プレミアム殿堂 [編集]
殿堂レギュレーション下において、1枚もデッキに入れられないカードのこと。
殿堂入りの上位で、これに指定されたカードは俗に「禁止カード」と呼ばれることもある。ただし、殿堂レギュレーションが適用されない殿堂ゼロデュエルでは使えるため、殿堂ゼロデュエルでも使えない使用禁止カードとは区別される。
特定の環境において、あるカードが殿堂入り(デッキ内1枚制限)でもゲームバランスを損ねるとメーカー側が判断した場合にはこの措置が取られる。多くの場合は一度殿堂入りを経由する。
プレミアム殿堂に指定されたカードは、オリジナルとアドバンス両方において1枚もデッキに入れることができない。名前だけ見れば、輝かしい称号なのだが、実際は「規格外の強さが災いして、やむなく大会での使用を禁止せざるを得なくなったカード」ということである。
プレミアム殿堂に指定されたカードは、デッキビルディングにおける利用価値が無くなるので、基本的にシングルカード市場の価格は下落する。
ただ、メーカー主催のイベント等で、使用可能なカードに制限がない「フリー対戦スペース」が併設されることもある。フリー対戦用にデッキを組むヘビーユーザーや、純粋なカードコレクターにとっては変わらず貴重なカード資産であること、たいていは殿堂入りを介しておりだいぶ市場価格が下落していることから、該当カードのレートも(かつての実績を考慮してか)極端に急降下することは少ない。
- コロコロコミックの菊池修記者が後にTwitterで語ったところによると、カードを作るのに関わった人々の努力を踏みにじるような呼称を導入したくなかったため、名誉的な意味合いを持つこの呼称に決まったという[1]。
現在のプレミアム殿堂カード一覧 [編集]
改訂履歴 [編集]
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殿堂施行の履歴 [編集]
| そのカードで、最新の殿堂施行ではない内容 | | 最新ルールで殿堂入り | | 最新ルールでプレミアム殿堂 | | 最新ルールで殿堂入りでもプレミアム殿堂でもない(4枚まで使用可能) |
2004年3月15日 [編集]
2005年3月15日 [編集]
2005年7月15日 [編集]
2006年3月15日 [編集]
2007年1月15日 [編集]
2007年8月15日 [編集]
2007年11月15日 [編集]
2007年11月23日 [編集]
2008年4月15日 [編集]
2008年10月15日 [編集]
2009年4月15日 [編集]
2009年12月19日 [編集]
2010年5月15日 [編集]
2011年1月15日 [編集]
2011年7月23日 [編集]
2012年3月15日 [編集]
2012年8月11日 [編集]
2013年3月15日 [編集]
2013年6月22日 [編集]
2014年3月15日 [編集]
2014年5月24日 [編集]
2015年3月14日 [編集]
2015年6月15日 [編集]
2015年9月19日 [編集]
2015年12月15日 [編集]
2016年2月1日 [編集]
2016年2月28日 [編集]
2016年9月15日 [編集]
2016年12月16日 [編集]
2017年1月30日 [編集]
2017年2月26日 [編集]
2017年7月8日 [編集]
2018年1月29日 [編集]
2018年3月1日 [編集]
2018年7月14日 [編集]
2019年1月21日 [編集]
2019年3月1日 [編集]
2019年7月1日 [編集]
2019年12月20日 [編集]
2020年1月1日 [編集]
2020年1月19日 [編集]
2020年7月1日 [編集]
2020年12月18日 [編集]
2021年7月1日 [編集]
2021年10月23日 [編集]
2022年1月1日 [編集]
2022年7月1日 [編集]
2022年8月15日 [編集]
2023年3月20日 [編集]
2023年8月11日 [編集]
2024年3月11日 [編集]
2024年8月10日 [編集]
2024年8月17日 [編集]
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プレミアム殿堂の主な要因 [編集]
なんらかの理由で、その当時のゲーム性を損なうと判断されたカードがプレミアム殿堂の対象となる。結果的に「強すぎる」と認められたカードが対象となることが多いが、そう判断される要素はカードによって異なる。少数だが、対戦環境外の理由でプレミアム殿堂に指定されるものもある。
