幻想と伝承の決断(パーフェクト・ミスティックロア) [編集]

幻想と伝承の決断 VR 水/自然文明 (8)
呪文
自分のマナゾーンにコスト7以上のカードが4枚以上あれば、この呪文を唱えるコストを2少なくする。
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶カードを2枚引く。
▶相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
▶自分の山札をシャッフルし、その後、上から1枚目を表向きにする。そのカードがクリーチャーなら出す。

DM23-RP2で登場した/自然呪文

コスト7以上の疑似マナ武装4で自身を2コスト軽減する。

2ドロー、1体マナ送り、山札からクリーチャー1体のランダムコスト踏み倒しの内モードで2つ選ぶことができ、同じ効果を2回選んでも良い。

やはり目玉になるのはクリーチャーのランダム踏み倒しの重複だろう。【5色ザーディクリカ】であってもメインデッキのクリーチャー比率は7割ぐらいにまでなら無理無く上げられる。《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》《配球の超人/記録的剛球》といった条件を満たす環境レベルの初動リソース系カードが存在する現代デュエマにおける【5色ザーディクリカ】ではあって無いような条件である。
軽減された6マナの支払いで、運が良ければコスト上限のなくクリーチャーを2体出せるとなれば《キユリのASMラジオ》も真っ青である。

S・トリガーのない《ミステリー・ディザスター》と比較すると、めくった1枚が非クリーチャーなら何もしないというのが大きな欠点。《幻想と伝承の決断》の複数積みがそのまま踏み倒しの濁りに直結してしまう。

上2つは、単純なコストパフォーマンスとしては微妙。
2ドローの重複は軽減後でもコスト6で4ドローと、多色なのに単色の《クアトロ・ブレイン》と同等。
マナ送りは、軽減&重複で1体あたり《地割呪文「ドゴル」》1枚分換算。
ただ2つ目の効果は3つ目の踏み倒しより先に使えるので、相手のメタクリーチャーを1体除去してから1体ランダムで踏み倒すこともできる。
この場合は踏み倒し効果の出力が大きく下がるので、あくまで緊急時の手段として考えておこう。

なるべく【4色ロマノグリラ天門】【5色ディスペクター】のような重量級コントロールで使いたいところ。《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》《禁時混成王 ドキンダンテXXII》でもこの呪文にアクセスできる。その点《龍風混成 ザーディクリカ》ではアクセスできない点が痛いが、ここまで優秀なら【5色ザーディクリカ】でも手打ち主体で十分利用に値するかもしれない。コスト軽減条件達成に特化するなら【5色巨大設計図】【4色ウェルキウス天門】といった《巨大設計図》基盤のデッキを組んでそこで使うという手もある。

勿論《龍素記号wD サイクルペディア》で効果を増幅しても強力。ただ、《サイクルペディア》自体5マナ域でいったんターンを返すという弱点があり、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】のようなコスト踏み倒しメタハンデス除去といった妨害に恵まれたデッキ、【青黒赤緑邪王門】のような受け札満載のデッキなどでないと活躍させづらいので、ただ単にコスト踏み倒しを増幅するだけでは寧ろ《サイクルペディア》の存在を持て余しがち。

環境において [編集]

2023年8月11日殿堂レギュレーション改訂から少し経つと、青赤緑型の【メクレイド刃鬼】にサブプランとして投入されるケースが見られるように。運は絡むが、先置きのクリーチャーがいて、尚且つこれで《「必然」の頂 リュウセイ》《R.S.F.K.》《勝利宣言 鬼丸「覇」》のいずれかが捲れる、もしくはそれ以外のスピードアタッカーで5打点を供給できれば、ワンショットに漕ぎ付けることはできる。

同年の大晦日のオリジナルでは、【青赤緑幻想と伝承の決断】なる専用デッキがチャンピオンシップ準優勝(ただし49人参加)。《卍月 ガ・リュザーク 卍/「すべて見えているぞ!」》《勝利宣言 鬼丸「覇」》といったゲームエンド級のファッティが採用されており、《流星のガイアッシュ・カイザー》からの素出しプラン、《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》のクリーチャー側でのワンショットプランなど、様々な角度からフィニッシュできる。

【ミステリー・キューブ】でも《ミステリー・キューブ》本体を5枚目以降に追いやっている。というより、どの道最速で4ターン目詠唱に変わりがないなら1枚でゲームエンドを狙いやすいこちらに分がある。例えば《勝利宣言 鬼丸「覇」》と適当なロック持ちの組み合わせがこちらで一気に捲れれば、無対策の相手には格別のカードパワーで4ターンキルが狙える。

その他 [編集]

  • イラストには左右反転したルーン文字が使われている。右上から反時計回りに「du」「el」「ma」「st」「er」「s」と読める。
  • デュエチューブの開発秘話では、ランダムコスト踏み倒し以外の2つの能力がなかなか決まらず、バランス調整に苦慮して開発が難航していたとのこと。参考
  • デュエマファンフェスティバル2023のイベント『謎解きって、革命なんだ!』にて、全問正解者に先行公開された。さらに後日特別フォームにあらためて試練のカギを入力することでシークレットレア版のイラストを確認できた。
    謎解きの公開から1年以上が経過したが、未だ解答発表はされていない。今後発表の機会はないものとみなし、下記に解説を記述する。
+  解説

サイクル [編集]

DMRP-22以降に登場した、友好色または敵対色2色なパーフェクト呪文サイクル(数字は登場順)。条件付きで自身のマナコストコスト軽減するまたは免除(=S・トリガー付与)、あるいは代替コストで唱えることができる能力も持つ。

  1. 《闘争と成長の決断》
  2. 《邪杯と魔術の決断》
  3. 《熱線と照射の決断》
  4. 《荒廃と豊穣の決断》
  5. 《幻想と伝承の決断》
  6. 《禁呪と聖句の決断》
  7. 《氷柱と炎弧の決断》
  8. 《百威と族絆の決断》
  9. 《理想と平和の決断》
  10. 《鬼火と魍魎の決断》

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]