《ホーリー・スパーク》 [編集]
黎明期から活躍した定番の防御札の1枚。 《デーモン・ハンド》や《バースト・ショット》とS・トリガー時の働きを比較すると、相手のクリーチャーの数やパワーにかかわらず、すべての打点を止めることができる。 現役時は手打ちも強力であり、お互いにクリーチャーの睨み合いが発生した盤面で唱えれば大量のタップキルが狙えた。光入りの【クリーチャーコントロール】なら高パワーブロッカーでこのような膠着状態に入ることも少なくなく、総じてカラーパイとマッチしていた。 しかし、攻めの側面ではオールタップは着実に凋落していった。自分のターンの相手獣タップは、それだけでは何かしら数的なアドバンテージを稼ぐ能力ではないため、限られたリソースの中でオールタップ効果に手番を割けるorオールタップで対処せざるを得ないときにしか使えなくなり、結果としてカードの汎用性が下がった。 受け札が腐るというのはあらゆるカードに起こる悩みだが、最大効力を発揮する場面がはっきりしているため、相手の刻むプレイングで意図的に「腐らせられた」場面が起こりやすいのは弱点。 現在では《スーパー・スパーク》を始めとした数々の完全上位互換が登場しており、環境から身を引いている。 DMX-21にて《ホーリー・スパーク》をピンポイントでサポートする《神聖の精霊アルカ・キッド》が登場。《聖霊王アルファディオス》といった大型エンジェル・コマンドをコスト踏み倒し出来る可能性を得たことにより、評価が見直された。
S・トリガーでのオールタップがもたらすゲームの影響について [編集]デュエル・マスターズでは、ブレイクしたシールドは手札に加わりハンドアドバンテージを与えてしまうことから、それらを有効活用させないために不用意なブレイクは避け、ブレイクし始めてから出来るだけ素早くダイレクトアタックを狙うのが常套とされている。中途半端な盤面でブレイクし除去S・トリガーを踏んでしまった場合、壊滅した盤面で相手にターンを渡すことになるのも理由である。 オールタップの存在故に、デュエル・マスターズのブレイクの好手・悪手は逆転し得る可能性があり、ゲームを奥深くしている要因といえるだろう。 上記の理由からワンショット戦術とオールタップは切っても切れない関係にある。自分からのワンショットは「あと1ターンあれば間に合ったのに……」という望みを叶えてくれるのが1ターンの時間稼ぎ効果であり、相手からのワンショットにも本来ゲームに負けているのを《光姫聖霊ガブリエラ》のようなデメリットなしで1ターンの猶予をくれる効果であるためである。 S・トリガーという性質上、光絡みのデッキでなくとも《ホーリー・スパーク》を4枚積みする構築を取る場合がある。特にビートダウンに顕著で、時間稼ぎとしての役割は勿論、試合が硬直してしまった時に一点突破を狙うために、並べながら手打ちするまで耐えるプランを取ることが出来る。 環境の高速化によって手打ちする余裕がなくなって以降も、受け札としてのオールタップS・トリガーは除去S・トリガーらとは異なる性質と需要を持ち合わせている。 環境において [編集]黎明期環境においては唯一と言える1ターンを確実に凌げるS・トリガーとして活躍。勝負を決めることのできる呪文であり、俗に言う切札的な使い方ができた。相手のシールドをブレイクする時も、このカードの存在を考慮することが求められた。 といっても流石に現役当時ですらどんなデッキにでも確定で入るレベルのカードではなかった。というのも、上級者の場合はこのカードを警戒して先にS・トリガーとして踏んでおくために、刻むプレイングを行うこともままあったためであった。また、【ボルバル】に対してはこれで1ターンを凌いでも追加ターンがあるので効果が薄く、除去系のS・トリガーの方が《無双竜機ボルバルザーク》の特殊敗北まで凌ぐのに適している面があった。 だが、極神編に入るとDM-25でコストが1減少した完全上位互換の《スーパー・スパーク》が登場。そちらに出番を譲ることになった。 コストが重い点はガチンコ・ジャッジで活きるなどのメリットがあり、完全に劣っているとは言い難かったが、この点も《DNA・スパーク》や《マスター・スパーク》といった同コストながらタップ以外の能力も持つ呪文が登場したことにより完全に立場を失った。 その後DMRP-06にてこの呪文を内包したツインパクトカード《龍装の調べ 初不/ホーリー・スパーク》が登場した。ルールによると《ホーリー・スパーク》と《龍装の調べ 初不/ホーリー・スパーク》は別カード扱いとなるため、10年以上の時を経てついに「《ホーリー・スパーク》」を8枚積みできるようになった。 《終末の時計 ザ・クロック》が登場してからは、実物がシールドに埋まっているのが要求されるオールタップより、《戯具 ヴァイモデル》などクリーチャーアクセス効果で間接的に発動でき、《龍装者 バルチュリス》などオールタップを回避する一部のクリーチャーにも刺さるためそちらのほうがどちらかといえば人気が高い。 その他 [編集]
メディアでの活躍 [編集]
デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]S・トリガーで唱えればそのターンは確実に攻撃を止めることができ、自分のターンに唱えれば出ているブロッカーをすべて無力化しつつクリーチャーやプレイヤーに攻撃することができる。文明は違えど、《マリン・スクランブル》の立場をほぼ奪ってしまっていた。 DMPP-02ではアンタッチャブルの《光器ペトローバ》が登場し、対象を選ばないこのカードの価値がさらに上昇した。 デュエプレでは極神編相当期に《スーパー・スパーク》が登場せず、《白騎士スパーク》も白騎士デッキ以外ではタップ効果が不確定に変更されたこともあり、DMPP-15期現在でも活躍を続けている。 その後DMPP-16にてついに上位互換の《DNA・スパーク》が登場。DMPP-24では《マスター・スパーク》も。 サイクル [編集]DM-01に収録された6マナのS・トリガー呪文。
デュエル・マスターズ プレイスのDMPP-01のベリーレア、コスト6、S・トリガーサイクル
サイクル [編集]関連カード [編集]
フレーバーテキスト [編集]
収録セット [編集]デュエル・マスターズ [編集]
デュエル・マスターズ プレイス [編集]
参考 [編集]タグ:
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