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コスト()(たお)しメタ [編集]

相手がコスト踏み倒し能力を利用する際、それを妨害できる能力のこと。あるいはそのような能力を持ったカードの総称。転じて、カードの能力や効果でバトルゾーンに出ること全般へのメタのことも指す。
コスト踏み倒し踏み倒しと略されることがあるように、こちらも踏み倒しメタと略されることも多い。

DM-20《百発人形マグナム》が初とされる。

気をつけなければならないのは、『コスト踏み倒しメタ』と一纏めに呼ばれるカード群でも、実際にはコスト踏み倒しを判定する条件がそれぞれ違う点。したがって対策できるコスト踏み倒しの対象も異なってくる。

「召喚以外の方法」と「コストを支払わずに」は同一視されがちだが、ちゃんと違いはある。

革命チェンジなどで出たクリーチャーに対しては召喚以外に反応する《異端流し オニカマス》などで除去でき、召喚以外では出せなくする《洗脳センノー》などに至ってはバトルゾーン出すことすら許さない。
一方、G・ゼロ無月の門などで出たクリーチャーの場合、コスト踏み倒しではあるものの「召喚」扱いなので《異端流し オニカマス》などでは召喚で出た場合には反応しないので除去できず、《洗脳センノー》などがいても出すことができてしまう。

「マナゾーンのカードをタップせずに」というテキストなら両方に対応できる。この場合、「コストを支払ったものとして」扱うGR召喚ギャラクシーGOであっても反応する。
さらに、そのテキストなら《ベイB ジャック》《蛙跳び フロッグ》《極楽鳥》の能力によってバトルゾーンにあるクリーチャーのみで支払って召喚しようとすると、「マナゾーンのカードをタップせず召喚」することになり、メタを通り越してロックとして機能する。

ちなみに、《龍覇 ザ=デッドマン》《DS電融 ザ=デッドNEXT》の能力は「コストを支払うかわりにマナゾーンのカードをタップして召喚」するため、「召喚以外の方法で」と「マナゾーンのカードをタップせずに」をすり抜けることができる。

  • コスト踏み倒しメタと呼ばれるものについては「不正メタの一覧」というページを参照。

自分のターンにしか機能しないタイプ [編集]

これらは、「召喚以外で」や「コストを支払わずに」などと言った文章は使われていないため、分類としては「ロック」となる。
そもそも、非ターン・プレイヤーがコストを支払ってカードはプレイすることはできない[1]。非ターン・プレイヤーは、防御札としてS・トリガーS・バックニンジャ・ストライクなど、踏み倒し系のカードしか使えないため、非ターン・プレイヤーのカードのプレイを防ぐことは、結果的に部分的な踏み倒しメタとして機能してしまう。これらは、相手の防御札を防ぐのがメインで、コスト踏み倒しを防ぐこと自体は主旨ではないため、コスト踏み倒しメタと言うよりは、カウンター封じと言った方が適切か。

対策 [編集]

コスト踏み倒しメタに対する対策はまず除去することである。
多くはサイズも小さく大した除去耐性を持たないため《KAMASE-BURN!》《デモンズ・ライト》などの軽量除去で十分。《デスマッチ・ビートル》などのパワーが高いクリーチャーには、パワーを問わない除去であることが常のバウンスが有効。また、《異端流し オニカマス》はアンタッチャブルが付いているため、選ばせ除去全体除去マッハファイターアンタップキラーでないと原則退かせない。

また、コスト踏み倒しを主体とするデッキの場合、コスト踏み倒しメタを立てられるとゲームにならない場合がある。そこで、素出しから1ショットキルに向かうプランを用意したり、軽量ビートダウン要員を使ったりすると良い。

コスト踏み倒しメタの多くは反応した際に出されたクリーチャーを除去するため、除去耐性のあるクリーチャーを利用するのも良い。《時空の不滅ギャラクシー》《気高き魂 不動》《煌龍 サッヴァーク》などはその典型である。

環境において [編集]

不死鳥編環境DM-20において初のコスト踏み倒しメタとなる《百発人形マグナム》が登場する。だが自分にもメタ効果がかかることや、選ばせ除去という性質から適当なウィニーを生贄にすればフィニッシャーの犠牲を回避できるなど、決定力に欠けたため当時の評価は高くなかった。

戦国編環境では実質当時のコスト踏み倒しメタをすべて無効にする《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》をエースとする【ギャラクシーコントロール】が活躍したため、コスト踏み倒しメタは機能しづらかった。

