進化(しんか)クリーチャー [編集]

クリーチャーの上に重ねて(=進化させて)バトルゾーンに出す、特殊なクリーチャー

DM-02から登場し、以降弾を重ねるごとに着実に進化クリーチャーは増えている。強力なものが多く、デュエル・マスターズの華の一つともいえる。

守護聖天ラディア・バーレ SR 光文明 (6)
進化クリーチャー:ガーディアン 9500
進化−自分のガーディアン1体の上に置く。
ブロッカー
W・ブレイカー

召喚の際、進化元ディスアドバンテージとなるため、進化クリーチャーは通常のクリーチャーよりもコストパフォーマンスが高く設定されている。

進化元のカードを複数必要とする進化V進化GV究極進化という種類の進化クリーチャーも存在する。またマナ進化など、バトルゾーン以外にあるクリーチャー進化元にするものもある。(詳しいバリエーションについては進化の項目を参照)

多くは種族文明が進化する時の条件となる。
初期は種族による進化が多かったが、後に文明を条件とするものが現れた。また、複数の文明に跨るサバイバーナイトオリジン等や、ドラゴンサイバー等特定の種族グループを進化元にとる、緩い条件のものが増えつつある。

ほとんどのカードはコスト論で換算できない性能を持つが、一応黎明期は「非進化よりパワー+4000」という基準は存在したようだ。(具体例はコスト論を参照のこと。)

基本ルール [編集]

  • 進化クリーチャーの進化元が存在していない状況(デッキ進化や手札進化など、召喚手順の中で条件を満たすか否か決定する場合を除く)なら、召喚したりバトルゾーンに出したりできない。
  • 全ての進化クリーチャーは召喚酔いをしない。これはルールの1つであり、全ての進化クリーチャーがスピードアタッカーを持っているという訳ではない。
    • 進化クリーチャーに召喚酔いが無いことはあくまでルールに由来するため、「進化」という能力のテキストが参照されることではなく、進化という特殊タイプが参照されることで召喚酔いが無くなるという解釈が正しい。よって、進化能力が無視されても召喚酔いが無いという決まりは無効化されない。進化を用いない方法でバトルゾーンに出したり、何らかの方法で進化元が取り除かれた場合も同様。
  • カード指定除去を使う場合、進化クリーチャーと進化元を1枚ずつ別のカードとして扱う。これによって、進化元のカードだけ除去したり、一番上のカードだけを除去することができる。一番上のカードを除去した場合、下にあったクリーチャーは、そのまま残る。詳しくは退化再構築を参照。
  • 進化元を残して進化クリーチャーだけが墓地に置かれた場合は破壊された扱いになり、進化クリーチャーだけが離れた場合はクリーチャーとして離れた扱いになる。「このクリーチャーが破壊された時」、「このクリーチャーが離れた時」などの能力があれば誘発する。

その他のルール [編集]

  • 進化したクリーチャーは、進化元が受けていた効果の影響をそのまま受ける。詳しくは、引き継ぎを参照。
  • 進化したクリーチャーとその進化元が同時にカード指定除去を受け、進化クリーチャーをセイバーなどの置換効果バトルゾーンにとどめた場合、その進化元も同時にとどまる。スター進化の場合は、一番上だけが離れ、進化元はすべてとどまる。
    • 《Volzeos-Balamord》など、複数のカードで構成されているカードは、移動の実行前にそのオブジェクトとしてとどまるということが確定した時点で、構成カードがすべてとどまるという裁定となっている。
    • なお、あくまで進化クリーチャーとその進化元が同時にバトルゾーンを離れる場合にのみ適用されるルールであり、条件付きの全体カード指定除去[1]に進化元のみが効果を受ける場合は、前述のルールは適用されず、通常通り進化元のみがバトルゾーンを離れる。

進化クリーチャーの下から、再構築以外でバトルゾーンに出る場合 [編集]

  • 分離したクリーチャーは別のゾーンからバトルゾーンに移動したわけではないため、cip能力はトリガーしない。

その他 [編集]

