【赤黒バイク】 [編集]

革命ファイナル環境で活躍したものは【レッドゾーン】に記載

概要 [編集]

ここで扱うデッキでは、初代「レッドゾーン」の《轟く侵略 レッドゾーン》や、殿堂入り《熱き侵略 レッドゾーンZ》はあまり重視されない。

主要カード [編集]

禁断の轟速 ブラックゾーン SR 闇/火文明 (7)
進化クリーチャー:ソニック・コマンド/S級侵略者 12000
進化:闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
S級侵略[轟速]:闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札か墓地、またはバトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーすべてに封印を1つずつ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する。)
覇帝なき侵略 レッドゾーンF SR 火文明 (6)
進化クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 11000
進化:火のクリーチャー1体の上に置く。
侵略:火のコマンド(自分の火のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
W・ブレイカー
このクリーチャーの攻撃中、相手は「G・ストライク」を使えない。
各ターン、このクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップし、一番上のカードを破壊する。

主要カード [編集]

《禁断の轟速 ブラックゾーン》墓地からも侵略できるT・ブレイカー
《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》退化しながらの2回攻撃を持ちG・ストライクを受けないW・ブレイカー
《龍装者 バルチュリス》《レッドゾーンF》とT・ブレイカー持ち侵略先を組み合わせてワンショットを狙う。3〜4ターンキル狙いでの必須カード
《禁断〜封印されしX〜》/《伝説の禁断 ドキンダムX》《ドキンダムの禁炎霊》などを受け札に変換するデッキの屋台骨。これや超次元ゾーンを使えないオリジナルでは【赤黒バイク】は考察外

候補コマンド(下バイク) [編集]

《影速 ザ・トリッパー》3コストのSAマナタップイン効果を残すため敢えて侵略しないことも。
《絶速 ザ・ヒート》cipで墓地肥やしサルベージできる4コストのSA。
《偽りの希望 鬼丸「終斗」》相手のマナ置き依存だが3ターン目に効果バトル持ちSAコマンドが出せる
《轟速 ザ・レッド/超次元キル・ホール》呪文面で《STARSCREAM -ALT MODE-》を出すことで事実上の3コストSAコマンドに。クリーチャー面も最低限4コストSAとして扱える。
《終断χ ベガスランチャー》ニンジャ・ストライク禁断解放カウンターを狙う。
《ドキンダムの禁炎霊》S・トリガーを持ちソニック・コマンドリアニメイトできる4コストコマンドタマシード。攻撃はできないため禁断解放カウンターの起点として使われる。
《鬼ヶ英悪 ジャオウガOG》鬼エンドによる踏み倒しで禁断解放による押し込みやカウンターを狙える5コストSA。
《轟音 ザ・ブラックV》攻撃時にセルフハンデスを放つ4コストSA。
《轟音 ザ・ブラック GS》
《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》呪文側でコスト踏み倒しメタを破壊する。
《覇王速 ド・レッド》9枚目以降の3コストの侵略元。
《D2V3 終断のレッドトロン/フォビドゥン・ハンド》クリーチャー側でコスト踏み倒しメタを破壊、呪文側はS・トリガーによる防御。
《炎怒の夜 アゲブロム》紫電効果とハイパー化で敗北回避
《熊田すず》cip《デーモン・ハンド》&相手クリーチャー破壊の度にハンデス

サイキック・クリーチャー [編集]

《STARSCREAM -ALT MODE-》《超次元キル・ホール》から呼び出すことで3コストSAコマンドとして扱える
《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》マッハファイターでクリーチャーを除去。そもそも自身が出るのがメタ対象内なのでメタクリーチャーの除去には機能しない
《道玄坂マングース、ココ・ユユ・ドクソン》可能であればブロックするを相手に付与する。
《時空の英雄アンタッチャブル》アンタッチャブル
《魔導器プロテクト》《キル・ホール》で呼び出せる唯一のブロッカー
《時空の禁断 レッドゾーンX》主に《7777777》避けに使用。

候補進化コマンド(上バイク) [編集]

《熱き侵略 レッドゾーンZ》シールド焼却能力を持つ
《S級不死 デッドゾーン》墓地からも侵略できるT・ブレイカー。5枚目以降の《ブラックゾーン》として。黒単色のため《禁断〜封印されしX〜》の封印を外さず済む
《復讐 ブラックサイコ》cipで2枚のランダムハンデスを放つW・ブレイカー
《轟く侵略 レッドゾーン》5枚目以降の《ブラックゾーン》。《デッドゾーン》とは侵略条件等で差別化。《13番目の計画》型なら数合わせとして十分入る

その他候補カード [編集]

