《こたつむり》 [編集]
こたつむり VR 火文明 (2) |
クリーチャー:ビートジョッキー/スペシャルズ 2000+ |
自分のマナゾーンに火のクリーチャーが4体以上あれば、このクリーチャーに「パワーアタッカー+4000」と「W・ブレイカー」を与える。(「パワーアタッカー+4000」と「W・ブレイカー」を持つクリーチャーは、攻撃中、パワーを+4000され、シールドを2つブレイクする) |
相手のクリーチャーは、出たターン、プレイヤーを攻撃できない。 |
このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーは次の自分のターンのはじめにアンタップしない。 |
DMRP-07で登場した火のビートジョッキー/スペシャルズ。
火のクリーチャー限定のマナ武装4とも言える条件で、パワーアタッカー+4000とW・ブレイカーを得る。
さらに常在型能力で相手のクリーチャーに登場ターンのプレイヤーへの攻撃を禁止させる。
ただし、攻撃した次のターンにアンタップしないというデメリットが付く。
素のパワーは2000と《堕魔 ドゥシーザ》や《ゼンメツー・スクラッパー》で沈むラインだが、こればかりは仕方がない。
ビートジョッキーには《轟車 “G-突”》など、より早く容易にW・ブレイカーを達成できるクリーチャーが存在するので、このクリーチャーはいざという時には殴りにもいける防御札として見るべきだろう。
特にスピードアタッカーによる侵略や革命チェンジを軸としたデッキや、バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できるクリーチャーには効果を発揮する。進化クリーチャーの攻撃も止められるが、マッハファイターなどを含むクリーチャーへの攻撃は止められない。
デメリットは攻撃した時にだけ発生するため、攻撃前にS・トリガー等でタップされた場合は次のターンにアンタップ出来る。
デメリットのせいで攻撃は2ターンに1回しかできないが、コストを考えれば十分すぎる性能である。
同じ防御能力を持つ《超絶特Q ダンガンテイオー》はコストの重さがネックだったが、こちらは低コストゆえに相手の展開より先に出して速攻を遅らせる事が出来る。
《その子供、凶暴につき》よりも早く出せる一方で、こちらはタップインからの殴り返しは出来ない。
あくまで1ターン先延ばしするだけなので、その差を活かせる【赤白“轟轟轟”ブランド】のようなデッキが適任だろう。
環境において [編集]
登場当初はマッハファイターや軽量除去などが多く目立たなかったが、【赤単“轟轟轟”ブランド】におけるミラーマッチ対策として使われることもあった。
DMRP-10期に台頭した【“B-我”ライザ】において《龍星装者 “B-我”ライザ》で不発にならないビートジョッキー兼、妨害手段として活躍した。【“B-我”ライザ】は順当なところで4ターン目に勝ちに行けるので、そこまで持てば問題ないという考えに基づく採用であった。
ただ、DMRP-12期になると攻撃時にGR召喚ができる《CATWAE・ネコボン》に2コスト帯の枠を譲るようになった。
【我我我ブランド】が成立すると、アドバンス・オリジナルを問わず【赤白ドギラゴン閃】などの速攻への対策として重宝されるようになった。《我我我》の自軍アンタップ能力がこのクリーチャーの擬似マナ武装、アンタップしないデメリットの双方と噛み合いがよく、攻めにも守りにも扱いやすく強力。【我我我ブランド】同士のミラーマッチでも、出せるかどうかが勝負に直結するほどである。
DMRP-19発売からしばらくすると、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》などのマッハファイターに対する優位点から《月砂 フロッガ-1》単採用の【我我我ブランド】が増えたが、DMEX-18期になると逆に進化ギミックに定義される環境に刺さるこのカード単採用の構築が増え、このカードを採用しない型の【我我我ブランド】が環境から消えた。
だが【絶望神サガループ】が環境に進出するとこのクリーチャーの枠が《U・S・A・BRELLA》や《コッコ・武・ルピア》に挿げ替えられるケースも目立つように。
王道篇環境においては採用事例がほぼ皆無。【我我我ブランド】の前のめり基盤が成熟し、これでチマチマ溜めたり相手をメタ能力で牽制したりしなくても良いというのもある。
その他 [編集]
- 言葉遊びのあるクリーチャー名と外見、自分のマナゾーンを参照する性質からジョーカーズを彷彿とさせるが、他種族である。また、カタツムリモチーフであるが、グランセクトでもない。
- 主に「こたつむり」とは、こたつに入って顔や上半身だけを外へ出した状態を呼ばれる。「こたつむり」だけで検索するとこのカードだけではなくその様子が書かれたイラストも出てくる。
関連カード [編集]
- DMRP-07
こたつむりより早く走ると、こたつの中に取りこまれる。
- DMEX-18
「究極王来空間」に勢ぞろいした12の王。彼らの紡いできた歴史を無にする「新世界秩序」に対抗するべく、それぞれ自身の力全てを込めた刀へと姿を変えていった。
- DM23-EX2
似た役割のカードを細部で使い分けられるかどうか。その差がデュエキングになれるかどうかの分岐点。
- DM24-SD1
相手の攻撃を遅らせて、自分は余裕を持って総攻撃するのだ!
