山札の下 [編集]
山札の束を構成するカードのうち、束の一番下にあるカードを示す。
または、そのカードのさらに下というゾーン中の「場所」を示す。
山札の上の対にあたる。
カードテキストにおいては、前者の場合は「山札の一番下のカード」、後者の場合は「山札の下」と書かれている。
- 従来は後者の場合においても「山札の一番下」と書かれていたが、DMRP-16以降は「山札の下」というテキストに統一されている。
このテキスト変更が行われた理由として、再構築のルール変更が関係していると考えられる。再構築のルール変更に伴って追加された総合ルール403.4aにより「バトルゾーンにあるカードの下にカードを置く時、それは構成カードの一番下に置かれます。」と定義された。山札に対してこの定義を援用すると、「山札の下にカードを置く時、それは山札の一番下に置かれる」ということになる。つまり、わざわざテキストで「一番下」と指定しなくても山札の一番下に置くものとして処理するということになったのである。
山札の底という意味から俗に「デッキボトム」とも呼ばれるが、デュエル・マスターズにおいて「山札」と「デッキ」は別物なので、混同を招くという点で好ましい表現ではない。カードを山札の下へ送ることを「ボトム送り」、自分の山札の下を確認することを「ボトム確認」、欲しいカードが山札の残り数枚に行ってしまっていることを「ボトム落ち」と呼ばれることが多い。
山札の上の数枚からサーチした場合、基本的に残りのカードは山札の下に送られる。(ただし、一部の古いカードやそう多くない例外を除く。)
また、墓地から呪文を唱えた場合、基本的にそれは山札の下に送られる。
こうして山札の下に送られたカードは、基本的には山札をシャッフルするか、山札全体からサーチしなければ再利用することはできない。
よって、山札の下への除去やハンデスは、相手のリソースを確実に削ることができる強力な手段であるといえる。
山札を掘る性能が高いデッキにおいては、一度山札の下に送ったカードをゲームの後半以降に再利用することも可能である。山札の下に送られたカードの内容を覚えておくことで、ゲームプランの見通しを立てやすくなる。
上述のように、山札の下に送られたカードは基本的には再利用できないものとして、ゲーム全体がデザインされている。そのため、山札の下のカードを利用するカードは《一王二命三眼槍》などごく一部に限られる。
参考 [編集]