クリーチャー
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》召喚以外の踏み倒しを封じる2コストクリーチャー。
《星空に浮かぶニンギョ》マナブーストを抑制する2コストクリーチャー。
《U・S・A・BRELLA》コスト4以下のクリーチャーが手札以外から出ることを封じる3コストクリーチャー。アンタッチャブルも強力。
《コッコ・武・ルピア》墓地肥やしメタと除去を兼ねる3コストクリーチャー。
《一王二命三眼槍》主に《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》対策。
《撃髄医 スパイナー》
《霊淵 ゴツンマ=ダンマ》《停滞の影タイム・トリッパー》と総入れ替えになる、黒赤メタビート御用達の疑似ランデス
《終末の時計 ザ・クロック》色は合わないが確実にターンを貰えるS・トリガー
《単騎連射 マグナム》自ターンに相手のクリーチャーがバトルゾーンに出ることを一切封じる
《Re:奪取 トップギア》コスト軽減で2→4の動きを重視したい場合に。
《Re:奪取 ブラッドレイン》
《虹彩奪取 ブラッドギア》
《アーテル・ゴルギーニ》やや重めで非コマンドだが墓地利用のスペシャリスト、-4000盤面処理も
《忍蛇の聖沌 c0br4》ST持ちでコスト5以下を出すのが強く、火のコマンド→禁断解放のカウンターもできる
《逆転の影ガレック》パワー低下墓地肥やしリアニメイトのうちモードで3回使える
非クリーチャー
《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》1ターンに使えるクリーチャーや呪文を制限する2コストDGフィールド
《九番目の旧王》全体パワー低下と単体パワー低下を選べる柔軟さと手打ちに耐える軽さがウリのS・トリガー
《ヴィオラの黒像》除去とリアニメイトを行うS・トリガータマシード。火のコマンドを呼び出して禁断解放も狙える
黒単色なのでこれが出ただけでは《禁断〜封印されしX〜》の封印は外れない
《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》場持ちのいい軽減手段。

このデッキの回し方 [編集]

3ターン目に《影速 ザ・トリッパー》を召喚または《超次元キル・ホール》から《STARSCREAM -ALT MODE-》を出し、《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を侵略してW・ブレイク、《レッドゾーンF》の能力で退化した侵略元に《禁断の轟速 ブラックゾーン》を侵略しつつ《龍装者 バルチュリス》を宣言することでワンショットを狙うのが理想的な動き。

理想的な動きはできずとも、《ザ・トリッパー》や各種メタクリーチャーで相手の動きを縛りつつ継続的にビートダウンを仕掛けることで試合の流れをこちらに引き寄せることができる。

【ムザルミ天門】などのブロッカー大量展開系に対してはメタカードで縛りつつ墓地肥やしなどで《単騎連射 マグナム》を探し当て、そちらを引っ張り込んだら立ててワンショット。もしくは侵略元を溜めて封印外しをしてから一気に侵略で禁断解放し、出て来たブロッカー群を始末する。

長所 [編集]

《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》《龍装者 バルチュリス》の存在からG・ストライクにめっぽう強いのがセールスポイント。

かつての【レッドゾーン】と比べ侵略元、いわゆる下バイの性能も大きく向上している。
《影速 ザ・トリッパー》《轟速 ザ・レッド/超次元キル・ホール》一撃奪取の補助や《覇王速 ド・レッド》マナ武装のような下準備に頼らずとも3ターン目に走り出せる。

また、サルベージを持つ《絶速 ザ・ヒート》や墓地から侵略しつつ除去を放てる《禁断の轟速 ブラックゾーン》により経戦能力が高い上に多少押し込まれても禁断解放によるゴリ押しが効きやすい点から、一度制圧されたり仕留めきれず息切れしたりすると巻き返しが効きにくい他の【速攻】とは一線を画する。

アドバンス環境で無視できない《とこしえの超人》がダイレクトに刺さらないのもメリットと言える。
一応《禁断の轟速 ブラックゾーン》など墓地からの侵略には置き換えが刺さるため、相手が出すようであれば《ザ・ヒート》で回収し手札から侵略させること。

【絶望神サガループ】に対しても、《禁断竜王 Vol-Val-8》プランなら禁断解放による全体封印でワンチャンスを作れる。

【緑単オービーメイカー】に対しては、事前に封印を外してさえいればたとえ《十番龍 オービーメイカー Par100》着地しても禁断解放によって十分返せる可能性がある。そこまでしなくとも溜めるプランを取っているところに《禁断の轟速 ブラックゾーン》複数体で封印除去を撒いているだけで何とかなることも。

