汎用性 [編集]
カードゲーム用語ではなくれっきとした日本語。
さまざまな用途や場面で用いることができ、有用である様子を「汎用性が高い」と表現する。
カードゲームに置き換えれば
1.そのカードが様々な用途に使えて便利なこと
2.そのカードが多くのデッキで採用できること
に相当する。カードに対してだけでなくコンボ等にも使われる言葉である。
1の意味ならば、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》あたりが例としてふさわしい。
そのカードで考えられる用途の一部を箇条書きしてみると
- cipで手札の質を上げ、さらに手札に加えるカードが火または自然なら1体任意バウンスの追加効果が使える。
- マッハファイターで盤面処理する。
- 持ち前の文明と種族を生かして革命チェンジ。
- 革命2でS・トリガー。1.と合わせて受け札になる。
- 革命0でパンプアップ&スピードアタッカー。2.の盤面処理でも使えるし、《百鬼の邪王門》でパワー15000の効果バトルしながら召喚酔いも消した打点追加になる。
- マナ基盤
……こういうものが「汎用性が高い」例となる。ただし、これは汎用性の高さではトップクラスのカードを持ち出しているため、実際にはここまで汎用性が高いカードはそうそうない。
他には、各種超次元呪文は状況に合わせて最も的確なサイキック・クリーチャーを選択できるため、汎用性が高いカードの代表格である。
ただし、汎用性の高さはデッキの構築に左右される部分もあり、一概には言えない。例えば《蒼狼の始祖アマテラス》は、【エンペラー・キリコ】系列のデッキでは八面六臂の活躍を見せるが、他のデッキにそのまま突っ込んでも同じ働きはできない。
また、汎用性が低いカードが弱いとも限らず、特定の状況下でしか使えないカードでも、その状況下なら勝利を決定づけられるほどの威力を発揮できるカードなら、それを使う価値は大いにある。
2の意味ならば《フェアリー・ライフ》、《青銅の鎧》、《エナジー・ライト》、《解体人形ジェニー》、《デーモン・ハンド》、《父なる大地》、《アクア・サーファー》、《勝利のガイアール・カイザー》など、多くのデッキで手軽に使えるカードがあてはまるだろう。
汎用性が高いカードには文明や種族等に縛られずに一定の効果を挙げられるものが多く、汎用性が低いカードは、種族等に縛りのあり特定の場面やデッキでしか活躍しないようなものが多い。例えば《封魔妖スーパー・クズトレイン》と《封魔妖ザビ・クズトレイン》を比較すると、前者は様々なデッキで使えるが、後者はエイリアンが入っていなければ使えない。このような場合、前者のほうが「汎用性が高い」と言える。
- プロモカードや、何らかのデッキに限定で収録されている汎用性が高く、なおかつ入手の困難なカードは、シングルカード市場でも高値で取引されたり在庫切れが続出することが多い。しかしそういったものは比較的早く再録されるか制限が課せられる傾向にあるので、焦って入手する必要がないこともある。
- これがあまりに高いカードはよく必須カードと呼ばれる。ただそちらの記事にもある通り、デュエマではその特性上1の意味と2の意味を両立させる「真の必須カード」はほとんど存在しない。
- 凡庸性(ぼんようせい)は完全な誤り。凡庸とは優れたところがなく平凡であることを意味する。
参考 [編集]