容易に《伝説の禁断 ドキンダムX》をメタられるようになったため、それを恐れて投入しないケースもたまに見られるようになった。 【赤白レッドゾーン】 [編集]【赤黒レッドゾーン】 [編集]闇文明を加えることでコントロール色を強めた派生タイプ。大きく分けて、火文明を軸とした【レッドゾーン】の延長線上のタイプと、闇文明を軸とした【超次元デッドゾーン】に近いタイプの2つに分類される。このうち後者は【黒赤デッドゾーン】と呼ばれている。 《STARSCREAM -ALT MODE-》や《影速 ザ・トリッパー》といった強化はありDM22-RP1期には既に環境で戦えるレベルのデッキパワーには到達していたものの、速攻としてはより速い【我我我ブランド】や【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】に、コマンドメインのデッキとしては受けの硬い【ドルマゲドンX】にシェアを奪われていた。 しかし、DM22-EX2に《禁断の轟速 ブラックゾーン》や《絶速 ザ・ヒート》等多くの強化パーツが収録されると、速度、妨害、経戦能力をバランスよく兼ね備えた良質なビートダウンデッキへと進化し環境入りを果たした。 候補カード [編集]超次元 [編集]
【赤青レッドゾーン】 [編集]水文明の手札補充、汎用除去などをタッチしたデッキカラー。 候補カード [編集]
【赤緑レッドゾーン】 [編集]比較的マイナーなデッキカラー。 2色のレッドゾーンデッキの中でも特筆すべき点として、3ターン目に侵略を始めるための単色初動カードを8枚体制にできるという長所がある。 デュエル・マスターズグランプリ-5th準優勝に輝いたデッキタイプ。 候補カード [編集]
【赤零レッドゾーン】 [編集]DMRP-03期にチャンピオンシップ上位入賞が報告されたデッキ。これによって【レッドゾーン】は他の4文明と無色を漏れなく取り込んだことになる。 候補カード [編集]
まとめ [編集]環境において [編集]革命編期 [編集]成立当初のDMR-17期には侵略元不足が深刻で、ソニック・コマンド以外からは《斬鉄剣 ガイアール・ホーン》を装備した《龍覇 ストラス・アイラ》や《龍覇 アイラ・フィズ》、時には《熱血龍 バクアドルガン》が動員され、甚だしくは《熱血龍 リトル・ガンフレア》まで考慮された。シリーズ初期には【黒赤緑超次元】基盤で組まれることが多かった。 デッキとして確立したのは《轟速 ザ・マッハ》と《超轟速 マッハ55》が登場した辺りとされる。 DMD-27 「カスタム変形デッキ 革命vs侵略 爆熱の火文明」期に《轟速 ザ・ゼット》を獲得したあたりから本格的に活躍し、DMR-19にて《禁断〜封印されしX〜》/《伝説の禁断 ドキンダムX》が登場したことで制圧力が増して手が付けられない強さになった。この頃に《終末の時計 ザ・クロック》や《閃光の守護者ホーリー》をタッチしてミラーマッチで運勝ちをもぎ取る型が成立した。 特に革命編ブロック構築環境では【赤単レッドゾーン】が圧倒的なデッキパワーを発揮していたが、これはブロック構築でも殿堂レギュレーション下における構築をほぼ再現できてしまうというのが最大の原因であった。言い換えれば、革命編は新規プレイヤーにとって今までになく取り付き易いシリーズであった。 ただ、【黒単ヘルボロフ】には《ファンタズム・クラッチ》で露骨に侵略に対してメタを張られており、一度除去されるとそのまま盤面を制圧されることもあった。また、環境外であった【5色フェアリー・ミラクル】にも《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》で《伝説の禁断 ドキンダムX》を狙い撃ちにされると不覚を取った。 また、赤単構築で3ターン目に侵略を行うには《一撃奪取 トップギア》が必須であり、それを《勇愛の天秤》や《学校男》で処理されると途端に出足が鈍った。そういうことから【墓地ソース】にも若干不利が付いた。 2016年初頭に【赤単レッドゾーン】への明確な有利対面である【超次元デッドゾーン】が成立し、若干勢いが衰えた。ところが程無くして《暴走龍 5000GT》型が成立し、【超次元デッドゾーン】に対する不利は覆された格好となった。 