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月光電人オボロカゲロウ C 水文明 (2) |
クリーチャー:グレートメカオー 1000 |
このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンにある文明1つにつき、カードを1枚引いてもよい。その後、引いたカードと同じ枚数の手札を、好きな順序で山札の下に置く。 |
ハンドアドバンテージは得られないものの、手札の質を上げることができる。
引ける枚数はマナゾーンの文明の数に依存しており、5文明が揃っていれば5枚引いて5枚戻せる。最低でも1枚引いて1枚戻せるので、全く無駄になることは少ない。多色推しの極神編に登場したカードに相応しく、デッキが多色であるほど強力になると言える。
普通に使っても手札の質を上げることができ、【グレートメカオー】のウィニーとして採用を検討できる。コスト2のグレートメカオーが欲しいならば《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》とともに候補に挙がるだろう。進化元として考えるなら《超神星ビッグバン・アナスタシス》と共に使うのもアリ。
マナコスト相応の能力であり、コンボを考慮しなくても手札交換として働く。一見使いにくいが、意外と便利なカードである。
登場当時は、ゲームを大きく動かすような軽量級のカードは少なく、序盤から手札の質を上げることに大した意義がなかったため、多色デッキでも採用が見送られることが多く、マチマチな評価を受けていた。
エピソード1に入ると、確実に山札の上の5枚を見れる上、S・トリガーと除去を兼ねる《ドンドン吸い込むナウ》の登場により、ますますこのカードの肩身が狭くなる。
エピソード3の【ヒラメキスネーク】で《偽りの名 スネーク》のドロー&ブーストから連鎖的にウィニーを繰り出す手札調整役として活躍した。1ターン目に《偽りの名 スネーク》をマナチャージしても動きとしては何ら問題がなく、光も使うデッキだったので簡単に4色が揃ってしまう。引きすぎた《偽りの名 スネーク》を山札の下に補充し直す役割もあるため、《ブレイン・ストーム》や《シークレット・クロックタワー》といった類似カードよりも一線を画した性能を秘めていた。このデッキタイプは、2014年に《デビル・ドレーン》が殿堂入りしたことによって消滅した。
また、同じくエピソード3では《天災超邪 クロスファイア 2nd》の登場により、こちらの大量ドローを活かした【オボロセカンド】の核となった。しかし革命編に入ると、中速ビートダウンのこのデッキタイプは環境の高速化についていけなくなり、一気に姿を消した。
このカードの評価が本格的に上がり始めたのは革命編から。《轟く侵略 レッドゾーン》を始めとする序盤からをコスト踏み倒しで出せる侵略を持った大型進化クリーチャーが台頭。そのため、侵略能力を持った進化クリーチャー、または侵略元になるクリーチャーを引き当てるために、【赤青レッドゾーン】で使用されるようになる。
また、DMR-23で《プラチナ・ワルスラS》が出るとあちらの進化元として使われることも。
新章以降は、軽量級でもゲームを大きく動かすようなカードが多数登場したことにより、序盤から手札の「質」を向上させるこのカードの地位は大幅に向上し、脚光を浴びるようになった。
DMRP-02で《“罰怒”ブランド》が登場すると、【赤青ブランド】でも《プラチナ・ワルスラS》と共に使われた。
双極篇になると革命ファイナルで既に登場していた《蒼き団長 ドギラゴン剣》を始めとする革命チェンジ持ちとの相性が注目された。革命チェンジ能力を持ったクリーチャーとチェンジ元になるクリーチャーを引き当てるために【赤青ドギラゴン剣】や【白青赤ドギラゴン剣】などに使用された。【オボロセカンド】から発展した【オボロティガウォック】のパーツとしても結果を残した。
しかし役割が被る上により手札の質を上げることができる《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》が登場すると相対的に数を減らした。
DMRP-11で登場した《*/弐幻サンドロニア/*》の存在も大きく、デッキの潤滑剤として必ずしも必須の立場ではなくなった。
《隠れ潜む者 シードラン》が登場すると、オリジナルの【赤青ドギラゴン剣】ですらも採用が少数派となった。
その後しばらく影を潜めていたが、『超CSⅥ in福岡』(オリジナル)で【オボロティガウォック】がベスト8に進出すると、その後一定期間【オボロティガウォック】の入賞が散見された。
月光電人オボロカゲロウ R 水文明 (2) |
クリーチャー:グレートメカオー 1000 |
バトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにある文明ひとつにつき、カードを1枚引く。その後、引いたカードと同じ枚数の手札を、ランダムな順番で自分の山札の一番下に置く。 |
DMPP-09EXで実装。レアリティがレアになり、ボトムに送る順はランダムになった。なお、カードを引くことで、手札の上限10枚を超えてしまい、墓地送りになったカードの枚数については、「引いたカード」の枚数に含まれない。したがって、能力を使う前よりも手札が少なくなる心配はない。