今引き [編集]

いまひき、いまびきと読み、文字通り「今引いてきたカード」のことを指す。
とりわけ主に以下の2つについて使われる。

1、手札をすべて失った状態で自分のターンがスタートすること。

2、その局面において必要なカードを引き当てる驚異的なドローのこと。

1の解説 [編集]

手札が0の状態で、自分のターンドローステップで強制的にドローした1枚のこと。また、引いてきたカードのみしか使えない状況そのものを指す事もある。

この状況は手札に選択肢がないため、その状況に合ったカードを使えるかどうかは完全に運任せになってしまう。いわば事故の確率が大幅に上がるわけである。
同時に、マナチャージとカード使用の両立もできなくなる。十分なマナがない時にこの状況に陥ると、いわゆるテンポアドバンテージで大きく差をつけられてしまう。

そのため、今引きはなるべく避けたい状況である。
今引き状態を作らない最も簡単な対処法としては、手札補充できるカードをデッキに組み込むことである。ドローに限らずとも、墓地回収マナ回収でも手札を確保することできる。

デュエル中はなるべく手札を切らさないように心がけたい。

  • カードを使っていくうちに手札が減り、今引きに頼らざるを得なくなっていくことを「手札の枯渇」と表現することがある。
  • このような状況から一発逆転できるカードを引き当てたなら、それは後述の2の意味の今引きとなる。
  • G・G・G手札が1枚以下という条件で共通した能力。基本的に今引き状態のときにのみ使用できると考えておけば間違いない。

2の解説 [編集]

特定のカードを出され、それを何とか処理しないと負けに直結するような状況で、そのカードの対策を今その場で引き当てた時に使われる。
「神懸った引き」という意味で「神引き」と言われたりする。
別のカードゲームでは「デステニー・ドロー」や「魂のドロー」などと呼ばれることも。

また今引きをする様子を「右手が光る」と表現することがある。

今引き(2)の例 [編集]


山札の内容はランダムであり、今引きが発生する可能性はかなり低い。だが、何度もゲームを行っているとそのような場面に出くわすこともあるだろう。

時として、思いもかけないような運に救われる瞬間があることもまた、カードゲームの醍醐味の1つと言える。

  • 相手に制圧されてしまうと、今引きをついつい期待してしまうが、基本的には最初からそうならないようなプレイングを行うのがセオリーである。
  • 漫画「デュエル・マスターズ」では、劇的な演出としてよく行われる。作中においては、真のデュエリストになった者は自身の手が光るようになり、この状態では今引きを連発できるようになる。
    • 前述の「右手が光る」という言い回しはこれが由来であり、デュエル・マスターズにとどまらず前身のMagic:The Gathering界隈でも使われる。
    • アニメ「VS」では演出が改められ、切札勝太の「ドロドロドロー」を筆頭として一人に一つレベルで今引き演出を持った。ただしこちらは成功するとは限らず、第14話でのコジロー戦では失敗して指が折れた。「VSR」第33話のバサラ戦では(S・トリガーのチェックだが)失敗、腕を完全骨折してしまった。
      • この演出は「ドロー」の名を冠する事が多いが、ブレイクされたシールドS・トリガーチェックや、カードの効果で山札の上からドロー以外(リクルート等)で有効なカードを引き当てる時も使われ、その場合も「ドロー」と叫ぶ。
      • なお、アニメにおける今引き演出は長らく『ドローバンク[1]』の愛称で親しまれていたが、アニメ「デュエル・マスターズ!」第19話においてナレーターの助の口から正式な名前は『スペシャルドロー』であることが判明する。後のギャップの演出にも「スペシャルドロー、スタンバイ!」というセリフが使われている。
      • アニメ「WIN」からはリアル寄りの世界観になったためか廃止されたが、8話でカレンがそれらしきものを使っている。後にプリンス・カイザも使用していた。

その他 [編集]

  • 「今引き」の読み方は「いまひき」「いまびき」のどちらかであるが、地域などによって異なっており安定していない。

参考 [編集]


[1] 「使い回しができるシーン」を意味する映像用語『バンク』が由来。またこの由来に準じ、『ドローバンク』と言った場合は今引きの方ではなく演出の方を指しているニュアンスになる