DMX-22で【赤単レッドゾーン】にとって致命的な防御札である《オリオティス・ジャッジ》が登場。基本的に赤単構築で呪文ロックはできないため、《オリオティス・ジャッジ》さえS・トリガーで捲れば何とかなるデッキにはなった。 「デュエルマ☆スターカップ 全国大会2015」では18人中9人がレッドゾーン系統であり、ベスト4に2人入賞している。 革命ファイナル期 [編集]【赤黒レッドゾーン】で使われるようになったが、この頃になると【赤黒ドギラゴン剣】の後塵を拝するようになった。侵略でバトルゾーンに出ても《蒼き団長 ドギラゴン剣》に殴り返され、《ボルシャック・ドギラゴン》の革命0トリガーによって返り討ちに遭い、といった具合に散々であった。《単騎連射 マグナム》も《革命の鉄拳》でいくらでも除去できたため、この頃は【レッドゾーン】で環境に立ち向かう意義がないとまで言われた。それだけ【赤黒ドギラゴン剣】が【レッドゾーン】よりカードパワーで上回っていたということである。 新章デュエル・マスターズ期 [編集]【赤青レッドゾーン】や【赤緑レッドゾーン】の活躍が目覚ましかった。詳しくは派生形の節を参照されたい。ただ、この頃になると2コストのコスト踏み倒しメタの普及によって攻め切れない、そもそも侵略してバトルゾーンに出ることができないという面が目立つようになり、シールドが残っている状況で禁断解放することが多くなり、《伝説の禁断 ドキンダムX》の特殊敗北能力を狙われることが多くなった。特に、《怒流牙 佐助の超人》と《斬隠蒼頭龍バイケン》のセットは革命編における《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》よろしく禁断解放が裏目となる所以であった。よって、新章デュエル・マスターズ環境においては如何に相手ターン中に禁断解放するかが重要となり、侵略でのごり押しではなくメタクリーチャーなど周辺パーツによる器用な立ち回りが求められた。【赤青レッドゾーン】にしても結局は《異端流し オニカマス》に依存した強さで、結局侵略先に強化が入った訳ではなかったのも弱みであった。 長らく赤黒型を除いてほぼ規制を受けなかったアーキタイプであったが、2018年3月1日についに全タイプ共通のデッキパーツである《単騎連射 マグナム》が殿堂入り。単純明快なデッキの動きで低年齢層受けが特に良いため規制されにくいデッキタイプであると思われたが、これによりS・トリガーには従前よりも弱くなった。 双極篇期 [編集]再び虎視眈々とすることとなった。この頃になると【赤青ドギラゴン剣】や【白青赤ドギラゴン剣】などに見られるように、【レッドゾーン】と同じかそれ以上の速度による【速攻】と妨害を両立し、汎用性もより高いデッキがざらになり、革命ファイナル環境の頃と同じように敢えて【レッドゾーン】で戦う意味が薄れた。【赤白“轟轟轟”ブランド】に対する露骨な受けがそのまま【レッドゾーン】に刺さったのも痛かった。 超天篇期 [編集]DMRP-10で《暴走獣斗 ブランキー》を、DMEX-06で《撃速 ザ・グナム》、《覇王速 ド・レッド》を獲得し、赤単構築が強化された。ただ、これだけ強化されたとはいえ、GR召喚付き確定除去S・トリガーがこのシリーズに続々登場し、双極篇でもオマケのように防御S・トリガーの面が付いたツインパクトが多数登場したため、カードプール的にはS・トリガーで除去されやすい状況と言える。それでも、シールド焼却や封印のおかげで【サッヴァーク】への対処には困らず、2019年7月1日の殿堂レギュレーション改訂直後の環境では上位にあった。 ところがDMBD-10の発売により【青黒緑デッドダムド】が成立すると立場が一変。環境が【青黒緑デッドダムド】とそれに有利な高速デッキやカウンターで勝ちに行けるループ中心になった。このデッキと同じような速度とこのデッキにはない物量を兼ね備えたデッキも多く、ここに来て物量不足という弱点が重くのしかかった。実際『超CSIII in 山形』においては決勝ラウンド進出者128人中2人が使用、使用率9位タイと低迷。 