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| | 考えられるプレミアム殿堂要因の種別
| プレミアム殿堂しているカードは、その強さの方向性によって大きく以下のタイプに分かれると言えるだろう。いずれも基本的には公式が明言したものではなく、プレイヤーの憶測にすぎないこと、またいくつかのタイプを併せ持つ可能性もあることに注意されたい。
- 《ボルバルザーク》を除くこれら3枚は全て後に殿堂解除され、殿堂入りや無制限になっている。インフレについていけなくなったことや環境の変化によって、かつてと同様の活躍が見込めなくなっているからだろう。
- この3枚は、個々の強さもさることながら、これらの呪文を使ったライブラリアウトタイプの【除去コントロール】を根絶する意味合いと、「相手のデッキを見る」ことのマナー上の問題点が多いことが強いと言われている(詳しくは《ヘル・スラッシュ》を参照)。現在では、新型コロナウイルスの流行によるリモート対戦の増加による処理の難化も一因と言われている。
あまりにも膨大なアドバンテージが得られるカード [編集]
強力なロック系の能力持ちのカード [編集]
今後の新規カードの運用の弊害になりうると判断された [編集]
- ただし以上の例はいずれも、制限が施行される直前にも活躍していた、あるいは相性のいいカードが収録されていたことも指摘されており、プレミアム殿堂した理由は他にもある可能性がある。《ヒドラ》は直前に《大邪眼バルクライ王》が登場しており、《ヴォルグ》は長期にわたり【白青黒超次元】などで活躍していた。
今後のカード販売に悪影響を及ぼす恐れがあった
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- 殿堂入りが制定された段階ではプレミアム殿堂という制度は存在せず、当初は《無双竜機ボルバルザーク》への例外的な措置であったのだろう。だが、《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》等を皮切りに、その後も少しずつ数を増やしていった。
- 殿堂入りから昇格する場合、その多くは殿堂入り後も採用率が衰えず、「運ゲー」「先に出したもの勝ち」といった評価を受けてから昇格しており、総じて殿堂入りでは効果が薄かった、ないしゲーム性の劣化を助長したカード群が名を連ねている。
その他 [編集]
- 《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》は、初の発売から1年を待たずして(338日)のプレミアム殿堂であり、それまでの「発売後1年間は殿堂入りされない」という前例までも覆している。それから長らく、1年以内にプレミアム殿堂に指定されたカードは存在しなかったが、後にまさかの発売7日前に《緊急プレミアム殿堂》が、その名の通りプレミアム殿堂した。
- マイナス7日という日数は、デュエルマスターズ内ではもちろんのこと、あらゆるカードゲームを見ても使用禁止指定までの期間としては最速記録。それまでのMTGの最速記録0日を大幅更新している。
- このカードはジョークカードの面も強く、その意味では《サファイア》を上回るものはいないと思われていたが、後に《ヨミジ 丁-二式》が194日とプレミアム殿堂の最速記録を更新してしまった。
- その後「発売1年以内に殿堂入り」となるケースはしばしば発生しているが、「発売1年以内にプレミアム殿堂入り」というケースは上記に《マリゴルドIII》(284日)を加えた4例のみである。
- 基本的に、殿堂入りを経てプレミアム殿堂になるのが基本であるが、直接プレミアム殿堂となったカードも一部存在する。
- 《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
- 《フューチャー・スラッシュ》
- 《アクア・パトロール》
- 《超次元バイス・ホール》
- 《天雷王機ジョバンニX世》
- 《ベイB ジャック》
- 《緊急プレミアム殿堂》
- 《マリゴルドIII》
- 《ヨミジ 丁-二式》
- 《ヘブンズ・フォース》
- 《レアリティ・レジスタンス》
- 《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
- 《凶星王ダーク・ヒドラ》
- 《炎槍と水剣の裁》
- 《サイバー・ブレイン》
- 《エンペラー・キリコ》
- 《次元流の豪力》
- 《超次元バイス・ホール》
- 《アクアン》
- 《ミラクルとミステリーの扉》
