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奇天烈 シャッフ VR 水文明 (4) |
クリーチャー:マジック・コマンド/グレートメカオー/侵略者 4000 |
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストの呪文を唱えられず、同じコストの相手のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。 |
DMR-19で登場したマジック・コマンド/グレートメカオー/侵略者。
cipとアタックトリガーで数字を1つ宣言し、同じコストのクリーチャーと呪文に制限をかける。
次の自分のターンのはじめまでクリーチャーにはプリン効果を与え、呪文には唱えられなくなるロックを掛ける。
マナコストが偏っていたり、呪文を軸にしたデッキには滅法強くなる。
例えば6コストで固められた【ガチャンコ ガチロボ】だと、6を宣言することによってクリーチャーの動きを封じることができる。
呪文だと【ヘブンズ・ゲート】が相手なら6を宣言し続けることで安全に攻めることができる。同じように【ミステリー・キューブ】には5を宣言することでコスト踏み倒しを止めることができる。
【ヘブンズ・ゲート】等、特定の呪文がプレイできるかが重要なデッキは下手をするとこのカード一枚で完封されてしまう。そのため、呪文以外の除去を搭載するか、除去呪文のコストをキーカードとずらしたものにするといった工夫が求められる。(【ヘブンズ・ゲート】における《生死の天秤》など。)そうすることで《奇天烈 シャッフ》側も、キーカードを防ぐか《シャッフ》に対する除去を防ぐかの二択を迫られることになる。
相手の動きを完封するとまではいかなくても、単純にS・トリガーの呪文をいくらかケアするのに使える。相手の墓地やマナゾーンを確認すれば相手がどんな呪文を使ってくるかはある程度予測できるだろう。
選ばれるのが多い数字は、《ドラゴンズ・サイン》《ナウ・オア・ネバー》《絶望と反魂と滅殺の決断》《ドンドン火噴くナウ》などの5、《ヘブンズ・ゲート》《灰燼と天門の儀式》《“魔神轟怒”万軍投》《百鬼の邪王門》などの6、《ロスト・ソウル》などの7あたりだろう。
もしどの数字を選べばいいか分からない場合、現在の相手のマナゾーンのカード+1を宣言するのが無難。
【青魔導具】が相手だと《卍 新世壊 卍》で呪文ロックが無視されるので、99と宣言しても《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》は止めることができないので注意。
クリーチャーがバトルゾーンに出ることまでは防げないため、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》とは異なり《終末の時計 ザ・クロック》などには対処できない点は注意。
プリン効果はタップインを強制するクリーチャーへの返し手としても優秀。殴り返し要員を縛れば、次のターン開始ステップのアンタップまで持ちこたえることもできる場合がある。《SSS級天災 デッドダムド》に侵略して除去を放てばタップイン持ちによるロックを解除することも可能。
ただし、この能力を解決した後にバトルゾーンに出たクリーチャーにはプリン効果が及ばないので注意。スピードアタッカーやS・トリガークリーチャーには宣言した数と同じコストであろうが一切無力なので気をつけるべき。
種族は優秀であり、水のコマンドであるマジック・コマンドを持つ。
《SSS級天災 デッドダムド》を重ねれば手軽に除去を撃て、《轟く革命 レッドギラゾーン》に革命チェンジすれば味方をアンタップしつつ手札に戻して殴り返しを防げる。《轟く革命 レッドギラゾーン》に関しては他のクリーチャーでそちらに革命チェンジした場合、アンタップ能力でアタックトリガーの水増しを行える他、スピードアタッカー付与によって出たターン中にアタックトリガーを使うことができる。《禁断機関 VV-8》の封印を外したり《S級宇宙 アダムスキー》に侵略したりとフィニッシュにも貢献できる。
オマケのようにグレートメカオーまで持ち合わせており、《合身秘伝メカ・マシーン》などに対応する。
前者なら青単侵略、後者ならメカオーデッキで活躍することが出来るだろう。
単色デッキの弱点である《調和と繁栄の罠》を切り抜ける手段ができたのは大きい。
マナコストが4であるため《その子供、可憐につき》との相性もいい。《シャッフ》をスピードアタッカーにしてタップインさせた相手のクリーチャーを殴りに行ける。ともに《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》でコスト踏み倒しできるため【白青赤鬼羅.Star】ではよく使われている。
DM23-RP1でマジック、メカの種族カテゴリが生まれ、それらのサポートを受けられるようになった。
強力な能力ではあるが、100%の性能を引き出すには相手のデッキパターンと次の手を読みきる必要があり、カードの知識が乏しい初心者が扱うのは難しい。使いこなすにあたっては環境でよく使われるデッキや流行しているカードをあらかた調べておく必要があるだろう。