  • カードイラストのどこかに、進化元と同じ数の進化マークが描かれている。このため、イラストを見ただけでもそのクリーチャーが進化クリーチャーかどうかわかるようになっている。
  • 後に登場したTCG「カードファイト!! ヴァンガード」で用いる「ライド」という能力と類似点があることから、進化を俗に「ライド」と呼称するプレイヤーもいる。

進化クリーチャーに関連した能力を持つカードの一例 [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.《「祝」の頂 ウェディング》の「このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時」の能力で進化クリーチャーを選んだ場合はどうなりますか? 「合計4枚」とテキストにあるので、進化クリーチャーの一番上のカードだけがシールドに置かれますか?
A.カード単体ではなくクリーチャーを対象とした効果なので、進化クリーチャーを選んだ場合は進化元のカードも一緒にシールドゾーンへ移動します。それらのカードは重ねず、それぞれ新しいシールドとして置きます。
引用元(2020.2.26)

Q.《無量大龍 ノヴェ・シエントス》の「出た時または攻撃する時」の能力で進化元がカード1枚の進化クリーチャーを選んだ場合どうなりますか?
A.進化元と進化クリーチャーの合計2枚がまとめて山札の上か下に置かれます。上と下に1枚ずつ分けて置くことはできません。なお、山札に置く側のプレイヤーはそれら2枚を好きな順番で置くことができ、その順番を対戦相手に見せる必要はありません。
引用元(2020.9.18)

Q.自分の《ジャスミンの地版》から進化した《サッヴァーク <ギャラクシー.Star>》1体と、《ゲラッチョの心絵》2枚がバトルゾーンにある状況で、相手は《テック団の波壊Go!》を唱え、「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選びました。
この時、自分が《サッヴァーク <ギャラクシー.Star>》の置換効果で、《ゲラッチョの心絵》2枚を山札の下に置けますか?また置いた場合、下にある《ジャスミンの地版》はどうなりますか?
A.置換効果の適用は効果に割り込みますので、《ゲラッチョの心絵》2枚を山札の下に置いて、《サッヴァーク <ギャラクシー.Star>》をバトルゾーンに残せます。また、置換効果が適用されたことで、《ジャスミンの地版》も手札に戻らず、《サッヴァーク <ギャラクシー.Star>》の下にとどまります。
引用元(2022.4.8)

Q.自分の《影速 ザ・トリッパー》と、《轟速 ザ・Re:ッド》が下に置かれている《轟く侵略 レッドゾーン》がバトルゾーンにいる状況で、相手は《テック団の波壊Go!》を唱え、効果で「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選びました。
この時、どのカードが手札に戻りますか?
A.《影速 ザ・トリッパー》と、《轟く侵略 レッドゾーン》の下に置かれている《轟速 ザ・Re:ッド》の2枚が手札に戻ります。
進化元など、カードの下に置かれているなどして特性が参照できないカードは、通常は効果で参照されません。ですが、《テック団の波壊Go!》の手札に戻す効果のように、カードを指定する効果によっては参照されます。
引用元(2022.4.8)

Q.《ザーク・砲・ピッチ》の「出た時」の能力で、相手の進化クリーチャーの下に置かれている、コスト3のカードを選べますか?
A.いいえ、選べません。
カードの下に置かれているカードは、特性が無視されています。カードタイプも無視されているので、エレメントとして扱えません。

+  総合ルール 200.3a

引用元(2023.4.14)

Q.《ザーク・砲・ピッチ》の「出た時」の能力で、相手のコスト3以下の進化クリーチャーを選んだのですが、この場合、進化元のカードはどうなりますか?
A.選んだ進化クリーチャーと一緒に、進化元のカードも墓地に置かれます。
「エレメントを破壊する」という効果で進化クリーチャーを選んだ場合、「クリーチャーを破壊する」という効果で選んだ時と同様に、進化元のカードも一緒に墓地に置かれます。

+  総合ルール 316.3.

引用元(2023.4.14)