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界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ SR 自然文明 (8) |
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 9000 |
多色マナ武装 5:このカードが自分の手札にあり、自分のマナゾーンにカードが5枚以上あってすべての文明が揃っていれば、このクリーチャーに「スーパーS・バック」を与える。(カードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうしたら、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚する) |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。 |
相手のドラグハートは龍解できない。 |
DMR-16極で登場した自然のジュラシック・コマンド・ドラゴン。
多色マナ武装によりスーパーS・バックを得、cipでの《ナチュラル・トラップ》を内蔵、相手のドラグハートの龍解を封じる常在型能力を持つ。
ついに登場した相手の龍解を封じるシステムクリーチャー。ウエポン、フォートレス問わず龍解を封じる。汎用される《銀河大剣 ガイハート》や《邪帝斧 ボアロアックス》の龍解を一方的に防げるのは大きい。高コストクリーチャーであるが5色デッキ、あるいは《龍覇 イメン=ブーゴ》主体のデッキなどでは、スーパーS・バックにより早期召喚も可能である。コマンド・ドラゴンのサポートを用いてもよいだろう。
またスーパーS・バックにより5色デッキでは【速攻】メタとしての役割も担う。シールド1枚が《ナチュラル・トラップ》+ファッティ1体に化け、パワー9000で殴り返しができるため実質2体除去できる。パワー9000というと《超戦龍覇 モルト NEXT》や《“罰怒”ブランド》と相討ちを取れるラインである。
《ドンドン吸い込むナウ》でサーチしつつ、相手をバウンスできる点も優秀。
ただ、【5色コントロール】系統では多色事故を避けるために単色カードをマナチャージせざるを得ない場面があり、注意しないと手札に抱え続けることができなくなる。なるべく中盤までの手札消費を抑えるか、手札補充を利用するかしたいところ。
総じて優秀なシステムクリーチャーであるが、破壊耐性は持たないため過信は禁物。
初登場時は5色構築ならなんでも入るというわけではなく、デッキを選ぶという面が少なからず存在した。しかし、《メガ・マナロック・ドラゴン》登場後は扱われ方が一変。確実に場から離すための有効なメタカードとして文明追加を除くほぼすべての5色構築デッキの必須パーツとして扱われるようになる。とはいえスーパーS・バックで出すということはあちらがアタックトリガーを使っているということでもあり、最大5マナのフリーズの仕事はされてしまうので過信はできない。《メガ・マナロック・ドラゴン》を抜きにしても、侵略者の台頭で全般的にビートダウン環境であることや《百族の長 プチョヘンザ》の革命チェンジ元となることから、必須パーツとしての地位を確立している。
革命編環境の一時期、【イメンループ】における龍解剤として使われた。《龍覇 イメン=ブーゴ》存在下で《邪帝斧 ボアロアックス》系のドラグハートから出せる《音感の精霊龍 エメラルーダ》と一緒に使ってコントロールすれば、ループしなくとも《邪帝遺跡 ボアロパゴス》まで龍解できる。継戦力の低いデッキとの対面では《邪帝遺跡 ボアロパゴス》複数体を含む過剰打点が並ぶ展開も珍しくない。
革命ファイナル環境では【5色ジャックポット・エントリー】、【5色ドギラゴン剣】を中心に活躍。当時《スクランブル・チェンジ》のおかげで最速3ターン目に過剰打点を用意するなど猛威を振るっていた【モルト NEXT】に龍解メタ能力が刺さっていたのが大きく、《勝利のアパッチ・ウララー》のpigを発動させない除去なのも利点であった。《時の法皇 ミラダンテXII》の召喚ロックの範囲外なのも魅力である。
新章デュエル・マスターズ環境で【ジョーカーズ】に《超特Q ダンガンオー》がテンプレパーツとして採用されていた頃は、初期シールド5枚をすべて《超特Q ダンガンオー》によって1度にブレイクされるシチュエーションを、5枚のシールドの中から1枚好きなカードを墓地に落とすチャンスに昇華することができた。また、《アクアン・メルカトール》を獲得して以降の【5色ドギラゴン剣】は手札に困らないため、単色カードをマナチャージするために泣く泣くこのカードをマナゾーンに埋めるという事態が起こりにくくなった。
ただ、双極篇になると3ターンキルが横行するほど環境が高速化し、後攻ならそもそも《フェアリー・ミラクル》が間に合わないという身も蓋もない事態となった。そのため、カウンターで出てくる《百族の長 プチョヘンザ》への革命チェンジ元はブレイクさえされればS・トリガーで出て来れる《青寂の精霊龍 カーネル》が優先されるようになり、【5色ドギラゴン剣】ですら不採用が目立つようになった。
DMBD-09・DMBD-10期あたりになると、《BAKUOOON・ミッツァイル》や《“罰怒”ブランド》などのスピードアタッカーを付与するフィニッシャーを止めて1ターンを凌げる札として再評価された。それも束の間、DMRP-11発売によりミッツァイル・マスターズが到来するとビッグマナ自体の立場が極めて悪くなったため、このカードも評価を下げることになった。
後に2020年7月1日に《MEGATOON・ドッカンデイヤー》が殿堂入りに指定されてGRが環境を支配する構図が終焉したが、この頃になると防御札がカードプール上に十分存在するようになり、単体では1面しか止められないこのカードは不採用が目立っていった。《百族の長 プチョヘンザ》への革命チェンジ元としては、防御札として使える上に素出ししてもタイムラグなしに革命チェンジできる《轟牙忍 ハヤブサリュウ》が既に存在している。《フェアリー・ミラクル》基盤の【5色コントロール】が終焉したのも大きい。
王来篇環境初期には、EXライフの登場、《フェアリー・ミラクル》基盤の【5色コントロール】の復権、このカードのスーパーS・バックのコストとなる手札である場合も同時宣言できるG・ストライクの登場などから、防御札として使われていた。S・バックで墓地肥やししてリアニメイト呪文を活かすという運用法もあった。昔から当てはまるが比較的緩い条件で使用宣言できる手札誘発とあって各種回収系のドラグハートとも好相性。自然のコマンドなので《SSS級天災 デッドダムド》に侵略することもでき、そちらを挿している型とも相性抜群。3枚ほど積む構築も珍しくなくなっていたが、一時期全体除去は《聖魔連結王 ドルファディロム》で事足りるという理由から《百族の長 プチョヘンザ》の同時採用は稀になっていた。それからDMRP-20期あたりになると、呪文ロックだけでカウンター封じして雑殴りするところに刺さる、破壊ではないので《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》の追加ターンを獲得させない、《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》に対する有効な返し手となる、などの理由からまたしても流行。 DMBD-19・DMBD-20期に激増した【JO退化】にも刺さるため、この頃にもよく使われた。
アビス・レボリューション環境ではS・トリガーや手札誘発などの防御札のインフレもあり、《フェアリー・ミラクル》基盤の【5色グレンモルト】や【5色ザーディクリカ】に採用される程度なものとなった。
これが登場する前の【5色コントロール】は、《機械提督デリンダー》の爆発力が落ち込んで、《フェアリー・ミラクル》も早期に5文明が揃うような色構成でデッキを組むデメリットが痛いというダブルパンチで組む意義が損なわれていたのだが、《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》の登場によってNew Division・All Division双方に使用率が伸び始めた。