十王篇期 [編集]キリフダッシュやフシギバースなどのマナコストが大きいクリーチャーを早出しするギミックに対し《奇石 ミクセル》が有効であり、【バーンメアジョーカーズ】など呪文への依存度が低くないデッキに《音奏 プーンギ》が刺さることから、【赤白レッドゾーン】がメタ格に復帰。《GOOOSOKU・ザボンバ》などのマジボンバー持ちや《U・S・A・BRELLA》を獲得したのも大きい。ただ、焦って侵略すると環境でよく見る《斬罪 シ蔑ザンド》で処理されてジリ貧になってしまう恐れがあるため、メタカードでの牽制がそれまで以上に重要になった。極端な話、どれだけ早く《U・S・A・BRELLA》を出せるかという勝負になった面もある。 2020年7月1日には新たな殿堂レギュレーション施工に伴い、メインの侵略先であった《熱き侵略 レッドゾーンZ》が殿堂入りによって1枚しか使用できなくなった。しかし、空いた枠に追加のメタカードや別の侵略先を投入することでリペアされ、殿堂施行前のライバルであった【ドッカンデイヤー】が殿堂入りで大幅に弱体化したこともあり環境に残ることに成功した。 王来篇期 [編集]メタビートとしてはよりリソース確保の機構が優秀な【鬼羅.Star】が登場。似たようなこととそれ以上のことができるそちらを差し置いてこちらを真剣勝負で握るメリットが無くなった。【5色コントロール】は優秀な受け札を獲得しており、《轟く侵略 レッドゾーン》のT・ブレイクをシールドで返すことなど非常に容易となったばかりか、寧ろ手札が増える分だけ利敵行為になりかねなくなった。 天敵となる【レッドゾーン】へのメタカードである《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》、《希望のジョー星》を対策しようと軽量除去を積もうにも、リソースの問題がここに来て重くのしかかるようになった。 それでも、DMEX-18で【赤青レッドゾーン】に待望の強化パーツである《超次元の王家》が追加された。素出しプランとしても強力なこのクリーチャーのおかげで着地置換効果方式のコスト踏み倒しメタをあまり気にする必要が無くなった上に、初動手札交換としても侵略元としても優秀なこのカードのおかげでデッキが回りやすくなったため、DMEX-18期のオリジナルではそこそこの入賞実績を収めた。 王来MAX期 [編集]《希望のジョー星》の殿堂入りで【ゼロ・ルピアループ】が環境を退き、天敵が一つ減る。また、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》と《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》の登場によって【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】が成立し、新たな【レッドゾーン】の型が生まれた。 ゴッド・オブ・アビス期 [編集]DM22-EX2で《禁断の轟速 ブラックゾーン》、《絶速 ザ・ヒート》、《轟音 ザ・ブラック GS》、《超音速 ターボ+1》、《ドキンダムの禁炎霊》が登場し、赤黒型が強化された。その後、赤黒型がポツポツと上位入賞していた。 『DMGP2022』成績上位者とDMPランキング2022年下期上位者合計32人を対象とした「DM最強位決定戦」(アドバンス&オリジナル)予選ではアドバンスのデッキとして赤黒型を1人が使用。使用者はベスト4に残った。 このシリーズにおける赤黒型においては、2コスト初動は《「敬虔なる警官」》や《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》で狙い撃ちにされる枠潰しとしてカットされることが多い。また、《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》や《U・S・A・BRELLA》といった【絶望神サガループ】対策を投入した型も珍しくない。 『DMGP2023-1st』Day1(アドバンス)では【赤黒バイク】として予選通過者128人中19人使用と予選使用率2位を記録。 その他 [編集]
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