総じて、競技性の高い大会であればあるほど呪文のカウンター札が限られるため、このクリーチャー程度の呪文ロックで十分な場合が多い。
また、クリーチャーと呪文の両方への対策となるため、環境との相性に左右されずに安定して活躍できる。
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてに「このクリーチャーのコストが選んだ数字と同じなら、このクリーチャーは攻撃もブロックもできない」を与える。 |
革命編環境では【天門ループ】、【超次元デッドゾーン】への対策として広く使われた。
【イメンループ】はこのカードと《爆轟 マッカラン・ファイン》のおかげで、ループに入れなくとも5ターン目ぐらいで雑にカウンターを封じながらワンショットすることができ、対面次第でこの「有限戦術」を取ることがままあった。
革命ファイナル環境では【ドレミ団】や青をタッチした【赤黒ドギラゴン剣】を中心に使用された。
双極篇環境では【赤青ドギラゴン剣】や【白青赤ドギラゴン剣】での採用が中心で、【青単スコーラー】対策として役に立ち、ウィニーをまとめて足止めするための要因としても重宝された。当時「2」と宣言すれば【ドギラゴン剣】系列のウィニーは大体止まった。
超天篇環境でも【青黒緑デッドダムド】などで活躍していたが、この頃になると足止めされたクリーチャーを効果のかかっていないクリーチャーに変換する《BAKUOOON・ミッツァイル》が環境を席巻するなど絶対的な足止め手段ではなくなった。また、《凶鬼卍号 メラヴォルガル》によるブレイクでプリン効果をある程度ケアできる上に《卍 新世壊 卍》により呪文ロックを無効にできる【青魔導具】など、このカードが腐る対面も目立っていった。それでも、デッキの回転を上げることを優先してS・トリガー等のカウンター札を4枚程度に抑える構築が珍しくなくなっており、これ1枚で安全に詰めることができる場面も増えている。
2020年1月1日の殿堂レギュレーション改訂を機に純粋な呪文メタとして【青赤緑バーンメアジョーカーズ】に4枚投入されることも多くなった。
DM23-SD3発売前あたりから【青黒赤バイク】で使われる事例が散見されるように。
《終末の時計 ザ・クロック》や《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》といった水マナになる防御札を4枚程度タッチで積んでおけば相手にとって思わぬ角度から素出しできるため、【黒単アビスロイヤル】などのように色の合わないデッキにおいてもこれを狙ってタッチで水マナが投入される場合もある。
純粋なカウンター封じというよりも足止めとしての性質が強い。メインデッキ以外のカードが使えない都合上、1ターンの内に6打点以上を並べることがアドバンスより難しく、相手が少しずつクリーチャーを出しているとこのクリーチャーで止めることがしやすいのである。
王来篇環境 (オリジナル)における【ロマノフシャコガイル】も、ワンショットプランと【青黒緑デッドダムド】や【ドギラゴン閃】などが先置きするクリーチャーへの対策としてこのカードを搭載する場合が多い。DMRP-17期の環境を支配した【鬼羅.Star】でも実績を残した。
詰め要員として役割が被る《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》が登場すると、【青赤緑ドギラゴン閃】でも不採用が目立つようになった。
2022年1月1日殿堂レギュレーション改訂を経て【鬼羅.Star】が激増するとこのカードの使用率も回復。また、【青黒緑退化】が環境に進出すると、これを中盤の繋ぎ役にする型も見られるようになった。
その後、王来MAXに入る頃になると、【速攻】以外の色の合うビートダウン全般で使われるようになった。主に激増した【JO退化】にプリン効果が刺さるのが流行の理由。【青黒赤緑邪王門】では一見すると《百鬼の邪王門》で呼び出せないため相性が悪いが、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》で山札の下に仕込めば《一王二命三眼槍》の鬼エンドで呼び出せるため、いざという時に頼りにしやすい。だが次第に《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》で呪文ロックを行う型が主流化すると、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》との相性との兼ね合いからそちらに取って代わられるようになった。
ゴッド・オブ・アビスに入るとオリジナルにおける非ドラゴン基盤の【青赤緑ドギラゴン閃】や【星雲人シヴァンリンネ】が主な居場所になった。一方、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】系統においては無くても十分なフィニッシュ力を出せることが浸透したことから、次第に不採用がザラになった。【青黒緑ゼーロベン】のように最速で出さないと手遅れになるデッキ、【青黒緑オービーメイカー】のようにキーとなる呪文を縛ってもサブの動きまでは縛れないデッキが多いのもある。シリーズ終盤になると【白青赤鬼羅.Star】系統で再び活躍するように。
