特殊敗北(とくしゅはいぼく) [編集]

カード効果によって自分がゲームに敗北してしまうこと。あるいは、そのような効果を生成する能力

  • このページでは、ルールによって勝者が決まるライブラリアウトは特殊敗北とは別として扱う。
    • 山札破壊ループなどが決まれば、効果のスタックがどれだけ残っていても即座にゲームが終了するため、カードの能力や効果による特殊敗北とは区別されないことも少なくない。
無双竜機ボルバルザーク VR 火/自然文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、他のパワー6000のクリーチャーをすべて破壊する。その後、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。そのターンの終わりに、自分はゲームに負ける。
スピードアタッカー
W・ブレイカー

特定の条件・状況下を満たせば敗北してしまうという、デメリットとしては最上級のもの。
特殊敗北能力を持つカードは、特定の条件を満たすと負けるデメリットの代償として、ゲームを決めかねない強力な能力を併せ持つもの、敗北を一時的にだけ避ける意味で敗北回避系の能力と併せ持つものが中心。
このうち《無双竜機ボルバルザーク》プレミアム殿堂に指定され、公式大会では使用不可となっている。

  • 特殊勝利と特殊敗北の条件が同時に満たされた場合、勝利が優先される(総合ルール 104.2c)。ここが、勝利のタイミングが先に訪れるダイレクトアタックとは違う点である。
  • 《神帝スヴァ》《伝説の禁断 ドキンダムX》は「そのカード自身がバトルゾーンを離れる」=「プレイヤーゲームに敗北する」であり、アニメ等では使い手とそのカードが一体化するような演出が見られる。同じ理屈か、この特殊敗北をした場合、そのプレイヤー自身の命にも関わるという設定が、上記の2枚には共通して存在する。
    • 《終焉の禁断 ドルマゲドンX》も同様の設定を持ち、バトルゾーンを離れるとゲームに負ける。だがこちらはオマケにバトルゾーンを離れると全体除去を放ち続けるという能力も持っている。背景ストーリーにおける設定の再現であり特殊敗北と同時に発生するが、ゲーム上ではそのまま負けになるのでほとんど意味はない(敗北回避能力を持つクリーチャーがいる場合にのみゲーム上でも意味を持つ)。
      一方で、同じくバトルゾーンを離れることが負けに直結する《零龍》は、使い手の特異性もあるとは言えバトルゾーンを離れること自体が使い手の命に関わる描写はない。アニメ等で最終的に使い手のゼーロは死亡しているが、《零龍》が破壊されたことが直接の死因になっているわけではない。
  • 特殊勝利とは真逆の効果である。あちらは「エクストラウィン」と呼ばれることが多々あるが、こちらは特に「エクストラルーズ」とは呼ばれてはいない。
    • 他社のTCGにおいてはルール上存在せず、相手を特殊勝利させることで実質的に特殊敗北を成立させている、回りくどい効果になっているカードも存在する。

特殊敗北能力を持つカード一覧 [編集]

カード名種別条件を満たすタイミング
《無双竜機ボルバルザーク》誘発型能力このクリーチャーのcipで得た追加ターンの終わり
《光姫聖霊ガブリエラ》誘発型能力このクリーチャーの能力が誘発した自分の次のターンの終わり
《神帝スヴァ》誘発型能力バトルゾーンを離れた時
《メッチャ無敵なじーさん》誘発型能力このクリーチャーの能力が誘発した自分の次のターンの終わり
《爆笑必至 じーさん》誘発型能力「う〜む、負けそうじゃ」と言いながら、自分の山札の上から3枚を見た時
《奇天烈X グランドダイス》誘発型能力自身の敗北回避能力で、コストが偶数のカードを公開した時(置換効果)
《凶鬼06号 ギーコギルス》誘発型能力相手のターンのはじめに自分の他のクリーチャーがいなかった時
《ジバボン3兄弟》誘発型能力スーパー・ボーナスを使った次の自分のターンの終わり
逆転撃キーワード能力誘発型能力使用時の遅延誘発その能力を使用してコストを支払わずにカードを使った次の自分のターンのはじめに、コストを支払えなかった場合
《伝説の禁断 ドキンダムX》常在型能力バトルゾーン以外のゾーンにいる時
《終焉の禁断 ドルマゲドンX》常在型能力
《零龍》常在型能力

参考 [編集]


公式Q&A

Q.自分の《伝説の禁断 ドキンダムX》と相手の《伝説の禁断 ドキンダムX》がバトルしました。両者バトルに負け、どちらも墓地に置かれましたが、どちらのプレイヤーがゲームに勝ちますか?
A.ターン・プレイヤーがゲームに負けます。常在型能力が生成した単発的効果が複数ある場合、ターン・プレイヤーの効果が先に適用されます。
引用元(2022.4.8)