《チャケの応援(ケチャ) [編集]

チャケの応援 UC 自然文明 (3)
呪文
S・トリガー
このターン、クリーチャーはプレイヤーを攻撃できない。
このターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーすべてのパワーは+2000される。

DMR-15で登場した自然呪文

唱えたターン中、すべてのクリーチャープレイヤーへの攻撃をロックし、自分のクリーチャーをパンプアップ+2000するS・トリガー
クリーチャーへの攻撃ロックできない。

使い方は以下の2種類がほぼすべて。

  1. 自分ターン中に唱えて、一時的なパンプアップ殴り返しタップキルする。
  2. 相手ターン中に唱えて、非選択で相手獣全員に自分への攻撃を防ぐ。

コストやパワー、クリーチャーの選択数の制限なくすべてのクリーチャーに攻撃ロックを掛けられるため、S・トリガーで唱えた場合の使用感は自然オールタップに近い。
アンタッチャブルにも効き、《熱血星龍 ガイギンガ》などの選ばれた時能力誘発させずに対処できる。

赤緑系の速攻デッキは防御札に乏しいためS・トリガータッチしたくなることも少なくないだろうが、タッチで3文明目を入れると色事故のリスクも上がる。あるいは《成長の面 ナム=アウェイキ》を入れるようなマナ武装活用デッキ(【緑単サソリス】)、1ターン目にコスト1の自然のクリーチャーを召喚したいデッキ(【緑単ベアフガン】)では純粋に自然以外の文明は可能な限り全抜きしたい。このカードを採用すれば防御力の最大値は《スローリー・チェーン》タッチした構築とほぼ変わらないまま、緑の量を維持できる。

インフレが進んでからも緑単でありながら信頼度の高いS・トリガーという独自性が評価され、光より自然の投入枚数が重要、または光は要らないというデッキに《チャケの応援》や《Rev.タイマン》が使われることは多々ある。

ルール [編集]

比較対象 [編集]

《Rev.タイマン》革命2で相手のみに全体攻撃ロックを放ち、しかもそれが次の自分のターン開始ステップまで継続する。手打ちでも相手1体or全体への攻撃ロックとして使え、《奇天烈 シャッフ》など強力なアタックトリガーを持つクリーチャーへのメタカードになりうる。

革命2未達成時の《Rev.タイマン》のコストパフォーマンスはかなり悪いが、手札にありさえすれば《♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》と同じく《DARK MATERIAL COMPLEX》の次のターンのワールド・ブレイカーを遅延できる場面もあるだろう。

しかし、《Rev.タイマン》は現代デュエマで跋扈する後から出てきた召喚酔いしないクリーチャーには攻撃ロックが無効で手打ちで頻繁に撃てるものではないし、アタックトリガー対策になるのは召喚酔いで発動までタイムラグがある相手だけ。よって《チャケの応援》とは好みで使い分けても問題ない。

自分ターンに唱えて役立つ汎用性を捨てた代わりに、S・トリガーとしての信頼度を重視した場合が《チャケの応援》の採用となる。
相手が《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》意識でシールド3つ残しブレイク、または【青赤マジック】の成長革命チェンジならびにS・トリガー・プラス意識で1点刻んでくる場面なら、それらのついでに弱体化のリスクがある《Rev.タイマン》と比べ、いずれの状況でもフルスペックで唱えられる。

  • 受け性能だけで見た類似カードには、クリーチャーを「選ぶ《ニアピン・モスキート》、フルスペックの発動条件が極端に厳しい《「ナチュラル、タイマン!」》も考えられるが、防御札メインでの運用としては《チャケの応援》の比較対象の土俵にすら上がっていない。
    ただし、それぞれクリーチャーとしての長所があるため、種族などで噛み合う部分があるならクリーチャー側のおまけとして防御ができるカードとしてそれらを採用するデッキも存在する。

状況が限定的なテクニック [編集]

全体的に、攻撃ロックを延命以外のメリットとして使うことと、1ターン限定のパンプアップは戦況によって有用性の振れ幅が大きいため、ピンポイントでの活用となる。

  • 自分が《煉獄大帝 キング・ロマノフ》などの攻撃強制かつプレイヤーにもクリーチャーにも攻撃先を許している場合、攻撃先をクリーチャーのみに限定させることができる。《チャケの応援》は先打ちで相手ターンまで効果が継続はしないため、運良くS・トリガーで《チャケの応援》を唱えることに成功した場面に限る。
  • 相手ターンに唱えて得られるパンプアップは以下の理由でまともに使っても限定的にしか役に立たない。
    +  詳細

環境において [編集]

全カードでも珍しく、アンタップマナ基盤防御札としての役割しかほぼ持たせられないのに環境デッキに採用された実績を持つカード
比較対象のオールタップも基本的に防御札前提の効果だが、相手のブロッカー無力化や大規模タップキルができる。《スローリー・チェーン》は自身の能力で自分のターン中に唱えて仕込み兼シールドゾーンの盾落ち対策ができてはるかに《チャケの応援》より潰しが効く。

登場から革命編環境にかけては【緑単サソリス】で使われた。革命編環境では【緑単ベアフガン】も主な居場所であった。

新章デュエル・マスターズ環境では1ターン耐えれば勝てる【速攻】ミラーマッチ意識で【赤緑レッドゾーン】に使われた。同時期【成長ドギラゴン剣】にも採用され、CS準優勝などの成績を残した。

DMGP-9th」でベスト64に残った【ネイチャーループ】に3枚採用されていた。

2024年3月11日殿堂レギュレーション改定直後、《水晶の祈り/クリスタル・ドゥーム》ループ型の【フィオナアカシック】に4枚採用されCS優勝を果たした。
【青赤マジック】【黒緑アビス】に無効化されにくく、防御札として信頼度が高かった。

この頃は類似カード《Rev.タイマン》も根強い人気があり、実際に「全国大会2023」9位入賞の【白緑巨大天門】は《Rev.タイマン》4枚《チャケの応援》0枚というレシピだった。
当時は《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》がほぼ環境に存在せず、そちらのおまけでメタられるリスクが低かったことも一因だろう。

その他 [編集]

  • 上記キャラクターが元ネタであること、背景にハラグロXが描かれていることを踏まえるとイラストのモチーフは「オタ芸[2]」か。アイドルへの応援がパンプアップになるイメージだろう。
    また、《チャッチャケ・トラップ》で確認できる《応援の面 チャケ》の全身図は作務衣に鉢巻という出で立ちで、ハラグロXこと腹の色真っ黒ーバーXの元ネタのファンの呼称である「モノノフ」も意識されているようである。
  • 「ケチャ」はインドネシア、バリ島の伝統的な舞踏劇。古代においては男声合唱によって童女に祖霊を憑依させる呪術だったとされており、女性アイドルとファンの関係にも通じるところがある。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMR-15DMPP-23
    ヨーーーシ!オッシャ、いくぞー! ---応援の面 チャケ

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


[1] 同時採用するかは抜きにして、ダイヤモンド状態も重ねがけすれば相手プレイヤーに攻撃ができるようになる。
[2] オタク=アイドルファンによるコンサート等での独特なパフォーマンス