覇帝(はて)なき侵略(しんりゃく) レッドゾーンF(フォーミュラ) [編集]

覇帝なき侵略 レッドゾーンF SR 火文明 (6)
進化クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 11000
進化:火のクリーチャー1体の上に置く。
侵略:火のコマンド(自分の火のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
W・ブレイカー
このクリーチャーの攻撃中、相手は「G・ストライク」を使えない。
各ターン、このクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップし、一番上のカードを破壊する。

DM22-EX1で登場した進化ソニック・コマンド/侵略者

侵略:火のコマンド攻撃中のG・ストライク使用宣言そのものを封じる常在型能力と、最初の攻撃の終わりにアンタップし、強制破壊される遅延誘発型能力を持つ。

G・ストライクに止められることなく2回攻撃を決められる。自身はW・ブレイカーだが進化元で再攻撃できるため変則的なT・ブレイカーとして扱え、進化クリーチャーから侵略したり、侵略持ち複数枚と組み合わせることでさらにブレイク枚数が増加していく。

2度目の攻撃時に《轟く侵略 レッドゾーン》に再侵略すれば計5枚ブレイクが容易に行える。この際2ターン目に《Re:奪取 トップギア》などを出しておくことで3ターンキルが可能。

《レッドゾーンF》2枚を連続侵略させれば、最初の攻撃中のW・ブレイクは一番上の《レッドゾーンF》によりG・ストライクを禁じ、2度目の攻撃中は新たに一番上になったカードでG・ストライクを禁じることができる。ただし、アンタップする能力は最初の攻撃にしか適用されないので注意。

ワンショット以外なら、《影速 ザ・トリッパー》などシステムクリーチャーのコマンドから侵略して2点削りを入れつつ、アンタップさせてターンを返す運用もある。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

ルール [編集]

  • 攻撃中の常在型能力と攻撃の終わりの遅延誘発型能力は、このカードが表出していないと有効にならない。
  • オーラが付いている場合は《レッドゾーンF》ではなくそちらが破壊される。

2ターンキル [編集]

以下の手順で先攻2ターンキルが可能。

  1. 1ターン目に《ヘルコプ太の心絵》を使う。
  2. 2ターン目に《オンソク童子 <ターボ.鬼>》を召喚。
  3. 《ターボ.鬼》で攻撃時に《レッドゾーンF》に侵略。
  4. 《レッドゾーンF》でW・ブレイク。
  5. 《レッドゾーンF》の能力で自身をアンタップし、一番上のカードを破壊。
  6. 下に残った《ターボ.鬼》で攻撃時に《轟く侵略 レッドゾーン》に侵略し、《龍装者 バルチュリス》の使用を宣言。
  7. 《レッドゾーン》でT・ブレイク。
  8. 《バルチュリス》を自己踏み倒ししてダイレクトアタック。

無限攻撃コンボ [編集]

このクリーチャーと《アクア鳥人 ロココ》及び《熱血の誓い》を使い以下の手順を繰り返すことで無限アタッカーが作れる。

  1. 《熱血の誓い》《アクア鳥人 ロココ》を場に出す。
  2. 適当なソニック・コマンドで攻撃する時にこのクリーチャーの侵略を宣言。
  3. 攻撃終了後にこのクリーチャーの能力で一番上の自身が破壊され下のクリーチャーアンタップされ《熱血の誓い》でワールド・ドラゴン付与されているので《ロココ》の能力で手札に戻る。
  4. 再度侵略元の攻撃時にこのクリーチャーの侵略を宣言する。

G・ストライク破壊は防げるものの(破壊されると無限攻撃が途切れるが別のコマンドで再度侵略を使えばいいため)トラップ系やプリン効果タップを喰らうと簡単に止まるので《石像男》などのS・トリガー対策は行った方が良い。

環境において [編集]

登場直後のCS(アドバンス)で、このカード2枚と《影速 ザ・トリッパー》4枚を採用した【赤黒バクロ法師】が優勝に輝いた。以降オリジナルでも同様に打点補強兼G・ストライク対策として使われる。

【赤黒バイク】が環境に台頭すると、そちらでも使用されるようになりアドバンスでの活躍の機会が増えた。《禁断の轟速 ブラックゾーン》《轟く侵略 レッドゾーン》を組み合わせることで、容易に3ターン目からシールドを5枚全て割り切ることができる。

その他 [編集]

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 4つ目の能力について

Q.《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》が持つ「相手は「G・ストライク」を使えない」とは、どういう意味ですか?
類似例:《無双恐皇ガラムタ》
A.「G・ストライク」の使用宣言自体ができない、ということです。クリーチャーであっても呪文であっても、能力の使用宣言そのものができないため、相手に見せることもできず、《ミノガミ <サガ.Star>》の「「G・ストライク」で相手に見せた時」なども使えません。
引用元(2022.10.28)

  • 5つ目の能力について

Q.自分の《轟く侵略 レッドゾーン》の攻撃時に《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を「侵略」で重ね、その攻撃の終わりに「このクリーチャーの最初の攻撃の終わりに」の能力でアンタップし、一番上の《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を墓地に置きました。
アンタップした《轟く侵略 レッドゾーン》で再度攻撃した際に、別の《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を「侵略」で重ねた場合、攻撃の終わりに再度アンタップできますか?
A.いいえ、できません。クリーチャーが進化した場合や、再構築された場合も、そのクリーチャーは進化や再構築される前のクリーチャーと同じクリーチャーとして扱われます。アンタップした《轟く侵略 レッドゾーン》は一度攻撃している扱いになるので、再度《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を重ねても「最初の攻撃」ではなく、アンタップできません。
引用元(2022.10.28)

Q.自分が《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》で相手を攻撃した際、相手は「S・トリガー」で《龍脈術 落城の計》を唱えて、攻撃中の《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を手札に戻しました。その攻撃の終わりに、残った進化元のクリーチャーは《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》の「各ターン、このクリーチャーの最初の攻撃の終わりに」の能力でアンタップし、破壊されますか?
A.いいえ、進化元のクリーチャーはタップ状態でバトルゾーンに残ります。「このクリーチャーの(最初の)攻撃の終わりに」という能力は、それを持つクリーチャーが攻撃の終わりまでバトルゾーンにいる必要があります。《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》がバトルゾーンを離れた場合はトリガーしません。

+  総合ルール 510

引用元(2023.4.10)