月砂(げっさ) フロッガ-1(ワン) [編集]

月砂 フロッガ-1 UC 火文明 (2)
クリーチャー:デューンゲッコー/ディスタス 2000
相手の進化ではないクリーチャーは、出たターン、攻撃できない。
ササゲール1(ディスペクターを召喚する時、コストを1少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)

DMRP-19で登場したデューンゲッコー/ディスタス

DMR-08で登場した《ウッカ・リザード》以来、約8年ぶりに新たに登場した5体目のデューンゲッコー

《こたつむり》に類似する速攻メタの能力を持ち、そちらからパンプアップや攻撃後のデメリットは無くなりササゲールを得た。
《月砂 フロッガ-1》の効果では、プレイヤーにもクリーチャーにも攻撃できなくさせる。マッハファイターなど、序盤から出たターンに攻撃してくるクリーチャーは非進化であることが多く、使い勝手は悪くないだろう。

いっそ《こたつむり》と合わせて8枚体制として、【赤単速攻】系統におけるミラーマッチ対策の再現性を上げるという手もある。

環境において [編集]

登場から【我我我ブランド】に採用されている。当初は《こたつむり》と両採用の構築も多かったが、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》などのマッハファイターに対する優位点からこのカードの単採用とする構築も徐々に増えた。マッハファイターによる除去が死活問題になる【我我我ブランド】においてこれは必然と言える。攻撃強制のある《凶戦士ブレイズ・クロー》で自ら《“龍装”チュリス》に対する《こたつむり》の能力の抜け道を作ってしまうのも単採用となっていた理由としては大きかった。

しかし、DMEX-18期になると逆に進化ギミックに定義される環境に刺さる《こたつむり》単採用の構築が増え、逆に《こたつむり》を採用しない型の【我我我ブランド】が環境から消えた。役割が被ることから、このクリーチャーの採用も徐々に渋られるようになっていく。

その後、DM22-RP1期には【JO退化】【青黒緑退化】という進化クリーチャーを用いる二大デッキが殿堂入りで消滅するも、相変わらず【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】【神羅ケンジ・キングダム】【鬼羅.Star】などは環境に存在している上、【キリコチェイングラスパー】【青黒緑ジャオウガ】といった新たな進化デッキの台頭によりこのクリーチャーの立場は変わらず厳しい。
この頃になると【我我我ブランド】《一番隊 チュチュリス》を採用した型がメジャーになり、《こたつむり》との種族の違いが顕著に現れるようになった。結果、純粋な【赤単速攻】デッキでは採用されなくなっていき、このクリーチャーの活躍は【青赤緑Vol-Val-8】のようなディスペクター種族デッキがメインとなった。

2024年3月末には、これを4枚積みした【我我我ブランド】オリジナルチャンピオンシップで優勝。同月11日殿堂レギュレーション改訂の影響で【黒緑アビスロイヤル】が激増し、代わりに【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が大幅減した影響を鑑みてのものである。要するに、進化クリーチャーが減ってマッハファイターが増えたことで、《こたつむり》より優先されるようになったということである。

その他 [編集]

  • このクリーチャーの登場により、《奇襲兵ブルレイザー》フレーバーテキストにて登場していた《ブルフロッガー》の正体はデューンゲッコーのクリーチャーであったことが判明した。
    また、デューンゲッコーの多種族冠詞が「月砂」だと判明するなど、このクリーチャーはデューンゲッコーについて貴重な情報をもたらした。
    • 見た目は「カブトに《ブルレイザー》のハサミを付けた4本足のトカゲ」となっている。
    • フレーバーテキストからカード化されるまで6918日(約19年)経過している。尚この記録は2021年現在、デュエルマスターズのカードで最も長い。
  • 王来篇になって満を持して登場したこの《ブルフロッガー》であるが、このクリーチャーが何者かという議論はそれ以前からなされていたらしい。デュエチューブによれば、「名前が《○○・リザード》ではないが、《ブルレイザー》の乗っているクリーチャーだろうからデューンゲッコーだ」という事は、このカードの登場以前から決まっていた事らしい。
    • ちなみに実際のゲームにおいても、共に2コスト火文明のクリーチャーという事で【赤単速攻】に適性があり、両者の相性はとても良い。両者を投入したデッキを組んで約20年越しの共闘をさせてみるのも面白いだろう。
  • 4回鳴いたのを聞いた者はいないとあるが、前述の《奇襲兵ブルレイザー》のフレーバーテキストでは4回ちぇいやと鳴いている様子が分かる。
    3回目の描写から、4回目の鳴き声はブルフロッガーの腹の中にいるのでもう聞こえない、ということだろうか。

サイクル [編集]

DMRP-19で登場したアンコモンディスタスサイクル。全てフレーバーテキストにのみ登場していたクリーチャーが元ネタになっている。自然には存在しない(《賢樹 エルフィ-1》がそれにあたるか?)

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMRP-19
    ブルフロッガーの鳴き声は回数ごとに意味が変わる。「ちぇいや」と1回鳴いたなら威嚇。2回鳴いたなら襲撃。3回鳴いたのを聞いた時には大口が目の前に迫っている。ちなみに、4回鳴いたのを聞いた者はいない。
  • DM22-EX1
    なぜ、世界が再び水文明に支配されているのだ!そしてあれは……ブルフロッガー!?……なんだ、あの強欲に支配されたかのような禍々しい姿は……。誰よりも自由を愛したあいつが何かに支配されるようなことはあってはならないのだ!! ー奇襲兵ブルレイザー

収録セット [編集]

参考 [編集]