収録セット [編集]
参考 [編集]
公式Q&A
Q.こちらのバトルゾーンに《こたつむり》がいる時に相手のJチェンジを持つクリーチャーが、自分を攻撃し、その後でJチェンジを使いマナゾーンのクリーチャーと入れ替わりました。どうなりますか?
A.攻撃できないという効果は攻撃するに際してチェックされますので、いったん攻撃したものが途中で入れ替わったとしてもそれは継続して攻撃しているとみなされます。
引用元(2019.7.2)
Q.相手のバトルゾーンに《こたつむり》がいて、自分のバトルゾーンには前のターンに出した《究極神アク》がいます。《超絶神ゼン》をこの《究極神アク》に「G・リンク」して出した場合、リンクしているアクとゼンは攻撃出来ますか?
A.いいえ、攻撃出来ません。《超絶神ゼン》は「このターンに出したクリーチャー」であり、リンクしたゴッドはその情報を共有しています。そのため、《こたつむり》の能力の対象になります。
引用元(2020.7.10)
Q.バトルゾーンに相手の《流星のガイアッシュ・カイザー》と、下にカードが置かれていない自分の《禁断英雄 モモキングダムX》がいます。
自分は《時空の庭園》を唱え、マナゾーンから《竜魔神王バルカディア・NEX》を《禁断英雄 モモキングダムX》の下に置きました。その後、同ターン中に《禁断英雄 モモキングダムX》を破壊し、再構築で《竜魔神王バルカディア・NEX》をバトルゾーンに残した場合、この《竜魔神王バルカディア・NEX》は相手を攻撃できますか?
類似例:《こたつむり》
A.いいえ、攻撃できません。再構築で残った《竜魔神王バルカディア・NEX》はこのターン《禁断英雄 モモキングダムX》の下に置かれたカードですので、このターンに出たクリーチャーとして扱います。そのため、《流星のガイアッシュ・カイザー》の「相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。」という効果の影響を受けます。
引用元(2021.11.19)
Q.相手の《流星のガイアッシュ・カイザー》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《死神術士デスマーチ》を召喚し、《竜魔神王バルカディア・NEX》を下に重ねてバトルゾーンに出しました。そのターン中に《龍脈術 落城の計》を唱え、再構築により《竜魔神王バルカディア・NEX》をバトルゾーンに残した場合、この《竜魔神王バルカディア・NEX》は相手を攻撃できますか?
類似例:《こたつむり》
A.いいえ、攻撃できません。再構築で残った《竜魔神王バルカディア・NEX》はこのターン《死神術士デスマーチ》の下に置かれたカードですので、このターンに出たクリーチャーとして扱います。そのため、《流星のガイアッシュ・カイザー》の「相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。」という効果の影響を受けます。
引用元(2021.11.19)
Q.自分の、前のターンからバトルゾーンにいる《未来王龍 モモキングJO》と、相手の《流星のガイアッシュ・カイザー》がバトルゾーンにいる状況です。
その《未来王龍 モモキングJO》の「攻撃する時」の能力で《禁断のモモキングダム》を重ねました。その攻撃の後、一番上のカードを墓地に置き、再構築によって《未来王龍 モモキングJO》がバトルゾーンに残りましたが、この《未来王龍 モモキングJO》は再度相手を攻撃できますか?
類似例:《こたつむり》
A.はい、《未来王龍 モモキングJO》は前のターンからバトルゾーンにいたので攻撃できます。一度進化したとしても、上のカードが墓地に置かれるなどして前のターンからいたクリーチャーが残った場合、そのクリーチャーは《流星のガイアッシュ・カイザー》がいても攻撃できます。
引用元(2022.7.28)