アビス・レボリューション環境 (オリジナル)では【白青赤鬼羅.Star】系統のみが主な居場所となり、後は【白タッチ青メカ・メクレイド】で少数使われるぐらいであった。【絶望神サガループ】は全ての型までには対応できない上に、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】はそもそも防御札が少なく、この二強に刺さりが悪いのは難点である。足止めなら《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》の呪文側で事足りるという事情もあるため。
ところが【青赤マジック】が登場すると、他に《ファイナル・ストップ》や《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》といった呪文ロックは存在するが、マジックであることを重視されてそちらに採用されるケースも見られるようになった。だが次第にこれが無くとも十分勝てることから、一瞬使われただけで廃れた。
2024年1月中旬に入ると、【青黒COMPLEXコントロール】での入賞がよく見られるようになった。足止めからカウンター封じを任される札としてそちらには4枚積みされることもしばしば。
DM23-BD4・DM23-BD5・DM23-BD6・DM23-BD7発売から1週間程度が経過したころ、これを詰めのために《単騎連射 マグナム》と共に1枚積みした型の【青赤マジック】が散見されるように。同じ頃、苦手な【アカシック3】への対策として1枚から2枚程度これを挿した【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が散見されるように。採用枚数が少なくともリソース基盤のおかげで【青赤マジック】対面であっても相手が安定プランを取る場合は何とかワンショットを始動される前に引っ張り込める。
DM23-EX3期時点では【青黒緑DOOM・ドラゲリオン】も居場所に加わっている。これで《超神星DOOM・ドラゲリオン》を呼び出すまでの時間稼ぎを行いつつ、これと《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》とのセットで原則完璧なカウンター封じのワンショットを押し付けるのが【青黒緑DOOM・ドラゲリオン】の強み。
王道篇環境 (オリジナル)で【青単カクラリコ】が流行すると、そちらにカウンター封じや足止めとして3枚以上採用されるようになった。
Q.《神ナル機カイ「亜堕無」》の「このクリーチャーが召喚によって出た時」の能力で、∞(むげん)と言えますか?
類似例:《奇天烈 シャッフ》の「このクリーチャーが出た時または攻撃する時」の能力、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》の呪文側
A.はい、言えます。デュエル・マスターズのゲームルール上、∞(むげん)は数字として扱います。
引用元(2022.4.22)
Q.相手のコスト5のクリーチャーがバトルゾーンにいる状況で、自分は《奇天烈 シャッフ》の「このクリーチャーが出た時または攻撃する時」の能力で「8」と言いました。その後、相手がそのクリーチャーの上にコスト8の進化クリーチャーを重ねた場合、そのクリーチャーは攻撃できますか?
A.いいえ、攻撃できません。《奇天烈 シャッフ》の効果を解決した時点でバトルゾーンにいた相手のクリーチャーは、その時点で言った数字と違うコストだったとしても、後から言った数字と同じコストになった場合は攻撃できなくなります。
引用元(2022.5.20)
Q.相手のコスト8の進化クリーチャーがバトルゾーンにいる状況で、自分は《奇天烈 シャッフ》の「このクリーチャーが出た時または攻撃する時」の能力で「8」と言いました。その後、相手の進化クリーチャーの上のカードだけが離れて、進化元にあったコスト5のクリーチャーが再構築で残った場合、残ったクリーチャーは攻撃できますか?
A.はい、攻撃できます。言った数字と違うコストになったクリーチャーは、《奇天烈 シャッフ》の効果の影響を受けないためです。
引用元(2022.5.20)
Q.相手のコスト8のクリーチャーがバトルゾーンにいる状況で、自分は《奇天烈 シャッフ》の「このクリーチャーが出た時または攻撃する時」の能力で「8」と言いました。その後、相手がそのクリーチャーの上にコスト5の進化クリーチャーを重ねた場合、そのクリーチャーは攻撃できますか?
A.はい、攻撃できます。言った数字と違うコストになったクリーチャーは、《奇天烈 シャッフ》の効果の影響を受けないためです。
引用元(2022.5.20)
Q.相手のタマシードがバトルゾーンにいる状況で、自分は《奇天烈 シャッフ》の「このクリーチャーが出た時または攻撃する時」の能力で「5」と言いました。その後、相手がバトルゾーンにあったタマシードの上にコスト5の進化クリーチャーを重ねた場合、その進化クリーチャーは攻撃できますか?
A.はい、攻撃できます。《奇天烈 シャッフ》の効果は、解決した時点でバトルゾーンにいる相手のクリーチャーのみに影響を与えます。その時点でバトルゾーンにあったタマシードが後から進化してクリーチャーになったとしても、新たに影響は受けません。
引用元(2022.5.20)
類似裁定(2022.9.9)