防御札タマシードS・トリガーを使い、それで呼び出したコマンドでの封印外しで禁断解放を狙えるため、《∞龍 ゲンムエンペラー》1体で即詰みになりづらい。ただし、【ムザルミ天門】はそこまで考えて《恐龍界樹 ジュダイオウ》《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》まで使ってケアしに掛かるため油断ならない。

短所 [編集]

単純な速度では【我我我ブランド】【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】等に劣る上に、受けも硬いわけではないためそれらとの殴り合いではやや厳しい。

《ドキンダムX》が強みでありながら急所ともなっている【レッドゾーン】系列の弱点もそのまま。

また、多色が多くなりがちであり、主にマナの捻出に苦労する。

環境において [編集]

【絶望神サガループ】【4色万軍投】に強い点が評価され、じわじわと入賞数を伸ばし環境に進出。

DMGP2023-1st』Day1(アドバンス)では予選通過者128人中19人使用と予選使用率2位を記録した。
プレイングが簡単で時間切れになりづらく、【絶望神サガループ】【4色万軍投】に対して有利が付く上に、【速攻】同型に《一王二命三眼槍》が刺さることが予選実績を挙げた要因と言える。【絶望神サガループ】に刺すための手札以外メタが殆ど刺さらないデッキであったのも大きい。アドバンス環境に刺さりにくい《九番目の旧王》や【赤黒バイク】のミラーマッチに効力の薄い《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》がカットされた構築がこの大会では主流であった。しかし本戦ではベスト8進出を逃している。このデッキにとって不利となる《革命の絆》【モルトNEXT】が多かったのが、ベスト8を逃した要因である。

2023年のゴールデンウィーク中のオリジナルでは、《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》コスト軽減侵略元ソニック・コマンドを並べるプランを取る型がチャンピオンシップ優勝を果たした。

DM23-RP2期には死活問題となる着地置換効果方式のコスト踏み倒しメタを粗方呪文面で除去できる《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》4枚積みした型が目立つように。

DM23-EX1《サーイ=サイクル》を獲得。

DM23-SD3期ごろには【赤黒バイク】をベースにした【青黒赤バイク】も考案された。そのデッキについてはそちらのページを参照。

DM23-RP3期には《アーテル・ゴルギーニ》を獲得。終盤の畳み掛けのための復帰手段として2枚程度採用する構築がたちまち主流化。

2023年9月下旬には《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》《ポッピ・冠・ラッキー》《GOOOSOKU・ザボンバ》《極閃呪文「バリスパーク」》の光を足した【白黒赤バイク】なる型がアドバンスのチャンピオンシップで優勝。

DM23-EX3《偽りの希望 鬼丸「終斗」》《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》を獲得。アドバンスでありながら《轟速 ザ・レッド/超次元キル・ホール》を入れない構築も誕生した。
また、通常のコスト踏み倒しに反応するコスト踏み倒しメタが立っている場合の素出しプラン用に《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》を採用した型がオリジナルのチャンピオンシップで準優勝(ただし46人参加規模)。

全国大会2023』優勝者が予選のアドバンス戦でこのデッキを使用していた。

DM24-RP1《炎怒の夜 アゲブロム》《霊淵 ゴツンマ=ダンマ》《超化秘伝アビスアサルト》《霊淵 スゴーチ=トートロット》を獲得。《霊淵 スゴーチ=トートロット》《お騒がせチューザ》の呪文ロックをタイムラグなしに使うために利用される場合が稀にある。

DM24-RP1期にはDM23-RP4で獲得した《忍蛇の聖沌 c0br4》《ドキンダムの禁炎霊》を合わせて相手ターン中に禁断解放する手段を8枚体制にした構築が流行した。《伝説の禁断 ドキンダムX》は相変わらず打点墓地肥やしの両面で活躍した上に、【ムザルミ天門】対面ではケア手段が無い限りどれだけ相手が展開しても盤面を無に帰すことができた。

DMGP2024-1st』Day1個人戦(アドバンス)ではベスト128進出者中21人使用と予選実績1位。ベスト8にも1人残っている。

2024年6月初頭には、《お騒がせチューザ》《ザンジ変怪》を各4枚積みした型が結果を出した(オリジナル、64人参加、準優勝)。《お騒がせチューザ》は間に合いさえすれば【白青赤ゴスペル】【青赤マジック】【アーテルマトリクスループ】に劇的に刺さる。同月には諸々のコスト踏み倒し手段でアクセスする前提で《奇天烈 シャッフ》タッチした型も見られる。

DM24-RP3《逆転の影ガレック》《ド:コータ》を獲得。

DMGP2024-2nd』Day1のアドバンス部門では予選突破のベスト128進出4人を記録。

参考 [編集]