神化編環境からエピソード1環境にあった【エンペラー・キリコ】系統もcipによるソリティアで強引に突破できるため、やはり定着しなかった。

ところがエピソード2環境【ミラクルとミステリーの扉】が台頭すると立場は一変。あちらが軽量除去カードをほとんど積めないこともあって、《百発人形マグナム》が環境に劇的に刺さるカードと化した。

DMR-07《早撃人形マグナム》が登場しており、エピソード3環境において【ガネージャビート】で活躍した。エピソード2終盤には《ウソと盗みのエンターテイナー》が新たなコスト踏み倒しメタとして登場。《百発人形マグナム》と異なり踏み倒しで出たクリーチャーを確実に仕留められるため、以降の踏み倒しメタの主流となった。

DMR-15《制御の翼 オリオティス》が登場し、以降革命ファイナル環境まで《ウソと盗みのエンターテイナー》と需要を二分した。

ただ、革命ファイナル環境では余りにコスト踏み倒しが横行したため、コスト踏み倒しメタは逆に除去でメタを張られることになり、下手すれば1ターン遅延しただけで退場することも多かった。当時の主要な踏み倒しメタは《爆炎シューター マッカラン》の射程圏内であり、不遇な時代でもあった。

新章デュエル・マスターズ以降はコスト踏み倒しメタが普及し、取り分け2コストにしてアンタッチャブル付きの《異端流し オニカマス》が主流カードとなった。《異端流し オニカマス》は攻撃可能でもあるためアタッカーとしても上質であった。勿論場持ちも非常に良く、これ1枚で詰むデッキも多かった。

双極篇になると《奇石 ミクセル》が登場。こちらはツインパクトであり呪文面の《ジャミング・チャフ》がフィニッシュ手段として強力と、汎用性を損なわないメタカードとして環境に定着した。

一方、《異端流し オニカマス》はというと、双極篇になってマッハファイター召喚扱いのコスト踏み倒しカードが多数登場し、さらに超天篇にはGR召喚まで誕生したため、アタッカーとしての個性がどちらかというと強くなった。

十王篇では、一部GRクリーチャー強力すぎた反省か、GRクリーチャーのメタとして「コスト4以下のクリーチャーを手札以外から出す事」に反応する着地置換効果を持ったコスト踏み倒しメタが多数登場した。ただ、GR召喚に反応するコスト踏み倒しメタと通常のコスト踏み倒しにしか反応しないコスト踏み倒しメタの両方を積めるデッキはそう多くなく、そうした事情から【青黒緑デッドダムド】が一時期息を吹き返し、【連ドラグナー】という露骨なコスト踏み倒しデッキが隆盛を極めるに至った。

王来篇ではGRメタの見直しとして十王篇期に登場したものより汎用性を高めた《とこしえの超人》《検問の守り 輝羅》が登場。前者は環境に大流行する【5色コントロール】に引っ張り蛸となり、後者は【鬼羅.Star】で需要を得た。

それに続きDMRP-18DMEX-16にて《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》《モモキング -旅丸-》《ガル・ラガンザーク》も登場。いずれも強力なコスト踏み倒しメタとして環境で活躍した。

備考 [編集]

  • コスト踏み倒しメタの存在は昔のカードをサポートするコスト踏み倒し手段にメタを張る性質がある。

参考 [編集]


[1] 例外として、自分のターン中、相手が手札から捨てた《パック・リーマン》cipを相手の《ジョット・ガン・ジョラゴン》ジョラゴン・ビッグ1によって使用し、自分の《ハタモチ・チュリス》マナ送りにして相手がそのcipクリーチャー召喚する時か、自分のターン中、バトルゾーンに相手の《The邪悪 寄成ギョウ》がいる状態で自分が《ハタモチ・チュリス》を出して相手が《ハタモチ・チュリス》cipによってクリーチャー召喚する時か、バトルゾーンに相手の《The邪悪 寄成ギョウ》がいる状態で自分が《パック・リーマン》を出したことで相手が《The邪悪 寄成ギョウ》によって《パック・リーマン》cipを利用し自分の《ハタモチ・チュリス》マナ送りにして相手がそのcipクリーチャー召喚する時、非ターン・プレイヤーであっても「マナゾーンのカードをタップし、コストを支払って召喚」という召喚方法が可能。