- 《邪神M・ロマノフ》
- プレミアム殿堂入りから格下げまでの期間は、最短でも《次元流の豪力》の2115日(=約5年10か月)を要しており、(殿堂入り指定につながった理由にもよるが)プレミアム殿堂カードがいかにインフレを先取りしたカードであったかが窺える。
- 殿堂入りの場合と同じく、「プレミアム殿堂にするなら最初から作らないで欲しい」という意見も多く聞かれる。しかし、メーカーとしては拡張パックの売り上げのために少しずつ新しく出るカードの性能を上げていかなければならず、それが結果としてパワーカードの出現やインフレにつながり、プレミアム殿堂カードを生むことになっている。また、後に出たカードとの相性やカードプールの増加によって突然強化されてしまうこともある。どの道、プレミアム殿堂カードはこれからも少しずつ増えていくだろう。とは言え、プレミアム殿堂には環境を切り替え、ゲーム性の変化をもたらす作用もある。単なる規制ととらえず好意的に解釈するのがよいだろう。
- Deadmanは、殿堂入り・プレミアム殿堂を指定し過ぎないこと、登場から日が浅かったり大会で十分使う機会を得ていなかったりとしっかりそれで遊んだとは言えないカードはなるべく殿堂カード化しないことを開発陣が心掛けていることを、2021年12月にデュエチューブ出演者のYouTubeチャンネルに公開されたDeadman本人への取材で明かしている。また、低年齢層向けカードゲームであり低年齢層に対して難しいことは抜きにしたいという意図から、殿堂カード化の具体的な理由を解説することはないとしている。参考
当然だが、TCG版で強すぎた、あるいはゲーム性に問題を与えたカードたちがプレミアム殿堂であるため、その要因が分析され問題点を解消して実装される。
以下の考察では、裏面が赤いカードしかなかった時期の《ガルベリアス・ドラゴン》、《邪神M・ロマノフ》を元ネタにした《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》といったTCG版の環境にはなかったものは扱わない。
- 《アクアン》(実装時点ではプレミアム殿堂、現在は殿堂入り)
- TCG版で無規制の《セブ・コアクマン》と同等の性能。
- 《無双竜機ボルバルザーク》
- エクストラターンの要素は残しつつ[3]、特殊敗北で起こる「対戦相手に勝たせられる」というつまらなさを排除した。
- 《凶星王ダーク・ヒドラ》(元プレミアム殿堂)
- 同じクリーチャーを回収を禁止し、TCG版での強みであった使い回し戦術を排除した。
- 《炎槍と水剣の裁》(元プレミアム殿堂)
- 引ける枚数に上限を設けた。
- 《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》(元プレミアム殿堂)
- 《インフェルノ・ゲート》と同時実装しなかった。
- 《ロスト・チャージャー》
- 相手の山札に干渉できなくした。自分の山札も確認することは出来ず、質の高い墓地肥やしという範囲に留まる。
- 《インフェルノ・ゲート》
- コストを《魔龍バベルギヌス》と同じにした。
- 《聖鎧亜キング・アルカディアス》
- 着地置換効果は各ターン1回までになり、十分なマナや手札があれば単色クリーチャーを展開することが可能。
- 《ソウル・アドバンテージ》
- 大量ハンデスができるのは墓地から唱えられた場合のみ。
- 《奇跡の精霊ミルザム》
- 1つのシールドに最大5枚カードを足すのではなく、5枚シールド追加(上限は超えない)という形式に変更し、暴発を難しくした。
自身が離れるとシールド5つがランダムに選ばれS・トリガーを使えない条件で手札に加えられ、シールド追加の防御性能にもリスクを与えた。
- 《蒼狼の始祖アマテラス》
- 探索によってTCG版と同じデッキ構築論が通用しなくなった。
- 《エンペラー・キリコ》(元プレミアム殿堂、実装は降格の直後)
- 各ターン1回の制限を設け、ソリティアを不可能にした。コストを1上げて着地を遅くした。
- 《アクア・メルゲ》
- 各ターン1回の制限を設け、ソリティアを不可能にした。
- 《次元流の豪力》(元プレミアム殿堂)
- 《勝利のリュウセイ・カイザー》のコストが上がったため呼び出せない。
- 《ヴォルグ・サンダー》
- 山札削りが自分のみ対象になり、山札破壊には使えない。
- 《母なる大地》
- コストが大きく上がり、手打ちの手軽さを無くした。
- 《超次元バイス・ホール》(元プレミアム殿堂)
- 呪文ハンデスはできるが、ピーピングができないようにした。
参考 [編集]