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クリムゾン・ハンマー C 火文明 (2) |
呪文 |
相手のパワー2000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
指定されたパワーなどを入れて「○○火力」ということもある。
例えば上の《クリムゾン・ハンマー》は「2000火力」、《サウザンド・スピア》は「全体4000火力」など。
火力は、対象の取り方によって概ね以下の3種類に大別できる。
パワーではなくコストを参照するものも存在する。そちらについてはコスト火力の項を参照されたし。
全体火力はアンタッチャブルも破壊できるが、自分のクリーチャーも巻き込むものもあるので注意。
インフレによって、クリーチャーの基礎パワーは上昇していく傾向にある。パワーが低めに設定されるはずの能力持ちクリーチャーが、当たり前のように当時のバニラ並みかそれ以上のパワーを保持して登場してくることはよくあるため、パワーを問わずに除去できるカードと違って火力カードが環境で長年生き残るのは難しい。以下の例はその例である。
などなど。
火力に限らずパワーを参照する能力は、単純なアドバンテージを得る能力に比べて性能が小刻みであり、それ自体の上位互換が登場しやすいのも短命さに拍車をかけている。
また、除去耐性を持つカードや、除去される前に仕事を果たす強力なcip持ちなどが増えるにつれて、除去しか行えないカードにテンポアドバンテージやデッキスペースを割く事の優位性が落ちてきている。それが火力であればなおさらであり、単純な火力呪文の活躍はどんどん厳しくなっている。
逆に他の能力を持つカードのオマケとしての火力であれば、コスト論的な調整で低威力でも所持している事があるため、立ち回りの一つとして活躍する機会もある。
定かではないが、おそらくMagic:The Gatheringの俗称「火力」から流用されたものと思われる。
そちらは「対象にX点のダメージを与える」ことを「火力」と呼ばれており、タフネス(いわゆる最大HP)の数値以上のダメージを与えることでクリーチャーを破壊することができる。
デュエル・マスターズには「ダメージ」という概念がないので、例えばパワー4000のクリーチャーに2000火力を2発打ち込んで破壊する、などということはできない。どちらかといえばパワー低下のほうがMTGの火力に近い。
また、火力という呼び方は赤色および火炎のイメージから生まれたものであり、あくまで「『火』を使った、相手に干渉する『力』」程度な意味合いである。
他のゲームで使われる用法「それが持つ、相手への影響力の度合い」といった意味合いは一切ない。
「《無双竜機ボルバルザーク》は高火力なクリーチャーである」「《シザー・アイ》は低火力なので使えない」という使い方はされないので、他ゲームから参入した人は注意が必要である。
MTGとは違って重ねがけできない、プレイヤーにダメージを飛ばせない、コンバット・トリックに使えないなど、かなり劣化点が目立つ能力ではある。
フレイムバーン・ドラゴン P 火文明 (6) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 5000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体、破壊してもよい。 |
パワーの数値が定数ではない単体火力も存在する。
ブーストグレンオー UC 火文明 (5) |
サイキック・クリーチャー:フレイム・モンスター/ハンター 3000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手の、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーを1体破壊する。 |
サウザンド・スピア R 火文明 (6) |
呪文 |
パワー4000以下のクリーチャーをすべて破壊する。 |
地獄万力 R 火文明 (7) |
呪文 |
相手のクリーチャーを、パワーの合計が8000以下になるように好きな数選び、破壊する。 |